ニコン COOLPIX P300 作例

コンパクト

2011年2月9日発売

COOLPIX P300の仕様

ニコンCOOLPIX P300は、2011年3月18日に国内発売された、広角端F1.8のレンズを備える小型コンパクトカメラである。24~100mm相当のズームと二つのダイヤルによる手動露出を組み合わせ、P7000や高倍率機とは別の入口をPシリーズに設けた。1/2.3型センサーとJPEG記録を使い、明るい広角レンズを持ち歩いて撮ることを重視した機種だった。

シリーズ
COOLPIX P
位置付け
F1.8広角ズームと手動露出を備える小型Pシリーズ初代
後継
COOLPIX P310
ライバル
PowerShot S95 DMC-LX5

COOLPIX P300について詳しく読む

投稿写真 301枚

Camera Profile

COOLPIX P300について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2011年2月9日に発表され、3月18日に国内発売された。カラーはブラック、価格はオープンで、発売前のデジカメWatchは店頭予想を3万9800円前後とした。1公式 ニコンCOOLPIX P300 概要2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:ニコンCOOLPIX P300

同時発表のP500と合わせ、PシリーズをP7000、P300、P500の三モデルへ広げる計画だった。P300は、小型のワイドズーム機を加える役割を担った。3公式 ニコンCOOLPIX P300・COOLPIX P500を発売

ラインナップ上の位置付け

ニコンは、手動撮影へステップアップしたいコンパクトカメラの利用者も対象とした。有効1220万画素の1/2.3型裏面照射CMOSとEXPEED C2を採用し、小さなボディに露出を調整する操作を備えた。3公式 ニコンCOOLPIX P300・COOLPIX P500を発売2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:ニコンCOOLPIX P300

レンズは35mm判換算24~100mmの光学4.2倍ズームで、開放F値はF1.8~4.9となる。F1.8の明るさを使えるのは広角端で、望遠端も同じ明るさではない。レンズシフト式VRは静止画と動画の両方で使える。4公式 ニコンCOOLPIX P300 主な仕様

プログラム、シャッター速度優先、絞り優先、マニュアル露出に対応し、上面と背面の二つのダイヤルで設定を変える。絞りは電磁駆動の六枚羽根で、1/3EV刻み、14段の制御を行う。一方、静止画の記録形式はJPEGのみで、RAWには対応しない。5レビュー DPReviewNikon P300 Review4公式 ニコンCOOLPIX P300 主な仕様

通常の感度設定はISO160~3200で、オートはISO160~1600となる。感度制限オートにはISO160~400と160~800を用意した。3型約92万ドットの液晶には反射防止コートを施し、重さは電池とSDカード込み約189gだった。4公式 ニコンCOOLPIX P300 主な仕様

先代からの進化

P300は新たな系列の機種であり、P100やP7000の直接の後継ではない。同時発表のP500がP100を継ぐのに対し、P300は小型ワイドズームという別の選択肢として発表された。3公式 ニコンCOOLPIX P300・COOLPIX P500を発売

2012年の後継P310は、F1.8のズームレンズを維持しながら有効1605万画素へ増やす小幅な更新となった。P300で始めた明るい広角の小型機という構成を引き継いだ。6プレス DPReviewNikon replaces high-end Coolpix P series with P510 and P310

ライバル機種との比較

デジカメWatchはキヤノンPowerShot S95との比較で、P300の広角端24mm相当に対し、S95は28mm相当という違いを示した。一方、撮像素子はP300の1/2.3型に対してS95が1/1.7型であり、外観や手動撮影の機能が似ていても、センサーの大きさは同じではなかった。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:ニコンCOOLPIX P300

DPReviewもS95やパナソニックLX5を比較対象に置いた。P300にはRAWがなく、手動露出ができることと、撮影後にRAWを現像して仕上げることには線引きがある。明るい広角ズームを小さく持ち歩く用途と、より細かく記録形式を選ぶ用途とでは、重視する構成が異なる。5レビュー DPReviewNikon P300 Review

開発の背景

レンズの小型化には、屈折率2.0以上の高屈折率レンズ一枚を用いた。ニコンは、像面湾曲と球面収差を同時に補正し、小型・軽量化を図ったと説明している。広角端の明るさを、携行できる大きさのズームへ収めるための光学設計だった。3公式 ニコンCOOLPIX P300・COOLPIX P500を発売

裏面照射CMOSの高速読み出しは、複数画像の合成にも利用した。夜景は短い露出で連写した画像を合成し、逆光では露出の違う画像からHDR画像を作る。レンズの明るさと一枚の感度設定だけでなく、撮影と処理の組み合わせで暗所や明暗差のある場面に対応する構成である。3公式 ニコンCOOLPIX P300・COOLPIX P500を発売

HDRの効果は三段階から選べ、合成画像とともに合成しない画像も保存する。撮影前に設定するスペシャルエフェクトのほか、撮影後に元画像を残して試せるフィルター加工も備えた。撮影時の仕上げと、後から表現を変える操作を用意した。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:ニコンCOOLPIX P300

通常の連写は12Mで約8コマ/秒、最大七コマまでとなる。ピント、露出、ホワイトバランスは最初の一枚で固定し、カードや撮影状況によって速度が低下する場合もある。高速連写の120fpsと60fpsは、どちらも1280×960画素で各60枚という別の記録条件だった。7公式 ニコンCOOLPIX P300 使用説明書

動画は1920×1080・30fpsでステレオ音声を記録し、撮影中も光学ズームを使える。HS動画は120fpsが640×480、60fpsが1280×720で、音声は記録しない。高速の静止画連写とHS動画では、同じフレームレート表記でも記録する画像のサイズが異なる。4公式 ニコンCOOLPIX P300 主な仕様7公式 ニコンCOOLPIX P300 使用説明書

発売後、ニコンはTIPAアワード2011の「Best General Compact Camera」受賞を告知した。公式告知は、明るい広角レンズ、裏面照射CMOS、フルHD動画などを評価理由として挙げている。8公式 ニコンTIPAアワード2011でD7000とCOOLPIX P300が受賞

利用者の評判

デジカメWatch、DPReview、Macworldは、24mm相当の広角とF1.8の明るさが、室内や暗所で役立つ点を共通して評価した。暗い場所を広く写すレンズの使い勝手が、複数媒体に共通する長所だった。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:ニコンCOOLPIX P300

デジカメWatchとDPReviewは、二つのダイヤルによる露出変更や本体の操作感も肯定した。一方、DPReviewとMacworldは、RAWを備えないことを上級撮影者が選ぶ際の制約に挙げている。5レビュー DPReviewNikon P300 Review

2026年10月1日時点の価格.com集計は171件で、満足度は5点満点中4.72だった。画質4.55、操作性4.42、液晶4.80となっている。発売後の長期間にわたる投稿を含む利用者評価である。9レビュー 価格.comCOOLPIX P300 レビュー評価・評判

評判の出典

4件

内容の確認日: 2026年10月1日

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