アジサイの傍で
アジサイを撮るつもりが、ついつい眼を奪われてしまって・・・・失礼
閲覧・管理
IDimager は、米国の IDimager Systems が開発した PC 専用の写真データベースソフトである。同社は2013年1月、それまでの経験をもとにゼロから作り直した後継の Photo Supreme を発表し、Mac 版を加えて価格を引き下げた。Photo Supreme は写真・動画の管理に特化したデジタルアセット管理(DAM)ソフトとしていまも開発が続いており、提供元は Lightroom などの編集ソフトのカタログとは目的が違うと主張している。
投稿写真 2枚
Software Profile
提供元の資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、このソフトウェアの系譜と評判をまとめました。
IDimager Systems, Inc. は米カリフォルニア州スコッツバレーの会社で、2013年1月のプレスリリースでは、2003年からデジタル写真ソフトを開発してきたと説明されている。同社はこのプレスリリース(1月8日付)で新製品 Photo Supreme を発表し、約10年のデジタルアセット管理の経験をもとにゼロから作り直した製品だとした。1プレス Photography Blog(IDimager Systems のプレスリリースの掲載)Photo Supreme
Macwelt は Photo Supreme 1.7 のテストで、Photo Supreme を写真データベースソフト IDimager の後継と位置付けている。IDimager は PC 専用で、Mac 版が用意されたのは Photo Supreme が初めてだった。2レビュー MacweltTest Fotos verwalten mit Photo Supreme 1.7旧 IDimager そのものの初版や販売を終えた時期ははっきりせず、旧名の終了が公式に告知されたかどうかも分かっていない。
IDimager の系譜をいま引き継いでいるのは Photo Supreme である。2026年10月21日付の公式ページには Photo Supreme 2026(版番号 2026.4.3.9718)が載っており、開発は続いている。3公式 IDimager SystemsWhat's New in Photo Supreme 2026公式サイトはいまも「IDimager Systems - USA」の名で運営され、ドメインも idimager.com のままで、現行版は Windows・macOS・Linux に対応する。サイトに載る利用者の声には、Photo Supreme と「その前身」を20年以上使っているというものもある。4公式 IDimager SystemsPhoto Supreme(IDimager Systems 公式トップ)
2013年の発売時の Photo Supreme は、キーワードと入れ子の分類、RAW と JPEG の組み合わせを含む画像バージョンの管理、フォルダの外部変更の検証などを備え、Exif・IPTC・XMP に対応した。iPhoto・Aperture・Lightroom・iMatch などのライブラリを変換して取り込むこともできた。1プレス Photography Blog(IDimager Systems のプレスリリースの掲載)Photo SupremePhoto Supreme 1.7 は色・階調・トーンカーブの調整、補正ブラシ、スポット修復と、70以上の操作をまとめるバッチ処理を備えていたが、ノイズ除去とレンズ収差の補正はなかった。2レビュー MacweltTest Fotos verwalten mit Photo Supreme 1.7
現行版は、スタックとバージョンセットを一致ルールで自動作成でき、顔の検出と認識を端末内で行う。OpenAI・Gemini・Ollama による画像説明とキーワード付けも使える。6公式 IDimager SystemsFeatures overview(Photo Supreme の機能概要)
提供元の IDimager Systems は、写真を扱うソフトを写真ブラウザ・編集ソフト・DAM の三つに分け、Lightroom Classic や ACDSee を、カタログが主に画像編集のためにある「編集ソフトのカタログ」の側に置く。DAM は長期の保管と検索のためにあるとし、Photo Supreme をその側に位置付けるが、これは提供元自身の主張である。7公式 IDimager SystemsWhy a Photo Browser Is Not a Digital Asset Manager同社が打ち出すのは、写真を移動したり書き換えたりせずに整理する非破壊の管理と、XMP・IPTC といったメタデータの標準形式への対応である。4公式 IDimager SystemsPhoto Supreme(IDimager Systems 公式トップ)
この違いは、公式の移行案内に表れている。Photo Supreme には Lightroom にない最上位の「カテゴリ」があり、Lightroom の最上位キーワードをどれかのカテゴリに割り当てて取り込む。Lightroom の現像設定は移らずに Lightroom に残り、コレクションとスマートコレクションも作り直しになる。8公式 IDimager SystemsLightroom to Photo Supreme(Lightroom からの移行手順)ACDSee は独自の「ACDSee Metadata」を XMP の独自領域に持ち、他のソフトと互換がないため大半は引き継げない。変換スクリプトで回収できるのは、評価・色ラベル・キャプション・作者・メモ・キーワードの6種である。9公式 IDimager SystemsACDSee to Photo Supreme(ACDSee からの移行手順)
専門媒体のレビューは、Photo Supreme 1.7 でも Photo Supreme 5 でも、大量の画像の管理では Lightroom と並ぶ一方、編集では及ばないという見方で共通する。10レビュー NeocameraIDimager Photo Supreme 5 Review
2013年のプレスリリースは、作り直しの狙いを、操作の複雑さを裏に回す利用者本位の設計と説明した。製品マネージャーのハート・ファン・ツヴィーテリング氏は「本当に変えるには、時に完全に作り直す必要がある」と述べている。1プレス Photography Blog(IDimager Systems のプレスリリースの掲載)Photo SupremeMacwelt は、IDimager と比べて画面が新しく使いやすくなり、価格が大きく下がったことから、メーカーが家庭の利用者により強く訴えようとしていると見た。2レビュー MacweltTest Fotos verwalten mit Photo Supreme 1.7
海外の専門媒体のレビューは、Photo Supreme の整理(カタログ化)の機能を評価する点で共通する。短所として繰り返し挙がったのは動作の遅さで、1.7 のテストでは取り込みと操作の鈍さが指摘され、5万枚を超える iPhoto カタログの取り込みに数時間かかった。2レビュー MacweltTest Fotos verwalten mit Photo Supreme 1.72021年の Photo Supreme 5 のレビューは、先代で遅かった動作が大きく改善されたとしつつ、画像処理の遅さを短所に挙げている。10レビュー NeocameraIDimager Photo Supreme 5 Review
内容の確認日: 2026年10月22日