ソニー DSC-F828 作例

コンパクト

810万画素

2003年12月19日発売

DSC-F828の仕様

サイバーショットDSC-F828は、低価格のデジタル一眼レフと価格帯が重なる時代に、明るい28〜200mm相当のズームと回転レンズを組み合わせたレンズ一体型の旗艦機である。ソニーはRGBにエメラルドを加えた4色CCDで色再現の改善も目指した。小ささを売りにするのではなく、大型レンズと独自の撮影姿勢、手動操作を一台にまとめた機種だった。

シリーズ
Cyber-shot F
位置付け
大型の明るいズームレンズと4色CCDを搭載したレンズ一体型旗艦
ライバル
EOS Kiss Digital

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投稿写真 154枚

Camera Profile

DSC-F828について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2003年9月16日の国内発表では、12月中旬発売予定、価格16万円と案内された。価格.comの商品情報では、発売日は12月19日と記録されている。1プレス ASCIIソニー、4色カラーフィルター採用の800万画素CCD搭載デジタルカメラ サイバーショットDSC-F828を発表2レビュー 価格.comDSC-F828 商品情報・レビュー評価

2004年1月のレビュー時点では実売12万円前後となり、EOS Kiss Digitalと価格面で競合していた。ハイエンドのレンズ一体型だけでなく、低価格になった一眼レフも比較対象へ入る状況で登場したカメラである。3レビュー ITmediaDSLRが真似できない“画作り”――サイバーショット F828(2)

ラインナップ上の位置付け

F828はDSC-F717の後継として、ハイアマチュア以上を対象とするサイバーショットの旗艦に置かれた。米国の発表でも手動操作を求める写真愛好家が想定され、F717は引き続き販売する計画だった。1プレス ASCIIソニー、4色カラーフィルター採用の800万画素CCD搭載デジタルカメラ サイバーショットDSC-F828を発表4公式 SonyEight Megapixels Just Part of the Picture With Sony’s Latest High-End Digital Camera

固定搭載するレンズはツァイスのバリオゾナーT*で、28〜200mm相当の光学7倍、開放F2〜2.8である。広角から望遠までの範囲を、明るいズームレンズ一つでカバーする構成だった。本体のみ約832g、撮影時約955gで、レンズ一体型でも小型軽量を前面に出した仕様ではない。5公式 ソニーDSC-F828 商品情報1プレス ASCIIソニー、4色カラーフィルター採用の800万画素CCD搭載デジタルカメラ サイバーショットDSC-F828を発表

先代からの進化

F717の500万画素から約810万画素へ増え、RGBにエメラルドを加えた4色のSuper HAD CCDと、専用のリアルイメージングプロセッサーを採用した。単に画素数を増やすだけでなく、色フィルターと処理系を組み合わせて変更した。5公式 ソニーDSC-F828 商品情報6レビュー DPReviewSony DSC-F828 Review

レンズの広角端はF717の38mm相当から28mm相当へ広がった。また、電動ズームから機械式のマニュアルズームリングへ変え、リングを直接動かして画角を決める方式となった。撮影範囲と、その範囲を選ぶ操作の双方が更新されている。1プレス ASCIIソニー、4色カラーフィルター採用の800万画素CCD搭載デジタルカメラ サイバーショットDSC-F828を発表6レビュー DPReviewSony DSC-F828 Review

レンズ部分は上70度、下30度の範囲で回転する。液晶を確認する姿勢とレンズの向きを分けられる構造で、カメラ全体を同じ方向へ傾ける方式とは異なる撮り方を可能にした。3レビュー ITmediaDSLRが真似できない“画作り”――サイバーショット F828(2)

EVFは先代の約18万から約23.5万画素へ増え、AFは3点から5点のマルチポイントへ進んだ。任意の位置を選ぶフレキシブルスポットAFも備える。表示の高精細化に加え、画面のどこにピントを置くかという選択も広がった。1プレス ASCIIソニー、4色カラーフィルター採用の800万画素CCD搭載デジタルカメラ サイバーショットDSC-F828を発表

記録媒体はメモリースティックに加えてCF Type I/IIとマイクロドライブに対応し、RAW記録を追加した。640×480、30コマ/秒のMPEGムービーVXファインは、メモリースティックPROを使用することが条件だった。静止画の記録形式と媒体を増やす一方、動画の設定によって使う媒体には制限がある。4公式 SonyEight Megapixels Just Part of the Picture With Sony’s Latest High-End Digital Camera5公式 ソニーDSC-F828 商品情報

暗所撮影用のホログラフィックAF、ナイトショット、ナイトフレーミングは先代から引き継いだ。高画素化とズームの変更に加え、夜間撮影向けの機能も残した構成である。7レビュー ITmediaDSLRが真似できない“画作り”――サイバーショット F828(3)

ライバル機種との比較

ITmediaは、EOS Kiss Digitalに18〜55mmキットレンズを合わせた約750gに対し、F828の方が重量級だと比較した。記載されている重量条件は同一ではないが、レンズ一体型だから一眼レフより軽いという関係ではなかった。F828はF2〜2.8の28〜200mm相当ズームを固定しており、標準ズームを装着した一眼レフとは、比較するレンズの構成も異なる。3レビュー ITmediaDSLRが真似できない“画作り”――サイバーショット F828(2)5公式 ソニーDSC-F828 商品情報

開発の背景

ソニーによると、新しい4色フィルターの開発は2002年初めに始まった。エメラルド成分を加える目的は、青、青緑、赤などの再現を改善し、人が見た色へ近づけることだった。F828ではセンサーの画素数とともに、色を取り込む方法にも新しい設計を採用したのである。4公式 SonyEight Megapixels Just Part of the Picture With Sony’s Latest High-End Digital Camera

取り込んだ4色の信号は、画像処理の段階でRGBへ変換する。したがって、4色CCDを使うことは、出力画像が4色の独立した色空間になることを意味しない。4色で得た情報を、通常のRGB画像へ処理する構成だった。4公式 SonyEight Megapixels Just Part of the Picture With Sony’s Latest High-End Digital Camera

仕上がりには二つの方向を用意した。リアルモードは忠実な色を狙い、スタンダードモードは鮮やかさとコントラストを強める。新しい色フィルターで色再現を改善しようとする一方で、撮影者がどのような見た目に仕上げるかも選べるようにしていた。1プレス ASCIIソニー、4色カラーフィルター採用の800万画素CCD搭載デジタルカメラ サイバーショットDSC-F828を発表

レンズにはT*コーティングと7枚羽根絞りを採用し、大型の光学系、回転構造、マグネシウム合金を組み合わせた。明るいズームを備えるだけでなく、それを動かす機構とボディを一体として作ったことが、F828の形を特徴付けている。1プレス ASCIIソニー、4色カラーフィルター採用の800万画素CCD搭載デジタルカメラ サイバーショットDSC-F828を発表

利用者の評判

回転レンズによって地面に近い位置から撮りやすいという点は、ITmediaの水鳥作例と、価格.comに掲載された複数の利用者投稿に共通する評価だった。レンズの向きと液晶を見る姿勢を分けられる構造が、低い位置での撮影に生かされている。7レビュー ITmediaDSLRが真似できない“画作り”――サイバーショット F828(3)

2026年10月5日に確認した価格.comの集計は18件で、満足度は4.67だった。投稿には長期所有者のレビューも含まれ、発売時から時間が経過した機種としての使用感も蓄積されている。2レビュー 価格.comDSC-F828 商品情報・レビュー評価

評判の出典

4件

内容の確認日: 2026年10月5日

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