登場した時代
F-501が発売された1986年当時、35mm一眼レフの販売は伸びていなかった。ストロボ、AF、自動巻き上げ・巻き戻しを備えたレンズシャッター式のコンパクトカメラが、手軽に美しい写真を撮れるようになっていた。各社は一眼レフの人気を取り戻す策を探しており、その柱が自動巻き上げ・巻き戻しの内蔵とAFだった。F-501と前年に出た姉妹機F-301は、この流れから生まれた。1公式 ニコンNikon Family Cousins, Part 15 - "Nikon F-501" and "Nikon F-301" (Camera Chronicle)
一方で、一眼レフにAFが必要かどうかは、当時の関係者の間で真剣に議論されていた。ファインダーでピントを肉眼で確かめられる一眼レフでは、AFの出来が一目で分かってしまう。MFに慣れた人は不自由もしていない。そのため「不完全なAFなら、ない方がよい」という見方もあった。1公式 ニコンNikon Family Cousins, Part 15 - "Nikon F-501" and "Nikon F-301" (Camera Chronicle) 欧州では、1986年2月3日にアムステルダムで報道関係者向けに発表された。2レビュー collection-appareils.frNikon F-501 - Collection d'appareils photo anciens (Sylvain Halgand)