堀田が開発課題として挙げたのは、構図の自由度を広げるため、ファインダーをのぞく姿勢から撮影者を解放することだった。構想はE-300開発時からあったが、光学系の約30%の光をCCDで読み取るには、画素加算によって高感度化する技術の成熟が必要だったという。5インタビュー ITmediaライブビューって画期的なの? E-330商品企画担当者に聞く
二方式となった理由には、当時のAFの条件がある。コントラストAFでは十分な速度を得にくかったため、専用CCDで表示しながら既存のAFを残す方式を選んだ。それだけでは記録画面の100%表示や拡大MFを満たせないため、撮影用センサーを使うBモードも設けた。一つの方式で両方を賄う代わりに、目的ごとに光の取り出し方を分けたのである。3インタビュー ITmedia2つのセンサーによる2種類のライブビュー
画面への反映にも割り切りがあった。ホワイトバランス設定はライブビューへ反映せず、オートホワイトバランスの表示とした。堀田は、すべての設定を正確に反映させる難しさを理由に挙げている。また動画については、Aではスクリーンの表示が入り、BではAFが働かないため、未完成な動画機能を載せるより静止画に特化したと説明した。3インタビュー ITmedia2つのセンサーによる2種類のライブビュー
液晶を上下だけに動かす構成にも理由があった。上下左右へ動かすには大きな軸が必要だが、光学ファインダーと画面左右のボタンを持つ設計では、2.5型液晶と両立しにくかったという。可動液晶の分だけファインダーを後ろへ伸ばしたことで倍率が下がり、ハーフミラーの分だけ光量も減った。液晶と光学ファインダーを共存させるための、具体的な交換条件があったのである。3インタビュー ITmedia2つのセンサーによる2種類のライブビュー