まるでトイカメラ
Exif情報
メーカー名 KYOCERA
機種名 CONTAX N DIGITAL
ソフトウェア Capture One 6 Windows
レンズ
焦点距離 50mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/2.8sec.
絞り値 F1.4
露出補正値 -0.6
測光モード
ISO感度 100
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 1335x2000 (1,513KB)
撮影日時 2002-01-02 21:23:34 +0900

1   kusanagi   2015/12/23 23:42

なんだかわからないけど、今、古いカメラを再度使ってみたい気になっています。
時代遅れもいいとこなんだけど、たぶん古い機材を使いたいという気分になったのは、
今年一年で三脚をそれなりに知ったからだと思ってます。
三脚には古い新しいはあまり関係なくて、(重いけど)むしろ古い三脚ほど使いやすかったり
しますから。それでモノっていうのは案外に時代を超越しているところがあるんじゃないか
と感じたわけです。多分、新しい古いっていうのは、その時の流行でしかないのでは
ないかなと思ったわけです。

古いデジカメ、さらに遡れば古いフィルムカメラ。そういうものはもう、誰しも遠い記憶の
彼方に追いやられてしまっていると思うのですが、実際に再び取り出して使ってみると、
これが不思議に新たな発見があるんですね。
ようするに手に入れた当時は、まだまだ使い切れていなかったんだということです。
それで新しい機材もいいけれど、古いものも負けずに自分には価値があるんだと思い
直しているわけです。

それから古いものを知ることは逆に未来を知ることに繋がることだと考えています。
新しいものとは、要するに現在進行系のもの。そればかり追い求めることは、移ろう永遠の
現在から抜け出すことが出来なくなって、ごく狭い範囲の時間軸に自分が閉じ込められる
ことでもあります。
現時点から、遡って過去へ。その2点の時間系列ができると、未来という3点目の時間軸
にも思いがはせられるのは自然です。そういう時間系列を持った考え方が自分にも
できればいいかなって考えるわけです。

また、昔は自分も使ったんだという、単なる思い出だけでは危ういところがあります。
実際、この京セラも古いイオスも、過去には十分使ってきたという自負はあったのですが、
再度取り出して見てみると、それは全くの誤りであったと考えなおしています。
以前と今とは撮影対象が変わったというところが大きいのですが、厳密に撮影しようと
思うと、それなりの改造(アクセサリー追加)をしなくてはなりませんね。
自分が昔使ったという記憶は、その時の自分の狭い範囲内の関心内だけでしかカメラを
見ていなかったのだということでしょう。

古いレンズをマウントアダプターでもって今のカメラで使うっていうのはよくある使い方です。
特にソニーフルサイズのミラーレス機が出てから爆発的に流行しているようです。
それでこのやり方が温故知新に繋がるかというと、それはないだろうと考えています。
ミラーレス機のマウントアダプター方式は極最近の流行であり、現在のデジタルシーンの
ひとつに過ぎないからです。

昔のマウントアダプターは光学一眼レフでやりました。これと今のミラーレス機のそれは
違う世界のものだと私は考えています。
マウントアダプターと一口に言っても、時代の流れと共に流行があるわけですね。

※写真は夕暮れ時のいい加減な撮影なのですが、今のカメラであれば綺麗に撮れたでしょう。
しかし改造無しの古いカメラではこんな風にしか写せない。手抜きをすれば古いカメラは
見事に拒絶してくれます。
まるでトイカメラ写風だな。(^^;

2   kusanagi   2015/12/24 22:51

«ミラーレスカメラは写真ではなく、もはや動画なのか?»

普通のコンデジの液晶画面や野外ライブビュー撮影ではあまり感じないのだけど、
室内で特にソニーのミラーレスカメラにデジイチのレンズなどを装着して、その液晶
画面を見ていると、それはもはや動画撮影をしていることと同じじゃないかと錯覚
することがあるのです。
ソニーの液晶は綺麗だし、画質的にも動画を連想させるのかも知れないけど、無論
カメラに動画記録こそはさせていないけど、その液晶画面を見ているだけで満足
してしまうというか、この液晶ビューの最中にレリーズを押せば静止画が撮れてしまう
わけで、なんとなく、いやなんとも頭が混乱してしまうのだ。

キヤノンのフルサイズデジイチのライブビューでも同じ感じをいだいてしまう。AF設定
じゃなくてピントはマニュアルモードにしてゆっくりとピントリングを回していると、その
感覚はまさしく動画撮影とちっとも変わらない。
もっともこれは液晶画面の見やすい室内てそうなのであって、野外ではフードを掛けて
完全に遮光をしなければこの雰囲気は味わえない。

とにかくミラーレスカメラでもデジイチライブビューであっても、夜間の室内で、かつ広角
ではない比較的長焦点レンズをマニュアルモードでピントを探っていく感覚は、ほんとに
動画撮影と瓜二つであるということ。
このことに気づいた時、ちっょとショックが脳裏に走ったのだ。
我々は知らぬ間に動画撮影の支配下にあったのだと。

広角レンズ装備だと動画映像独特のボケは味わえないし、AFを効かせれば瞬時にピント
が合ってしまうから動画の雰囲気は出ないけど、特に古いマニュアルレンズを装着した
ときは、ゆっくり回すピントリングの動きが、まるで動画撮影をしている時と同じなのだと
いうこと。

ソニーアルファミラーレスとか、イオスデジイチライブビューとかは、多くの異種レンズが
着くということで人気なのだけど、もしかして、もしかしてそれは、動画撮影の雰囲気を
味わいたいがためにやっているのかな?と彼ら、ユーザーに問いかけたくなるのです。
だとすれば、それは最早、写真じゃなく動画撮影の範疇になるのだということだ。

私は別に動画は嫌いではない。自分でも多少は撮影しているし、何しろ昔からの映画
ファンでもあるわけだし、動画はいいんだけど、それても写真という静止画とはきちんと
区別を付けたいと考えている。

とにかくコンデジでも野外撮影時には液晶画面が見づらいんだけど、それはそれでかまわ
なくて不便を忍んで使っているわけだ。あくまでもフレーミングの目安としてね。
だから本格的にカメラの背面液晶ビューを見たいとは思っていない。
夕暮れなどは液晶画面もぐっと見やすくなる。室内でもそうだ。AFを使って撮影するから
画面に魅入られることもなく、これまであまり意識することもなかったのだけど、最近は
マウントアダプターで異種レンズを着けるようになってくると、ピント合わせにライブビュー
画面を見続けるようになっている。
それで、今回改めて、このことが分かったのだ。
写真をやっているつもりが、いつの間に、自分は動画ビューを見ているのだと。
そのビューを記録しようとしてもしなくても、動画スタイルの支配下にあるというのは
事実であるということ。

もっともいまさら、動画だ静止画だという区別は古すぎるのかもしれない。
デジタル時代の今、動画と静止画の写真の厳然とした区別など無きに等しいわけだから。
しかしそれでも自分としては、あくまで写真に拘っていたと思っているし、動画の趣味の
重さも恐れているのだ。動画編集も鑑賞も、ものすごくストレスを受けるわけだから。

ミラーレスカメラで異種レンズを使うこと。それは今大変流行しているのだけど、その魅力
のひとつが動画感覚に囚われることであるとしたら、それを私は何と評価すればよいの
だろうか。私の頭は混乱したままなのだ。

3   kusanagi   2015/12/25 22:21

«やっぱりライブビュー+マニュアルレンズは面白いのだ»
写真やカメラは時代の流行と共に大きく変わる。そのきっかけはやはり技術革新だろう
と思います。
長い間、AFという自動ピントに慣れてきて、それが当たり前のこととなってしまって、
ピントは素早く瞬時に合わないと普通じゃない、ということになっている。(^^
しかしそんなものは、考えてみればAFの時代からそうなったわけで、昔はそうじゃなかった。
そういうことも、もうすっかり忘れてますね。

ライブビュー+マニュアルレンズが動画ライクであろうと、よしんば野外テレビであろうとも、
今のカメラの技術革新はそういうものであり、ならばそれを活かした撮影方法や写真を
考えればよいのである。
一晩たつと、そう思えてきたのだ。(^^;

ライブビュー+マニュアルレンズの写真を動画というか、映画のように考えると、そこでは
ひとつのテクニックが求められるように思えてきた。それは撮影に際して瞬時の下調べをし、
撮影時そのものは一種の演出効果を狙うべきであるということ。
下調べと言っても撮影のその現場で、カメラを通さずにじっくりと見て、この部分をこうこう
撮れば上手く行くだろうというカンであるわけだ。
それで頭の中で自分なりの絵を組み立てられれば、やおらカメラを構えてピントをぐりぐりと
合わせてシャッターを切れば良いだけの話。

光学ファインダーのように何も考えずに反射神経で速写をするということにはならないけれど、
これはこれで十分に面白いはずだ。
撮影に際して、ワンクッションおいてから撮影をする。それがライブビュー+マニュアルレンズ
での撮影手法のツボのように思えてきたのだ。

ライブビュー+マニュアルレンズ撮影は昨今流行しているわけだけど、誰もがやっているわけ
じゃない。ほんのごく一部のマニアのようなユーザーだけが楽しんでいると思ってます。
それ、ちっょともったいないような気がしている。
私もこれから、その新しい写真感覚を体験して見てみたいと考えています。
もっとも自分は、高級レンズや銘クラシックレンズがどうのこうのいうのとは違うので、
純粋にライブビュー+マニュアルレンズを見ておきたいだけ。(^^;

4   zzr   2015/12/26 08:29

トイカメラって興味あります。レンズだとレンズベビーとか。
人と違うのが撮れそう。
結局今回は買えなかったけどオリンパスと迷ってたレンズがありました。ニコンのPC24ミリ。
建築物を撮る時に良さそうでずっと欲しいなと思ってます。
ソフトで補正をかけると違和感が出るんですよね。
はじかれる部分ももったいないし。やり方が悪いのかな。。
あとDCレンズとかも面白そうですねー ^_^

5   kusanagi   2015/12/26 21:44

ニコンのPC24ミリ・・・
こんなのもありますから。(^^;
サムヤン T-S 24mm F3.5 ED AS UMC Lens
http://ec1.kenko-web.jp/category/1090.html
キポン集点工房 シフトアダプター
http://stkb.co.jp/info/?p=2460
https://www.youtube.com/watch?v=JJCdjvDzXwc

DCレンズっていうのはボケとかソフトにするレンズですかね。
もしかすると私が持ってる135ミリf2がそうかもしれません。
ボケもソフトも関心がない自分ですが、以前、夜のイベントで単に明るいレンズが
欲しかっただけですが、結局使えなかったです。イベント人物スナップでは
f2.8を割るとピントが浅くなりすぎて絵にならなかったんです。(^^;

まあ、じっくり撮影できる撮影会なんかでは良かったでしょうね。
画質が優れているとは思えないので植物撮影でも使えないし、だいたいマクロレンズ
ではありません。婦人科カメラマンのポートレート用のレンズでしょうか。
そもそも、ピシッと写るPCレンズが欲しいという人が買うレンズでもないような気が
しますね。(^^;

ニコンやキヤノンのシフトレンズは素晴らしいレンズですよ。使い道がなくても買って
損はないレンズです。(^^;(飽きたら高く売れるし) レンズの原理の基本が詰まって
いて、とても勉強になるレンズだと思ってますから。
建築だけでなく接写でも機能が使えるので全面ピント撮影ができるが良いです。
しかしフィールド撮影では使い道がなく、買って試して直ぐ売るというつもりでないとね。

私はカメラボディには関心があるけどレンズには関心がなくて疎いんですが、それでも
特殊な技術を使ったレンズは面白いなあって注目しています。
例えばこれ、ニコン300F4レンズ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/20150306_688994.html
PF(Phase Fresnel:位相フレネル)レンズを採用しています。キヤノンにも同様なものが
以前からありますね。
特筆すべきはその小型化です。

オリンパスは小型システム故に、大変アクティブな撮影行ができると思ってます。
いままで行けなかったところまでカメラを持って足を伸ばせる。そのメリットは大きい
と思いますよ。

カメラやレンズの小型化。これは想像以上に、ユーザーの写真の行方を左右すると
思ってます。
例えばニコンの今度の24-70はあまりにも大きすぎます。画質は以前より良いのですが、
その重さ大きさの為に失う部分が大きすぎます。
同じようにシグマのアートレンズも大きく重すぎる。大きく重すぎる機材はユーザーの
足を引っ張り、思い切った新鮮な撮影を大きく阻害すると考えています。

画質は素晴らしいけれど詰まらない写真を量産したければ大きく重い機材にすればよい。
いや、画質などはそこそこで良いからハッとするような記憶に残る写真を撮りたければ、
カメラも機材も小型の中程度の機材でいいんです。
プロの人は別ですけど、時間のないアマチュアは、手軽さが一番。大きく重く高価過ぎる
機材のことは、もう一度よく考えなければならない問題ですね。

6   zzr   2015/12/28 07:56

kusanagiさん、おはようございます。
サムヤンなんてあるんですね。情報ありがとうございます。
でもどうせ買うなら純正を狙いたいです。高いけど ^_^;

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