開発者が中心コンセプトとして挙げたのは、利用者にモード選択を求めず、購入時の設定のままでも夜景や逆光で失敗しにくく撮れることだった。新エンジンは、撮影者が設定を選び直す代わりに、カメラが場面へ処理を合わせるための基盤である。3インタビュー マイナビニュースEX-Z300 開発者インタビュー エンジン3.0
メイクアップでは肌の色と輝度を参照し、低コントラストの肌表面を均しながら、目やまつ毛など強い輪郭は残す。画面全体を一様にぼかす方向ではなく、肌と顔の重要な部分を分けて処理する仕組みとして説明された。6インタビュー マイナビニュースEX-Z300 開発者インタビュー 美しい肌
企画側は、加工したことを強く見せる方向と、スタジオで撮ったように見せる方向を比較し、控えめな後者を選んだという。ピンクゴールドの色も、同じく上品さを意図して決めた。効果の段階と標準値は、国内外で好みと拒否感を調べたうえで設定しており、補正の強さそのものも開発時の判断対象だった。6インタビュー マイナビニュースEX-Z300 開発者インタビュー 美しい肌
発売直前の体験会では、男女150人への事前調査を紹介し、結婚式やパーティーで家族・友人を撮りたいという意見が多かったとメーカーが説明した。これは発売後の利用者評価ではなく、開発と紹介に使われた調査である。また撮影後にメイクアップ強度を変えられないため、異なる強さで何枚か撮る方法も勧めていた。5インタビュー デジカメ Watchカシオ、EX-Z300のメイクアップ機能を解説
夜景の自動処理では、ジャイロの信号から手持ちか三脚かを判別する。三脚なら感度を上げずにスローシンクロを使い、手持ちなら補正、感度、露光時間、暗部処理を組み合わせる。手持ちでも約1/8秒まで遅くする場合があり、手ぶれ補正と新エンジンのノイズ処理を併用する設計だった。人物の肌を整える処理とは別に、撮影条件を判断する用途にも新エンジンを使っている。7インタビュー マイナビニュースEX-Z300 開発者インタビュー 自動認識