京セラ CONTAX N DIGITAL 作例

2002年2月24日発売

まるでトイカメラ

まるでトイカメラ

なんだかわからないけど、今、古いカメラを再度使ってみたい気になっています。 時代遅れもいいとこなんだけど、たぶん古い機材を使いたいという気分になったのは、 今年一年で三脚をそれなりに知ったからだと思ってます。 三脚には古い新しいはあまり関係なくて、(重いけど)むしろ古い三脚ほど使いやすかったり しますから。それでモノっていうのは案外に時代を超越しているところがあるんじゃないか と感じたわけです。多分、新しい古いっていうのは、その時の流行でしかないのでは ないかなと思ったわけです。 古いデジカメ、さらに遡れば古いフィルムカメラ。そういうものはもう、誰しも遠い記憶の 彼方に追いやられてしまっていると思うのですが、実際に再び取り出して使ってみると、 これが不思議に新たな発見があるんですね。 ようするに手に入れた当時は、まだまだ使い切れていなかったんだということです。 それで新しい機材もいいけれど、古いものも負けずに自分には価値があるんだと思い 直しているわけです。 それから古いものを知ることは逆に未来を知ることに繋がることだと考えています。 新しいものとは、要するに現在進行系のもの。そればかり追い求めることは、移ろう永遠の 現在から抜け出すことが出来なくなって、ごく狭い範囲の時間軸に自分が閉じ込められる ことでもあります。 現時点から、遡って過去へ。その2点の時間系列ができると、未来という3点目の時間軸 にも思いがはせられるのは自然です。そういう時間系列を持った考え方が自分にも できればいいかなって考えるわけです。 また、昔は自分も使ったんだという、単なる思い出だけでは危ういところがあります。 実際、この京セラも古いイオスも、過去には十分使ってきたという自負はあったのですが、 再度取り出して見てみると、それは全くの誤りであったと考えなおしています。 以前と今とは撮影対象が変わったというところが大きいのですが、厳密に撮影しようと 思うと、それなりの改造(アクセサリー追加)をしなくてはなりませんね。 自分が昔使ったという記憶は、その時の自分の狭い範囲内の関心内だけでしかカメラを 見ていなかったのだということでしょう。 古いレンズをマウントアダプターでもって今のカメラで使うっていうのはよくある使い方です。 特にソニーフルサイズのミラーレス機が出てから爆発的に流行しているようです。 それでこのやり方が温故知新に繋がるかというと、それはないだろうと考えています。 ミラーレス機のマウントアダプター方式は極最近の流行であり、現在のデジタルシーンの ひとつに過ぎないからです。 昔のマウントアダプターは光学一眼レフでやりました。これと今のミラーレス機のそれは 違う世界のものだと私は考えています。 マウントアダプターと一口に言っても、時代の流れと共に流行があるわけですね。 ※写真は夕暮れ時のいい加減な撮影なのですが、今のカメラであれば綺麗に撮れたでしょう。 しかし改造無しの古いカメラではこんな風にしか写せない。手抜きをすれば古いカメラは 見事に拒絶してくれます。 まるでトイカメラ写風だな。(^^;

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