キヤノン EOS 60D 作例

一眼レフ

APS-C・1,800万画素

2010年9月18日発売

EOS 60Dの仕様

EOS 60Dは、2010年9月18日に発売された、キヤノンのAPS-C中級デジタル一眼レフである。EOS 7Dの登場によって、二桁DシリーズはAPS-Cの最上位を担う役割から、本格的に写真趣味を始める人も対象にした中間の位置へ移った。EOS初のバリアングル液晶、外装の軽量化、操作系の整理は、その新しい役割を具体的な形にした変更であった。

シリーズ
EOS 二桁D
位置付け
写真趣味への入門を意識したAPS-C中級一眼レフ
先代
EOS 50D
後継
EOS 70D

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投稿写真 710枚

Camera Profile

EOS 60Dについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2010年8月26日の発表会で、キヤノンは国内のレンズ交換式カメラ市場が2010年に140万台、2011年には150万台へ拡大すると予想した。同社はEOS 5D Mark IIとEOS 7Dが好調だと説明し、60Dをミドルクラスのさらなる活性化を図る製品と位置付けた。市場の数字は発表時の見通しであり、60Dそのものの販売実績ではない。1プレス デジカメWatchキヤノン「EOS 60D」の新製品発表会

国内発売日は9月18日で、メーカー設定はオープン価格だった。50Dの後継でありながら、上には7D、下にはEOS Kiss X4があるという、新たなラインナップのなかで登場した。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー キヤノンEOS 60D

ラインナップ上の位置付け

50D発売時には7Dが存在せず、二桁DがAPS-Cの最上位を担っていた。60Dはその役割をそのまま継ぐのではなく、7DとKiss X4の間を埋める機種となった。「50Dの後継」という系譜だけでは、外装や操作の変更を捉えきれない理由がここにある。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー キヤノンEOS 60D

発表会で真栄田雅也は、対象としてハイアマチュアに加え、これから一眼レフで本格的に写真を始める層を挙げた。既に撮影経験のある人だけでなく、写真を趣味として深めていく入口も受け持たせる考え方である。撮像系には1800万画素の22.3×14.9mm CMOSを採用し、EFレンズとEF-Sレンズに対応した。1プレス デジカメWatchキヤノン「EOS 60D」の新製品発表会3公式 キヤノンEOS 60D

先代からの進化

象徴的な追加が、EOSで初めてのバリアングル液晶である。背面画面を可動式にする一方、外装は50Dのマグネシウム合金からエンジニアリングプラスチックへ変え、本体質量を730gから675gへ減らした。カメラの構え方と持ち歩く際の重さ、その両方に変更を加えている。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー キヤノンEOS 60D

操作系も50Dを踏襲するだけではなかった。AF測距点の選択に使うジョイスティックを廃し、背面の8方向コントローラーへ変更した。上面の設定ボタンは二機能兼用から単機能に整理し、撮影モードダイヤルの中央にはロックを設けた。既存の操作部を単に減らすのではなく、配置や各部の役割を組み替えた更新である。4レビュー DPReviewCanon EOS 60D Review

記録媒体はCFからSD・SDHC・SDXCへ移行した。また、撮ったRAWをカメラ内で現像する機能とアートフィルターを加え、撮影後に画像を仕上げる操作にも対応した。パソコンに移す前にカメラ内で扱える範囲を広げた点は、可動液晶と並んで、写真の表現に関わる追加である。4レビュー DPReviewCanon EOS 60D Review

一方、公称連写速度は50Dの約6.3コマ/秒から約5.3コマ/秒となり、AFマイクロアジャストメントとPCシンクロ端子も省かれた。先代のすべての仕様を上積みする構成ではなく、機能を追加する部分と整理する部分があった。5レビュー CameralabsCanon EOS 60D Verdict

動画はフルHDに対応し、録音レベル調整とウィンドカットを備える。電池は50DのBP-511Aから、5D Mark IIや7Dと共通のLP-E6に変わった。ファインダー撮影での撮影可能枚数は、常温・CIPA準拠で約1100枚とされており、動画や液晶を使う撮影の枚数とは条件を分けて読む仕様である。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー キヤノンEOS 60D

開発の背景

広告では「趣味なら、本気で。」というコピーを掲げ、渡辺謙を起用した。メーカーが説明した対象層と合わせると、写真を趣味として本格的に楽しむためのカメラという訴求が明確である。これはメーカーの販売上の意図であり、そのまま購入者の反応や販売の成功を示すものではない。1プレス デジカメWatchキヤノン「EOS 60D」の新製品発表会

バリアングル液晶についても、メーカーは構図やアングルの表現の幅を広げることを狙いとして説明した。60Dの方向性は、連写速度などの数値を高めることだけではなく、可動画面で構図を決め、撮影後はカメラ内で仕上げを選ぶという使い方を加えることにあった。7Dが上位を担う構成のなかで、写真の趣味への入口を受け持たせる企画である。1プレス デジカメWatchキヤノン「EOS 60D」の新製品発表会4レビュー DPReviewCanon EOS 60D Review

利用者の評判

発売期の複数の専門媒体では、可動液晶と撮影後のカメラ内編集を、創作の選択肢を増やす機能として評価する論点が共通している。60Dの追加機能は、撮る前のアングルだけでなく、撮った後の表現にも関わるものとして受け止められた。4レビュー DPReviewCanon EOS 60D Review

2026年10月1日の調査時点で、価格.comのボディのレビュー集計は203件、満足度4.61だった。これは発売直後だけの集計ではなく、その後の投稿も含む評価である。6レビュー 価格.comEOS 60D ボディ 価格比較・レビュー評価

評判の出典

4件

内容の確認日: 2026年10月1日

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