オリンパス E-20 作例

コンパクト

495万画素

2001年11月23日発売

E-20の仕様

E-20は、2001年11月に発売されたオリンパスCAMEDIAシリーズの最上位機で、レンズを交換できない「レンズ一体型」のデジタル一眼レフである。先代E-10のボディと35〜140mm相当F2.0〜2.4のズームレンズをほぼそのまま受け継ぎ、撮像素子を有効495万画素のCCDに替えて、高速シャッターのための読み出し方式「IS/PSハイブリッドスキャン」を加えた。2001年前半の国内出荷でデジタルカメラが台数でも銀塩カメラを上回るなか、画素数を追う理由を「銀塩に匹敵するプリント」と説明したオリンパスが、プロとハイエンドユーザーに向けて少量生産で送り出した機種である。

シリーズ
CAMEDIA E
位置付け
CAMEDIAシリーズ最上位のレンズ一体型デジタル一眼レフ(2/3型500万画素CCD)
先代
E-10

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投稿写真 32枚

Camera Profile

E-20について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

オリンパスは2001年9月13日、CAMEDIAの新製品としてC-40ZOOM、C-2とともにE-20を発表した。E-20は500万画素CCDを載せた最上位機で、発売は11月23日、メーカー希望小売価格は税別22万円とされた。1公式 オリンパスハイブリッドスキャン方式で高速シャッターに対応した5.0メガピクセルデジタル一眼レフカメラ「CAMEDIA E-20」(ニュースリリース 2001年9月13日)

同日の発表会でオリンパスは、デジタルカメラが台数でも銀塩カメラを追い越したと説明した。2001年前半の国内出荷は、デジタルカメラの206万台に対し、銀塩カメラは一眼レフ、レンズ交換式、コンパクトを合わせて153万台だった。社長は、デジタルカメラ事業の当期予想を連結1,400億円、全社売上の27%と示した。2プレス ASCII.jp「銀塩プリントに匹敵する画質を追及する」――オリンパス、新製品発表会

そのうえでDI事業部長は、画素数にこだわる理由を「銀塩に匹敵するプリントを実現するため」と述べ、同社の調査ではデジタルカメラユーザーの8割がプリントを大切と考えていると説明した。発表会を報じたASCIIの記者は、売り場の客層が若い男性会社員から初老の男性や主婦、高校生へ広がり、新しい層は画素数よりも使いやすさや価格で選ぶとしたうえで、オリンパスは画素数と画質を優先する製品にこだわり続けると書いた。E-20は、この路線の最上位に置かれた製品だった。2プレス ASCII.jp「銀塩プリントに匹敵する画質を追及する」――オリンパス、新製品発表会

月産台数の計画は、C-40ZOOMの8万台、C-2の6万台に対し、E-20は1万台だった。E-20は、ハイエンドユーザー向けの少量生産品として位置付けられていた。3プレス ASCII.jpオリンパス、500万画素CCDを搭載する『CAMEDIA E-20』など3機種を発表

ラインナップ上の位置付け

メーカーはE-20を、2000年10月に発売したCAMEDIAのフラッグシップE-10の上位機種とし、シリーズの最上位機と位置付けた。E-10は価格を改めたうえで、E-20の発売後も併売される予定だった。3プレス ASCII.jpオリンパス、500万画素CCDを搭載する『CAMEDIA E-20』など3機種を発表 想定ユーザーとしてリリースが挙げたのは、プロカメラマンと、銀塩カメラ・デジタルカメラに精通したハイエンドユーザーである。1公式 オリンパスハイブリッドスキャン方式で高速シャッターに対応した5.0メガピクセルデジタル一眼レフカメラ「CAMEDIA E-20」(ニュースリリース 2001年9月13日)

E-20はレンズを交換できないが、オリンパスはリリースで「デジタル一眼レフカメラ」と呼び、製品史でも「レンズ一体型 デジタル一眼レフ」の一機種に数えている。4公式 オリンパスレンズ一体型 デジタル一眼レフ:CAMEDIA(キャメディア)E-20(オリンパス製品の歴史) ASCIIのレビューは、ニコンD1やキヤノンEOS D30などのレンズ交換式ハイエンド機を除けば、ピント合わせのできる光学ファインダーを持つ機種はE-20くらいしかないと書いた。5レビュー ASCII.jpCAMEDIA E-20

先代からの進化

E-10からの変更の中心は撮像素子である。2/3型原色CCDの有効画素数は、E-10の390万画素(総画素400万)から495万画素(総画素524万)に増えた。一方で、128.5×161×103.5mmのボディ寸法、35〜140mm相当F2.0〜2.4の4倍ズームレンズ(11群14枚)、アルミダイキャストのボディはE-10から引き継いだ。6公式 オリンパス仕様:ハイブリッドスキャン方式で高速シャッターに対応した5.0メガピクセルデジタル一眼レフカメラ「CAMEDIA E-20」 外観の違いは、ペンタプリズム部のロゴと機種名が白から金色に変わった程度である。5レビュー ASCII.jpCAMEDIA E-20

新たに加わったのが、CCDの読み出し方式を切り替える「IS/PSハイブリッドスキャン」である。従来のインターレーススキャン(IS)に加えてプログレッシブスキャン(PS)を選べるようにしたもので、オリンパスは世界初とうたった。ISではシャッター速度の最短が1/640秒にとどまるが、PSでは画素を間引いて約250万画素相当で記録する代わりに、高速シャッターが使える。メーカーのリリースでは、PSの最高速は1/4000秒、シャッター優先とマニュアル露出では1/18000秒である。1公式 オリンパスハイブリッドスキャン方式で高速シャッターに対応した5.0メガピクセルデジタル一眼レフカメラ「CAMEDIA E-20」(ニュースリリース 2001年9月13日) ただし条件の書き分けは資料によって異なり、ASCIIはPSの最短を1/18000秒としている。5レビュー ASCII.jpCAMEDIA E-20

ほかに、長時間露光のノイズリダクションが加わり、1分〜24時間の間隔で撮るインターバル撮影も備える。別売のリチウムポリマー電池セットB-32LPS(58,000円)を使うと約1,200枚を撮影でき、メーカーはこれを従来の約2倍とした。この電池はE-10にも装着でき、E-10用のオプションはE-20でも使える。1公式 オリンパスハイブリッドスキャン方式で高速シャッターに対応した5.0メガピクセルデジタル一眼レフカメラ「CAMEDIA E-20」(ニュースリリース 2001年9月13日)

基本操作や機能はE-10とほぼ同じで、ASCIIのレビューは記録の遅さもE-10から引き継いだと指摘した。同レビューでは、2560×1920の高画質記録で1枚の書き込みに約15秒かかり、約4枚で連写が止まった。5レビュー ASCII.jpCAMEDIA E-20

ライバル機種との比較

発売時の資料で比較相手として名指しされたのは、兄弟機のE-10である。ASCIIのレビューは、併売されるE-10を最大のライバルになりうる機種に挙げ、より高い性能を望む場合の選択肢をE-20とした。5レビュー ASCII.jpCAMEDIA E-20

開発の背景

オリンパスはE-20を、CAMEDIAのフラッグシップの系譜の先に置いた。リリースによれば、1997年のC-1400L以来、CAMEDIAのフラッグシップは最先端の高画質機として市場を牽引してきたという。E-10については、日本、欧州、米国のいずれでもデジタル一眼レフ市場でトップクラスの販売台数を記録したと述べている。そのうえでE-20は「E-10の更なる上級機種」を目指し、高画素のCCDを最大限に生かすため、E-10で評価を得たとするF2〜2.4の大口径4倍ズームレンズを引き続き採用した。1公式 オリンパスハイブリッドスキャン方式で高速シャッターに対応した5.0メガピクセルデジタル一眼レフカメラ「CAMEDIA E-20」(ニュースリリース 2001年9月13日)

発表会では、E-10を広告写真の仕事に使っている写真家2人が、E-20を試験的に使った感想を述べた。銀塩と同じようなライティングで使えるかを確かめ、「銀塩に近い感触」を得たという。2プレス ASCII.jp「銀塩プリントに匹敵する画質を追及する」――オリンパス、新製品発表会

利用者の評判

価格.comのレビューは6件と少なく、投稿も発売から年月を経たものだが、満足度は4.84(5が83%、4が17%)である。項目別ではデザイン4.84、画質4.68、ホールド感4.52、操作性4.35が高く、バッテリー3.00、液晶2.77、携帯性2.45は低い。件数が少ないため、傾向を示すにとどまる。7掲示板 価格.comオリンパス CAMEDIA E-20 レビュー評価・評判

画質の評価は、発売時の専門媒体のレビューとも重なる。ASCIIのレビューは、500万画素化による画質の低下は見られず、木の葉やビルの窓などの細部の再現力が高いとした。5レビュー ASCII.jpCAMEDIA E-20

評判の出典

2件

内容の確認日: 2026年10月12日

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