キヤノン EOS 90D 作例

一眼レフ

2019年9月20日発売

EOS 90Dの仕様

EOS 90Dは、光学ファインダーでの高速連写と、撮像面AFによるライブビューを使い分けられるAPS-C一眼レフである。2019年にEOS 80Dの後継として登場し、操作部は80Dからの買い替えと上位機からの移行の双方を考慮した。最高約10コマ/秒のファインダー撮影を備えつつ、ライブビューでは瞳AFにも対応し、二つの撮影方法を一台に組み合わせた。

シリーズ
EOS xxD
位置付け
APS-Cの中級機(ハイアマチュア向け)
先代
EOS 80D
ライバル
EOS 7D Mark II D7500 D500

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投稿写真 281枚

Camera Profile

EOS 90Dについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

キヤノンは2019年8月28日、ミラーレスのEOS M6 Mark IIと同時にEOS 90Dを発表した。当初の予定は9月中旬発売で、ボディの想定価格は税別15万円前後だった。APS-C機の新製品として、ミラーレスと一眼レフを同じ日に披露したのである。1プレス デジカメWatchキヤノン、10コマ/秒連写のAPS-C一眼レフ「EOS 90D」

発売日は一度9月12日とされたが、台風15号の影響で倉庫の貨物用エレベーターが使えなくなるなどの問題が生じ、延期された。電気設備の復旧を待ち、9月20日発売と改めて決まった。2プレス デジカメWatchキヤノン、台風15号の影響でEOS 90Dの発売時期を延期3プレス デジカメWatchキヤノン、「EOS 90D」を9月20日に発売

ラインナップ上の位置付け

本機はEOS 80Dを継ぐ、ハイアマチュア向けの中級機である。操作性、連写性能、コストのバランスを取る位置に置かれ、バリアングル式液晶を備える。外観は80Dとの共通性を保つ一方、上位機を使ってきた利用者にも配慮した操作部の変更が加わった。1プレス デジカメWatchキヤノン、10コマ/秒連写のAPS-C一眼レフ「EOS 90D」

背面に設けた二つのマルチコントローラーは、その移行を考えた構成である。キヤノンは、上位機からの乗り換えと80Dからの買い替えのどちらでも違和感なく使えるようにしたと説明した。80Dの後継でありながら、操作方法の面ではそれより広い利用者を想定している。1プレス デジカメWatchキヤノン、10コマ/秒連写のAPS-C一眼レフ「EOS 90D」

先代からの進化

有効約3,250万画素のAPS-C CMOSセンサーとDIGIC 8を搭載した。静止画の常用感度はISO100〜25600で、拡張はISO51200相当である。動画の常用範囲はISO100〜12800、拡張はISO25600相当となり、静止画と動画では感度範囲が異なる。4公式 キヤノンEOS 90D - キヤノンカメラミュージアム5公式 キヤノンEOS 90D 主な仕様(カメラミュージアム掲載PDF)

操作部では、ジョイスティック状のマルチコントローラー1を新設した。従来型のホイール式はマルチコントローラー2として残している。バリアングル式液晶を持つ一眼レフにジョイスティック型を搭載したのは初めてで、画面を動かして撮る構成と、上位機に近い操作部を併せ持つようになった。1プレス デジカメWatchキヤノン、10コマ/秒連写のAPS-C一眼レフ「EOS 90D」

ファインダー撮影には、2桁シリーズとして初めてEOS iTR AFを搭載した。約22万画素の測光センサーを用い、ゾーンAF、ラージゾーンAF、自動選択AFで機能する。顔を検知して追尾するこの機能に対し、ライブビューでは瞳AFに対応しており、撮影方法によって利用するAFの仕組みと機能が異なる。4公式 キヤノンEOS 90D - キヤノンカメラミュージアム1プレス デジカメWatchキヤノン、10コマ/秒連写のAPS-C一眼レフ「EOS 90D」

連写はファインダー使用時が最高約10コマ/秒、ライブビュー時が最高約11コマ/秒である。ただし、ライブビューのサーボAF設定時などには速度が低下する。動画ではクロップなしの4K/30pと、フルHD/120pのハイフレームレート撮影にも対応した。5公式 キヤノンEOS 90D 主な仕様(カメラミュージアム掲載PDF)1プレス デジカメWatchキヤノン、10コマ/秒連写のAPS-C一眼レフ「EOS 90D」

ライバル機種との比較

EOS 7D Mark IIとは、ファインダー撮影時の最高約10コマ/秒が共通する。一方、90DのAFは45点オールクロスで、7D Mark IIの65点より少ない。ASCII.jpが示すJPEGラージの連続撮影可能枚数は90Dが約58枚、7D Mark IIが約130枚であり、記録媒体も90DはSDのみのシングルスロット、7D Mark IIはCFとSDのデュアルスロットである。連写速度の最大値が同じでも、測距点数や連続撮影枚数、記録構成には違いがあった。6レビュー ASCII.jp「APS-Cの完成形」キヤノン・EOS 90DでSUPER GTを撮る

開発の背景

キヤノンは、オールクロス45点AFと最高約10コマ/秒の連写を、視野率約100%の光学ファインダーによる撮影体験の強みとして訴求した。ライブビューを強化しつつ、ファインダーをのぞいて撮る一眼レフとしての機能にも力点を置いている。4公式 キヤノンEOS 90D - キヤノンカメラミュージアム

シャッターボタンには、半押しと全押しで圧力が変わるタイプを採用した。同社の説明では、連続撮影時に指の動きを最小限にし、疲れにくくするための変更だった。コントローラーの追加だけでなく、繰り返しシャッターを切る際の操作も検討の対象となっている。1プレス デジカメWatchキヤノン、10コマ/秒連写のAPS-C一眼レフ「EOS 90D」

流し撮りアシスト機能は、対応レンズと組み合わせたときに、被写体の速度とカメラを振る速度を自動で計算、補正する仕組みである。ライブビューだけでなくファインダー撮影にも対応し、流し撮りでの被写体ブレを抑えることを狙った。1プレス デジカメWatchキヤノン、10コマ/秒連写のAPS-C一眼レフ「EOS 90D」

利用者の評判

デジカメWatchの実写レビューと価格.comの利用者レビューには、光学ファインダーとデュアルピクセルCMOS AFによるライブビューを使い分けられる点を評価する声が共通している。被写体に応じて二つの撮影方法を選べることが、この機種の評価の一つとなった。7レビュー デジカメWatch新製品レビュー Canon EOS 90D(実写編)

2026年10月5日の確認時点で、価格.comの集計は61件、満足度4.35だった。バッテリー4.73、ホールド感4.57、画質4.50に対し、機能性4.10と携帯性4.13はカテゴリ平均を下回る。特に電池の持ちは、専門媒体と利用者レビューの双方で評価されている。8レビュー 価格.comEOS 90D ボディ 満足度・レビュー

評判の出典

6件

内容の確認日: 2026年10月5日

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