FUJIFILM X-T4 作例

2020年4月28日発売

FUJIFILM X-T4は、X-Tシリーズで初めてボディ内手ブレ補正を搭載し、シャッター、電池、静止画と動画の切り替えも改めた上位機である。国内ではブラックが2020年4月28日に発売された。補正機構を単体で追加するのではなく、振動を抑えるシャッターや内部配置まで含め、手持ちで静止画と動画を撮るための構成を作り直した。

シリーズ
X-T
位置付け
静止画と動画を両立するAPS-C上位機
後継
X-T5

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投稿写真 113枚

Camera Profile

X-T4について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

X-T3の発売から約1年半で登場した。国内ブラックの発売日は2020年4月28日で、発売時点ではシルバーを5月に予定していた。写真家やユーザーから多く寄せられた要望に応えてIBISを搭載したと、メーカーは説明会で述べている。1レビュー デジカメ WatchFUJIFILM X-T4 新製品レビュー2プレス デジカメ WatchFUJIFILM X-T4 詳報

ラインナップ上の位置付け

2610万画素の裏面照射X-Trans CMOS 4とX-Processor 4を搭載し、中央にファインダーを置くX-Tシリーズの形を引き継いだ。撮影時の質量は約607g、本体のみでは約526gである。3公式 富士フイルム香港FUJIFILM X-T4 発売プレス資料4公式 富士フイルムFUJIFILM X-T4 Specifications

富士フイルムはDPReviewに対し、X-T4をX-T3の置き換えではなく姉妹モデルと説明した。同媒体に掲載された米国ボディ価格は1699ドルで、X-T3の当初価格より200ドル高い。補正や電池、動画操作を追加した構成を、既存機と並ぶ選択肢として示したことになる。5レビュー DPReviewFujifilm X-T4 review

先代からの進化

新しい5軸IBISの補正効果は最大6.5段とされた。CIPA基準のPitch/Yaw方向の測定値であり、レンズによって異なる。例えばXF16-80mmF4 R OIS WRでは6.0段と案内されており、最大値をすべてのレンズに当てはめることはできない。4公式 富士フイルムFUJIFILM X-T4 Specifications2プレス デジカメ WatchFUJIFILM X-T4 詳報

背面液晶は3方向チルトからバリアングルへ変更された。また従来の測光ダイヤル位置に静止画/動画の切り替えスイッチを設け、両者のメニューを独立させた。撮る内容を切り替える操作と、それぞれで使う設定を分けることで、静止画と動画を行き来する際の構成を改めている。1レビュー デジカメ WatchFUJIFILM X-T4 新製品レビュー3公式 富士フイルム香港FUJIFILM X-T4 発売プレス資料

電池はNP-W126Sから新型NP-W235へ変更した。XF35mmF1.4 Rを使うCIPA基準の撮影枚数は、ノーマルで約500枚、エコノミーで約600枚である。専用充電器は同梱せず、USB Type-Cからの給電に対応する構成になった。1レビュー デジカメ WatchFUJIFILM X-T4 新製品レビュー4公式 富士フイルムFUJIFILM X-T4 Specifications

連写はメカシャッターで15コマ/秒、電子シャッターでは1.25倍クロップ時に30コマ/秒へ対応する。電子シャッターの最高速度は、通常と同じ撮影範囲を使う条件の値ではない。4公式 富士フイルムFUJIFILM X-T4 Specifications

表現面では、低彩度・高コントラストのETERNA ブリーチバイパスを追加した。動画にはFHD240p、4K60p 10bit、電子式の補正も備える。撮影時の安定性に加え、動きの記録や仕上がりの選択にも機能を広げた。3公式 富士フイルム香港FUJIFILM X-T4 発売プレス資料

開発の背景

IBISの駆動は、X-H1で使ったコイルスプリングに代えて磁力制御を採用した。位置決めと補正を共通の3個の磁石で行う方式である。従来の補正機構を同じまま収めるのではなく、センサーを保持して動かす仕組みから変更している。2プレス デジカメ WatchFUJIFILM X-T4 詳報

シャッターには高トルクのコアレスDCモーターと衝撃吸収構造を採用した。メーカー説明では耐久回数は30万回、音はX-T3より約30%低減したという。さらに4種類のスプリングを使い、合計5カ所でシャッターユニットを支えて振動を抑えた。速い連写を可能にすることと、撮影時に生じる振動を小さくすることを合わせて進めた設計だった。2プレス デジカメ WatchFUJIFILM X-T4 詳報

公式の技術解説は、IBISを機構だけの問題として説明していない。ジャイロの検出を妨げる内部ノイズを減らすため、筐体や内部部品の配置を最初から設計する必要があるとしている。外からの揺れを検出して打ち消すには、カメラ自身が発生する振動やノイズも考慮しなければならず、補正とシャッターを含む本体全体の設計が関係する。6公式 富士フイルムTales of the X-T4: Tale 2 – IBIS

補正できる範囲は、レンズのイメージサークルにどれだけ余裕があるかにも左右される。またXYシフト補正には撮影距離の情報が必要で、変換アダプターを使用した場合には正しい情報を得られないことがあると公式は注意している。ボディ内補正であっても、その働きは装着するレンズや伝達される情報と無関係ではない。6公式 富士フイルムTales of the X-T4: Tale 2 – IBIS

動画の撮影範囲と記録時間にも条件がある。4K60pの連続記録は約20分、30p以下は約30分で、4K60pでは1.18倍のクロップとなる。電子補正も併用すると1.29倍へ狭まるため、補正を追加したときの構図も含めて撮影を組み立てる必要がある。4公式 富士フイルムFUJIFILM X-T4 Specifications5レビュー DPReviewFujifilm X-T4 review

利用者の評判

手持ち撮影での補正の実用性と、大容量バッテリーの利点は、デジカメWatchとDPReviewに共通する評価だった。補正機構、電池、切り替え操作をまとめて改めた本機では、撮像素子の仕様以外の変更も撮影時の長所として取り上げられている。5レビュー DPReviewFujifilm X-T4 review

価格.comの確認時の集計は45件で、総投稿は46件だった。満足度4.61、画質4.65、バッテリー4.30に対して携帯性は3.83である。機能の追加による使い方の広がりと、持ち歩く本体の評価を合わせて見るための参考となる。7レビュー 価格.comFUJIFILM X-T4 ボディ レビュー評価

評判の出典

3件

内容の確認日: 2026年10月5日

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