オリンパス E-330 作例

一眼レフ

フォーサーズ・750万画素

2006年2月24日発売

E-330の仕様

オリンパスE-330は、2006年2月24日に発売された、二種類のライブビューを備えるフォーサーズ一眼レフである。専用CCDからの映像で通常のAFを使うAモードと、撮影用センサーから100%の画面を表示して拡大MFを行うBモードを用意した。光学ファインダーを残しながら、顔をカメラへ近付けてのぞく姿勢の制約を減らすために、二つのセンサーと二つの撮り方を選んだ機種であった。

シリーズ
E
位置付け
二方式のライブビューを備えるフォーサーズ一眼レフ
先代
E-300

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投稿写真 533枚

Camera Profile

E-330について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2006年1月26日に発表され、国内では2月24日に発売された。ボディと14-45mm F3.5-5.6付きレンズキットをオープン価格で用意し、E-1、E-300、E-500に続くEシステムの第四弾となった。1公式 オリンパス世界初ライブビュー機能搭載AFデジタル一眼レフE-3302レビュー 価格.comE-330 ボディ

メーカーの「世界初」という訴求は、レンズ交換式AF一眼レフでフルタイムに背面液晶を使ってフレーミングできることを指す。公式発表も従来の限定的なライブビューの存在を認めており、液晶に撮影映像を表示する機能すべての起源を意味するものではない。1公式 オリンパス世界初ライブビュー機能搭載AFデジタル一眼レフE-330

ラインナップ上の位置付け

初心者にはコンパクトカメラで慣れた液晶を見て撮る方法を、経験者には難しいアングルやマクロ撮影で構図とピントを確認する方法を提供する狙いがあった。フォーサーズの交換レンズと光学ファインダーを使いながら、液晶でも構図を決められる製品である。1公式 オリンパス世界初ライブビュー機能搭載AFデジタル一眼レフE-330

商品企画の堀田康夫は、上級者の主力機を置き換えるというより、撮影の自由を補うサブカメラと説明した。従来の一眼レフと同じ撮り方の性能を競うだけでなく、それまで構えにくかった位置で撮れることに価値を置いた企画だった。3インタビュー ITmedia2つのセンサーによる2種類のライブビュー

先代からの進化

E-300のポロ光学系を利用し、撮影用のLive MOSとは別に、ライブビュー用のCCDを設けた。Aモードではその専用CCDからの映像を表示するため、通常の位相差AFを使える。一方、液晶に見える範囲は約92%であり、記録される全域を表示する方式ではない。1公式 オリンパス世界初ライブビュー機能搭載AFデジタル一眼レフE-3304レビュー デジカメWatch新製品レビュー:オリンパス E-330

Bモードではミラーを上げ、実際に画像を記録するセンサーの映像を表示する。こちらは100%の視野率と10倍拡大によるマニュアルフォーカスが使えるが、発売時の仕様ではAFは使えない。素早くAFを使うAと、記録範囲と細部のピントを確かめるBという、目的の異なる二方式である。1公式 オリンパス世界初ライブビュー機能搭載AFデジタル一眼レフE-3303インタビュー ITmedia2つのセンサーによる2種類のライブビュー

ライブプレビューでは、絞り込んだ映像を増感して明るく表示し、被写界深度を確認できる。背面液晶は2.5型21.5万画素で、上へ90度、下へ45度動く。ライブビューを用意するだけでなく、カメラの高さと絞りに応じて画面を使う機能を組み合わせた。1公式 オリンパス世界初ライブビュー機能搭載AFデジタル一眼レフE-330

撮像素子は従来の静止画専用CCDから750万画素の4/3型Live MOSへ変わった。超音波防塵フィルターSSWFは継承しており、開発者はミラーアップを使うライブビューでも役立つと説明している。光学ファインダーと撮像面の両方を使う構成に、既存の防塵技術も組み込んだ。1公式 オリンパス世界初ライブビュー機能搭載AFデジタル一眼レフE-3303インタビュー ITmedia2つのセンサーによる2種類のライブビュー

開発の背景

堀田が開発課題として挙げたのは、構図の自由度を広げるため、ファインダーをのぞく姿勢から撮影者を解放することだった。構想はE-300開発時からあったが、光学系の約30%の光をCCDで読み取るには、画素加算によって高感度化する技術の成熟が必要だったという。5インタビュー ITmediaライブビューって画期的なの? E-330商品企画担当者に聞く

二方式となった理由には、当時のAFの条件がある。コントラストAFでは十分な速度を得にくかったため、専用CCDで表示しながら既存のAFを残す方式を選んだ。それだけでは記録画面の100%表示や拡大MFを満たせないため、撮影用センサーを使うBモードも設けた。一つの方式で両方を賄う代わりに、目的ごとに光の取り出し方を分けたのである。3インタビュー ITmedia2つのセンサーによる2種類のライブビュー

画面への反映にも割り切りがあった。ホワイトバランス設定はライブビューへ反映せず、オートホワイトバランスの表示とした。堀田は、すべての設定を正確に反映させる難しさを理由に挙げている。また動画については、Aではスクリーンの表示が入り、BではAFが働かないため、未完成な動画機能を載せるより静止画に特化したと説明した。3インタビュー ITmedia2つのセンサーによる2種類のライブビュー

液晶を上下だけに動かす構成にも理由があった。上下左右へ動かすには大きな軸が必要だが、光学ファインダーと画面左右のボタンを持つ設計では、2.5型液晶と両立しにくかったという。可動液晶の分だけファインダーを後ろへ伸ばしたことで倍率が下がり、ハーフミラーの分だけ光量も減った。液晶と光学ファインダーを共存させるための、具体的な交換条件があったのである。3インタビュー ITmedia2つのセンサーによる2種類のライブビュー

内容の確認日: 2026年10月1日

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