花崗岩の海岸
Exif情報
メーカー名 SIGMA
機種名 SD1 Merrill
ソフトウェア SIGMA Photo Pro 5.5.3.0001
レンズ 15-30mm
焦点距離 18mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/125sec.
絞り値 F7.1
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 1568x2352 (3,280KB)
撮影日時 2014-01-12 15:55:43 +0900

1   kusanagi   2017/10/30 20:01

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2   kusanagi   2017/10/30 20:57

これも古い写真から。
瀬戸の小さな漁港ですが堤防に花崗岩の石が積まれています。それだけでなく海岸線一体
は花崗岩の岩場ばかりですし、砂も花崗岩の白い砂です。白砂青松と言いたいところですが、
それは昔の話で、今は松は照葉樹林に取って代わられています。
香川の大地は沖積平野を除いて全て花崗岩と花崗岩土でできていると言ってよく、山の山頂
だけが安山岩であり、河原などには安山岩と花崗岩の栗石が混じっているという具合です。
それで私も子供の頃は、石といえば花崗岩と安山岩しか知らなかったのですね。

香川では花崗岩は至るところに有用石材として使われていて、家の地盤石や石垣、階段に
石灯籠に墓石に石標や橋もです。とにかく石と言えば花崗岩であり、たまに黒かったり灰色
かったりする硬い安山岩があったりする程度なのです。
安山岩に比べれば花崗岩は柔らかく加工しやすくて、そして白くてちょっとピンクかかっていたり
薄い灰色だったりで、とても綺麗なんですね。
こんなことをいうど変ですけど、花崗岩は温かい感じの石なんですね。日中に太陽に照らされる
と保熱が高いんじゃないですかね。夕暮れになっても暖かくて良い感じなんです。
私にとっては、花崗岩は母なる石ですかね。(^^ゞ

3   zzr   2017/10/31 05:37

おはようございます。
白い石垣の堤防、きれいですね。こちらではこれが黒です。
磯の岩も白いのでしょうか。
白っぽい浜の砂はぬれると黒っぽくなりますが花崗岩の砂は白いままなんですかね。。
南方の浜の海の色はこちらと違い明るい青だった気がしますがそういう事なのでしょうか。

4   kusanagi   2017/11/1 21:12

磯の花崗岩
https://photoxp.jp/pictures/134567/gallery
ちょっと分かりにくいですね。
明るい赤茶色なんです。赤いのは花崗岩の中の鉄分が酸化するからですね。ですから砂も本当は
白砂ではなく赤っぽい黄土色です。水に濡れると灰色っぽくなりますね。
また花崗岩が風化して土になると赤っぽい赤土(花崗土)になるんです。鉄分が多ければ多いほど
赤色というか柿色って感じになります。

もちろんこういう鉄分の多い花崗岩は漬物石にすらならなくて(笑)、石材として掘られて利用される
花崗岩は鉄分の少ない良質の花崗岩です。墓石になるのはもっと黒っぽくてさらに貴重なので、
その花崗岩の山を地主として持っていると大金持ちになれます。(^^ゞ
沖縄とか南洋の砂浜はサンゴ礁(水酸化カルシウム)が砕けたやつですから、ほんとに白いですね。
そちらでは海岸の砂は黒いそうですが、こちらでも高知とかななると黒っぽい石や砂の海岸になる
んですよ。

https://photoxp.jp/pictures/180027
しかしこれを見ると庄内の浜も白くて赤っぽい砂浜ですね。八郎潟でもそうでした。砂州となって
堆積している断面が見えていたところもあるんですが、やはり白くて赤っぽかった。でもこれは花崗岩
が風化したものではないということなんでしょうかね。(?)
私はてっきり、山形にも秋田にもそこら中に花崗岩があるじゃないか、と思っていたんですが、
地質分布図では殆ど花崗岩質ではないところなので、凝灰岩か何かが風化してもこんな感じになると
いうことなのかもしれません。よく分かりませんね。
ついでに、
https://photoxp.jp/pictures/180428
これは新潟と山形の間のところで撮ったのですが、田圃(比較的新しくできた新田のようです)の色を
見ると花崗土の赤土のように思います。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1889/102/1/102_1_91/_pdf
この分布図でみてもそんな感じですから。

花崗岩の成り立ちは地下の巨大なマグマ溜まりが噴火せずにそのまま長年月(何万年百何十万年)
をかけて地下の中でゆっくりと冷えて固まった岩石です。それで花崗岩というのは本来地下深くに
存在していたはずなのですが、それが現在地上にあるということは、ゆっくりと隆起して(花崗岩は
比重が軽いので持ち上がる)、その上にあった岩石がさらに長い年月の風雨の侵食でなくなったと
いうことでしょう。
それで花崗岩の母岩があるということは、大地として安定しているということではないでしょうかね。
形成においても、侵食においても、長年月がかかっていますので、その間、大地の変動がなかった
ということなりますから。
そんな感じで、花崗岩が多い瀬戸内は地震が極めて少ない地域のような気がするんですね。
まあ、素人がこんな話をしてもしようがないんですが、東南海地震が差し迫っている現在、地震の
ことは気になるんですよ。(^^ゞ

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