カシオ EX-Z300 作例

2008年8月29日発売

EXILIM ZOOM EX-Z300は、2008年8月29日に発売された、顔の肌や夜景・逆光の仕上がりを自動で整えるコンパクトカメラである。EX-Z200の撮像素子と28mm始まりの4倍ズームを保ち、新しいエンジンとメイクアップ専用ボタンを加えた。処理の強さやボディ色にまで事前調査と企画意図を反映し、細かく写すだけでなく、撮られる人の好みと失敗しやすい場面へ処理を合わせようとした機種だった。

シリーズ
EXILIM ZOOM
位置付け
メイクアップ処理を備える広角薄型コンパクト
先代
EX-Z200

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投稿写真 508枚

Camera Profile

EX-Z300について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2008年8月20日に国内発表され、8月29日にシルバー、ブラック、ピンクゴールドが発売された。発表時の店頭予想は4万円前後で、11月12日のレビューでは実勢2万5000円前後と報じられている。二つの価格は時点が異なる。1プレス デジカメ Watchメイクアップ機能搭載の28mmモデルEX-Z3002レビュー デジカメ Watch新製品レビュー EXILIM ZOOM EX-Z300

EX-Z200の後継であり、姉妹機EX-Z250を同時に展開した。春発売のEX-Z100もラインナップに残し、一つの新型へすべてを置き換える販売構成ではなかった。1プレス デジカメ Watchメイクアップ機能搭載の28mmモデルEX-Z300

ラインナップ上の位置付け

商品企画の今村圭一は、標準的な必須機能をそろえつつ、やや上位の価格帯で3型液晶などの高級感を持たせたモデルと説明した。新しい画像処理だけを独立した売りにせず、普段使うカメラとしての基本機能も備える方針である。3インタビュー マイナビニュースEX-Z300 開発者インタビュー エンジン3.0

有効1010万画素の1/2.3型CCD、35mm判換算28~112mm・F2.6~5.8の光学4倍ズーム、CCDシフト式手ぶれ補正はZ200から継承した。本体は96.9×57.6×23mm、最薄部21.1mm、電池と付属品を除いて131gである。撮像系の数字を大きく変えるより、処理と操作へ改良を集中した構成だった。1プレス デジカメ Watchメイクアップ機能搭載の28mmモデルEX-Z3004公式 カシオEX-Z300 取扱説明書

先代からの進化

EXILIMエンジン3.0は高速画像処理CPUを備え、顔を整えるメイクアップと、夜景・逆光への処理を加えた。液晶は2.7型から3型へ広げ、約23万というドット数は維持した。5インタビュー デジカメ Watchカシオ、EX-Z300のメイクアップ機能を解説1プレス デジカメ Watchメイクアップ機能搭載の28mmモデルEX-Z300

上面には専用のメイクアップボタンを設け、顔認識と肌の補正を撮影前に液晶で確認できるようにした。補正の強さは0の「なし」から12まで選び、出荷時の標準は6である。一方、この機能の使用中は連写とトリプルセルフタイマーを使えない。効果を選ぶ操作と、併用できる撮影方法が定められていた。1プレス デジカメ Watchメイクアップ機能搭載の28mmモデルEX-Z3004公式 カシオEX-Z300 取扱説明書

動画は1280×720・24fpsのHD記録に対応し、640×480では30fpsも選べる。H.264動画用の専用ムービーボタンは引き継いだが、動画中の光学ズーム操作とHDMI出力は備えない。静止画の処理とともに動画も拡充したが、撮影中の操作には制約があった。2レビュー デジカメ Watch新製品レビュー EXILIM ZOOM EX-Z300

マルチモーションは連写から動く被写体を抜き出し、背景へ重ねる機能で、記録は2048×1536の3メガピクセルに限られる。また広角端のマクロ最短距離は10cmへ短縮され、通常撮影の最短40cmとは異なる近接撮影が可能となった。4公式 カシオEX-Z300 取扱説明書1プレス デジカメ Watchメイクアップ機能搭載の28mmモデルEX-Z300

開発の背景

開発者が中心コンセプトとして挙げたのは、利用者にモード選択を求めず、購入時の設定のままでも夜景や逆光で失敗しにくく撮れることだった。新エンジンは、撮影者が設定を選び直す代わりに、カメラが場面へ処理を合わせるための基盤である。3インタビュー マイナビニュースEX-Z300 開発者インタビュー エンジン3.0

メイクアップでは肌の色と輝度を参照し、低コントラストの肌表面を均しながら、目やまつ毛など強い輪郭は残す。画面全体を一様にぼかす方向ではなく、肌と顔の重要な部分を分けて処理する仕組みとして説明された。6インタビュー マイナビニュースEX-Z300 開発者インタビュー 美しい肌

企画側は、加工したことを強く見せる方向と、スタジオで撮ったように見せる方向を比較し、控えめな後者を選んだという。ピンクゴールドの色も、同じく上品さを意図して決めた。効果の段階と標準値は、国内外で好みと拒否感を調べたうえで設定しており、補正の強さそのものも開発時の判断対象だった。6インタビュー マイナビニュースEX-Z300 開発者インタビュー 美しい肌

発売直前の体験会では、男女150人への事前調査を紹介し、結婚式やパーティーで家族・友人を撮りたいという意見が多かったとメーカーが説明した。これは発売後の利用者評価ではなく、開発と紹介に使われた調査である。また撮影後にメイクアップ強度を変えられないため、異なる強さで何枚か撮る方法も勧めていた。5インタビュー デジカメ Watchカシオ、EX-Z300のメイクアップ機能を解説

夜景の自動処理では、ジャイロの信号から手持ちか三脚かを判別する。三脚なら感度を上げずにスローシンクロを使い、手持ちなら補正、感度、露光時間、暗部処理を組み合わせる。手持ちでも約1/8秒まで遅くする場合があり、手ぶれ補正と新エンジンのノイズ処理を併用する設計だった。人物の肌を整える処理とは別に、撮影条件を判断する用途にも新エンジンを使っている。7インタビュー マイナビニュースEX-Z300 開発者インタビュー 自動認識

利用者の評判

複数の専門媒体の実写は、メイクアップで肌が明るく滑らかになることを確認する一方、最高強度では細部が大きく失われることも示した。メーカーが目指した控えめな仕上がりと、強度を最大にした場合の結果は同じではなく、強くするほど常に自然になるという評価ではなかった。2レビュー デジカメ Watch新製品レビュー EXILIM ZOOM EX-Z300

3型液晶の見やすさと、メニュー・操作の速さも複数媒体が共通して評価した。2026年10月1日の調査時点では、価格.comの集計は36件、満足度4.40となっている。8レビュー ITmediaEX-Z300 レビュー 基本と付加価値9掲示板 価格.comEXILIM ZOOM EX-Z300 価格比較・評価

評判の出典

4件

内容の確認日: 2026年10月1日

EX-Z300で撮った写真の話題

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