カシオ EX-Z1200 作例

コンパクト

1,210万画素

2007年5月21日発売

EXILIM ZOOM EX-Z1200は、2007年6月に国内で発売された1,210万画素の上位コンパクトである。EX-Z1000の後継として高画素化を進めるとともに、CCDシフト式手ブレ補正、動体解析、登録した家族を優先する顔認識を加えた。細部を記録する画素数に加え、誰にピントと明るさを合わせるかを撮影者が指定できることが特徴であった。

シリーズ
EXILIM ZOOM
位置付け
高画素と顔認識・CCDシフト式手ブレ補正を備えたZOOMシリーズの最上位機
先代
EX-Z1000
ライバル
DMC-FX100

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投稿写真 293枚

Camera Profile

EX-Z1200について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

欧州カシオの発表は2007年5月21日で、メーカーは高画素の用途として、大判プリントに加え、画像の一部分を切り出しても細部を保てることを訴求した。1プレス Digital Photography Now/カシオ欧州Casio announces the EXILIM Zoom EX-Z1200(メーカー発表全文)

日本での発表は5月30日で、シルバーを6月8日、ブラックを6月15日から順次発売すると案内した。価格はオープン、発表時の店頭予想価格は5万円前後であり、欧州の発表日と国内の色別発売日には間隔がある。2プレス デジカメWatchカシオ、CCDシフト式手ブレ補正を搭載したEXILIM ZOOM最上位機

ラインナップ上の位置付け

EXILIM ZOOMの最上位機で、EX-Z1000の後継に当たる。同年のEX-Z1050に対しても、大型液晶、顔認識、光学式手ブレ補正を組み合わせた上位モデルとして位置付けられた。3レビュー デジカメWatch新製品レビュー カシオEXILIM ZOOM EX-Z1200

有効1,210万画素の1/1.7型CCDを搭載し、最大4,000×3,000画素のJPEGを記録する。レンズは37〜111mm相当F2.8〜5.4の光学3倍ズームで、広角端のマクロは約6cmから撮れる。ボディは93.3×58.5×22.4mm、最薄部19.9mm、電池・付属品を除いて約152gであり、2.8型23万400ドットのワイド液晶を備えた。4公式 カシオEX-Z1200 取扱説明書

充電、PC接続、テレビ出力に用いるUSBクレードルが付属する。電池はNP-40で、公称約340枚は23℃、新品電池とSDカードを使い、30秒間隔の撮影、ズームの交互操作、2回に1回のフラッシュ、10枚ごとの電源切りというCIPA条件による。4公式 カシオEX-Z1200 取扱説明書

先代からの進化

EX-Z1000の有効1,010万画素から1,210万画素へ増やし、CCDシフト式手ブレ補正と顔認識を追加した。CCDシフトは同年のEX-V7に続く採用で、ZOOMシリーズでは初となる。2プレス デジカメWatchカシオ、CCDシフト式手ブレ補正を搭載したEXILIM ZOOM最上位機

EXILIMエンジン2.0の動体解析は、被写体の動きに応じて感度とシャッター速度を調整する。メーカーは、カメラの揺れを抑えるCCDシフトと組み合わせ、子供やペットなど動く被写体への対応を訴求した。これは被写体の動きを速いシャッターで抑える仕組みであり、CCDの移動が被写体ブレも直接補正するわけではない。1プレス Digital Photography Now/カシオ欧州Casio announces the EXILIM Zoom EX-Z1200(メーカー発表全文)

通常の顔認識は、中央に近い比較的大きな顔を優先する。速度優先では最大5人、人数優先では最大10人を検出し、人数優先は遠くの小さな顔も検出しやすくなる。まず画面内で顔を検出し、半押しでピントを合わせる手順である。4公式 カシオEX-Z1200 取扱説明書

「ファミリー優先」は、あらかじめ登録した特定の人物へピントと明るさを優先する機能であった。顔データは最大6枠で、優先度は白・黄・緑の有効な3段階と無効を設定する。同じ人物を違う表情や角度で重複登録することもできるが、それぞれ登録枠を使うため、6人分に無制限の顔画像を加えられる仕様ではない。4公式 カシオEX-Z1200 取扱説明書

ファミリー優先ではAFエリアが追尾に固定される。一方、通常の顔認識は追尾を選んだ場合に半押し後の顔を追う方式である。登録データとの照合を行うファミリー優先は通常認識より検出がやや遅く、顔認識と連写は併用できない。人物を優先して撮る設定と、連続撮影は使い分ける必要があった。4公式 カシオEX-Z1200 取扱説明書

露出にはP・A・S・Mを備える。ただし広角端の絞り選択はF2.8とNDフィルターを併用したF8の2値で、多段の機械絞りではない。SとMのシャッター速度は30秒〜1/2,000秒で、SはISOオート、MはISO50に固定される。この2モードでは高感度による被写体ブレ軽減は働かず、4秒より遅い場合はCCDシフト補正も停止する。4公式 カシオEX-Z1200 取扱説明書

通常連写はメモリー容量まで記録でき、高速連写は約3コマ/秒、3Mの2,048×1,536画素に固定される。露出とピントは1枚目に固定され、速度はカードや画質設定にも依存する。1,210万画素の静止画と、高速連写で得る画像のサイズは異なる。4公式 カシオEX-Z1200 取扱説明書

動画はH.264/AVCのMOV形式で最大848×480画素、全6モードが20fps、1回最長10分である。音声はモノラル、動画の手ブレ補正は電子式となる。4公式 カシオEX-Z1200 取扱説明書 撮影中の光学ズームは使えず、フォーカスはパンフォーカスであった。5プレス AV Watchカシオ、H.264動画対応のEXILIM ZOOM最上位モデル

ライバル機種との比較

同時期の1,200万画素級としてePHOTOzineが比較したパナソニックFX100は、広角端が28mm相当である。EX-Z1200の37mm相当とは画角が異なり、同じ高画素コンパクトでも広く写す範囲に違いがあった。6レビュー ePHOTOzineCasio Exilim Z1200 Review

開発の背景

カシオは顔認識についての技術回答で、沖電気のFSE Ver.3を使用すると説明した。目、眉、口などの特徴点を単一の画像から解析し、リアルタイムでその位置を追跡する方式である。顔がある場所を見つける処理を、撮影時のピントや明るさの判断に結び付けた。7インタビュー マイナビニュース/カシオ特集 顔認識機能 カシオへの質問と回答

同じ回答では、通常認識が中央に近い大きな顔を重視するのに対し、ファミリー優先は登録顔の優先順位を判断に加えると説明している。単に画面内の人数を検出するだけでなく、集団の中でも撮りたい人物を先に指定できることに踏み込んだ機能である。7インタビュー マイナビニュース/カシオ特集 顔認識機能 カシオへの質問と回答

ワイド液晶の右側には操作パネルを配置し、撮影像を覆わずにモード、顔認識、感度、ホワイトバランスなどを変更できるようにした。十字キー左右への機能割り当てと、電源を切っても設定を残すモードメモリも備え、多い機能を画面の横から呼び出す構成を採った。8レビュー ITmedia同レビュー 操作インタフェース

撮影後の調整にも対応し、JPEGのホワイトバランスや明るさなどを変えて別ファイルへ保存できた。RAWデータの現像ではなく、撮影済み画像をカメラ内で仕上げ直す機能である。4公式 カシオEX-Z1200 取扱説明書

利用者の評判

複数の専門媒体は、低感度での解像感や細部描写を評価した。一方、ISO400付近ではノイズや細部の損失を留保し、1,200万画素の利点を明るい条件で得やすいという評価で共通している。3レビュー デジカメWatch新製品レビュー カシオEXILIM ZOOM EX-Z1200

液晶の明るさや屋外での見やすさ、右側の操作パネルで撮影画像を隠さず主要設定を変えられる点も、複数媒体が肯定的に取り上げた。高画素だけでなく、画面を見ながら設定する操作が長所となっていた。3レビュー デジカメWatch新製品レビュー カシオEXILIM ZOOM EX-Z1200

2026年10月1日時点の価格.com集計31件では、満足度4.18、バッテリー4.59、機能性4.42、液晶4.23、画質4.03、ホールド感3.83であった。発売当時だけの評価ではないが、投稿の集計では電池や機能の豊富さに比較的高い点が付いている。9レビュー 価格.comEXILIM ZOOM EX-Z1200 レビュー評価・評判

評判の出典

5件

内容の確認日: 2026年10月1日

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