キヤノン PowerShot S5 IS 作例
コンパクト
800万画素
2007年6月29日発売
キヤノンPowerShot S5 ISは、2007年6月29日に発売された、有効約800万画素の高倍率ズームカメラである。36~432mm相当の光学12倍ズームを引き継ぎながら、2.5型バリアングル液晶、外部ストロボへの対応、動画の音声と記録機能を更新した。倍率を伸ばす代わりに、構図の取り方、照明、映像撮影を広げ、一台で対応する用途を増やした機種だった。
- シリーズ
- PowerShot S IS
- 位置付け
- 外付けストロボと動画も使える12倍ズーム機
- ライバル
- DMC-FZ18
投稿写真 377枚
Camera Profile
PowerShot S5 ISについて
発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。
ラインナップ上の位置付け
1/2.5型CCDと、35mm判換算36~432mm、F2.7~3.5の光学12倍ズームを一体化した。レンズシフト式手ぶれ補正を備え、プログラム、絞り優先、シャッター速度優先、マニュアルの各露出モードを選べる。AF枠の位置を任意に決める操作や、MF、フォーカスブラケットにも対応した。1公式 キヤノンPowerShot S5 IS 機種仕様
本体のみ約450gで、単3形電池四本を使う。大きなグリップで握り、EVFや液晶を見て構える高倍率機という位置付けだった。0.33型約11.5万画素のEVFに加え、背面液晶は横へ開いて回転し、目の高さ以外からも構図を作れる。1公式 キヤノンPowerShot S5 IS 機種仕様3レビュー ASCII.jpレビュー:PowerShot S5 IS(機能)
液晶を使ったCIPA準拠の撮影枚数の目安は、アルカリ電池で約170枚、ニッケル水素電池で約450枚である。同じ単3形でも、電池の種類によって撮り続けられる枚数には差がある。1公式 キヤノンPowerShot S5 IS 機種仕様
先代からの進化
S3 ISの有効600万画素とDIGIC IIから、800万画素とDIGIC IIIへ更新した。一方、光学12倍、36~432mm相当というレンズの基本仕様はS2 IS以来維持している。S5 ISで大きく変えたのは、ズーム倍率以外の撮影機能だった。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:キヤノンPowerShot S5 IS
バリアングル液晶は、2.0型・11.5万画素から2.5型・約20.7万画素へ大型化、精細化した。可動式という使い方を引き継ぎながら、構図や撮影画像を確認する表示を広げた。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:キヤノンPowerShot S5 IS
新設した連動接点付きアクセサリーシューには、580EX II、580EX、430EX、220EXなどのスピードライトを装着できる。対応ストロボではTTL調光と顔認識を組み合わせた調光が可能で、発光部が動く機種なら天井へ光を向けるバウンス撮影も行える。内蔵ストロボに加えて、光を当てる方向を変える選択肢ができた。4公式 キヤノンPowerShot S5 IS 概要・主な仕様3レビュー ASCII.jpレビュー:PowerShot S5 IS(機能)
動画では、ステレオマイクを本体とは独立したユニットにし、ズームなどの機械音が伝わりにくい構成へ改めた。動画中の光学ズーム、顔優先AF/AEにも対応し、静止画と動画を切り替えて撮る操作を引き継いだ。3レビュー ASCII.jpレビュー:PowerShot S5 IS(機能)4公式 キヤノンPowerShot S5 IS 概要・主な仕様
640×480・30fpsには、圧縮率を高めたLPモードを追加した。記録は一ファイル4GB、または最長60分までで、実際の長さはカード容量にも左右される。長く残すための記録モードと、動画中の音を整える改良を組み合わせた世代である。1公式 キヤノンPowerShot S5 IS 機種仕様
感度の最高値はISO800から1600へ拡大した。顔検出に加え、ぶれを警告した際にボタン一押しで感度を上げるISOブースターも搭載した。連写はISO100で通常約1.5枚/秒、AF連写とLV連写では約0.9枚/秒であり、ノイズ低減処理によって速度が変わる場合もある。3レビュー ASCII.jpレビュー:PowerShot S5 IS(機能)1公式 キヤノンPowerShot S5 IS 機種仕様
ライバル機種との比較
Cameralabsは、2008年1月のキヤノン新製品発表後も現行だったS5 ISを、パナソニックFZ18などと比較した。FZ18はより広角から長望遠までをカバーし、S5 ISの12倍ズームは倍率の最大化を目指す選択とは異なっていた。5レビュー CameralabsCanon PowerShot S5 IS
同じキヤノンのPowerShot G9も比較対象となった。G9はズーム範囲が短い一方、外部ストロボを使え、RAW記録にも対応する。S5 ISの静止画記録はJPEGで、長いズームを一体で使うことと、撮影後のRAW処理を使うことでは選ぶ機種が分かれた。5レビュー CameralabsCanon PowerShot S5 IS1公式 キヤノンPowerShot S5 IS 機種仕様
開発の背景
メーカーは、従来のレンズシフトISと、USMによる高速で静かなズームを引き継ぎながら、液晶、外部ストロボ、動画を充実させた進化として説明している。USMが駆動するのはズームであり、AFをUSMで動かすという仕様ではない。動画中にも画角を変えられる本機では、ズーム動作の静かさが映像撮影にも関わっていた。4公式 キヤノンPowerShot S5 IS 概要・主な仕様
外装には、鏡胴のラバー巻きと前枠の金属リングへのローレット加工を採用した。右手のグリップだけでなく、鏡胴側にも手掛かりを作る構成だった。3レビュー ASCII.jpレビュー:PowerShot S5 IS(機能)
撮影範囲はアクセサリーでも広げられる。別売アダプターを介し、0.75倍のワイドコンバーターで27mm相当、1.5倍のテレコンバーターで648mm相当へ拡張できた。レンズを交換する方式ではないが、外部ストロボやコンバーターを加えることで、一体型の本体を用途に合わせる仕組みを備えていた。3レビュー ASCII.jpレビュー:PowerShot S5 IS(機能)
利用者の評判
デジカメWatchとASCIIは、バリアングル液晶の大型化と、外部ストロボによって表現が広がる点を評価した。Cameralabsもこの二つを主要な改善点として取り上げており、倍率以外の撮影機能の拡充が共通する評価点だった。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:キヤノンPowerShot S5 IS
高感度ノイズは、デジカメWatchとASCIIの実写に共通する注意点だった。両媒体はISO800の作例でざらつきを指摘しているが、等倍表示と小さな出力では見え方が変わる。通常約1.5枚/秒、AF追従約0.9枚/秒という連写も、速い動体向けには物足りないという評価が共通した。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:キヤノンPowerShot S5 IS
2026年10月1日時点の価格.comは129件で、満足度は5点満点中4.77だった。ホールド感4.75、機能性とバッテリー4.73に対し、携帯性は3.82となる。後年を含む利用者集計でも、握って使う際の評価と携帯の軽さに対する評価は分かれている。6レビュー 価格.comPowerShot S5 IS レビュー評価・評判
内容の確認日: 2026年10月1日
PowerShot S5 ISで撮った写真の話題
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