パナソニック DMC-FZ1000 作例

2014年7月17日発売

DMC-FZ1000の仕様

LUMIX DMC-FZ1000は、1型センサーと25–400mm相当のズーム、4K動画を一体にした、2014年7月発売のレンズ固定式カメラである。従来のFZ200を補完する上級の機種として、望遠撮影だけでなく、静止画の画質やAF、動画の用途を広げた。GH4に通じるDFDと直接操作を取り込み、レンズ交換なしで多くの撮影を担う構成が特徴であった。

シリーズ
LUMIX FZ
位置付け
1型センサーと4K動画で上級用途へ広げた高倍率機
ライバル
CyberShotDscRx10Ⅲ

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投稿写真 300枚

Camera Profile

DMC-FZ1000について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

FZ1000は2014年6月12日に発表され、国内では7月17日に発売された。オープン価格で、発表時の店頭予想価格は10万円弱であった。1プレス AV Watch初の4K動画対応レンズ一体型LUMIX FZ1000 発売後の7月30日、デジカメWatchのレビューは実勢価格を税込9万5,880円前後と記録している。2レビュー デジカメWatchLUMIX FZ1000 機能・外観編

パナソニックは同年、GH4やウェアラブルカメラのHX-A500で4K撮影を展開していた。AV WatchはFZ1000をそれらに続く同社3台目の4Kカメラと位置付けており、レンズ一体型にも高精細動画を広げる製品だった。3レビュー AV Watch小寺信良:ついにレンズ一体型でも4K動画が

ラインナップ上の位置付け

パナソニックの周年史によれば、FZ1000はLUMIXで初めて1型センサーを採用した機種である。メーカーが掲げたのは、高倍率のオールインワンカメラをセミプロやプロにも広げることだった。4公式 パナソニックLUMIX 20周年:2014 The bridge for pros

従来のFZ200を置き換えるというより、その上に高級なカテゴリーを加える構成である。同時代のCameralabsも、FZ200を補完する製品として紹介した。レンズのリングはズームとマニュアルフォーカスを切り換えて使い、露出は押し込みで機能が変わる背面ダイヤルで設定する方式であった。5レビュー CameralabsPanasonic Lumix FZ1000 review:Intro

有効2,010万画素の1型MOSセンサーに、光学16倍の25–400mm相当F2.8–4レンズを組み合わせる。本体約780g、電池・カード込み約831gという大きさで、約236万ドットのOLEDファインダーと、3型約92万ドットのフリーアングル液晶を備えた。レンズを含む一式を本体に収めながら、ファインダーでも可動液晶でも構図を決められる構成である。6公式 パナソニックDMC-FZ1000 仕様

上面にはドライブモードダイヤルを設け、フォーカスモードレバーと5個のFnボタンも備えた。メニューの中へ入らず撮影設定を変更する、GH4に通じる操作系を取り入れている。2レビュー デジカメWatchLUMIX FZ1000 機能・外観編

先代からの進化

FZ200との比較では、センサーは1/2.3型から1型へ、画素数は約1,210万から約2,010万へ拡大した。一方、FZ200のレンズが25–600mm相当F2.8通しだったのに対し、FZ1000は25–400mm相当F2.8–4である。望遠端やズーム全域の明るさをそのまま延長した更新ではなく、より大きな撮像面と異なるズーム範囲を組み合わせた上級機となった。2レビュー デジカメWatchLUMIX FZ1000 機能・外観編

4K動画から約800万画素の静止画を切り出す使い方は、発売時から提案された。1プレス AV Watch初の4K動画対応レンズ一体型LUMIX FZ1000 その後、2014年10月1日のVer.2.0で、切り出し向けの設定をまとめた「4Kフォト」モードが加わった。同時に4:3・3:2・1:1での動画撮影、切り出し静止画へのExif情報、撮影中のマーキング、MP4の4K24pが追加されており、発売当初の機能と更新後の使い方を分けて見る必要がある。7公式 パナソニックDMC-FZ1000 ファームウェア更新履歴

ライバル機種との比較

直接の競合となったソニーRX10も1型センサーを使うが、レンズは24–200mm相当F2.8通しである。FZ1000は望遠端を400mm相当まで伸ばし、4K動画も備える一方、ズームすると開放F値がF4まで変化する。ズーム全域の明るさを保つRX10と、望遠の範囲を広げるFZ1000という違いがあった。8レビュー DPReviewPanasonic Lumix DMC-FZ1000 Review

RX10にはNDフィルター、絞りリング、ヘッドフォン端子、防じん防滴への対応がある。FZ1000は左右に開く液晶や高精細EVF、4KとフルHDのスローモーションを備えており、動画の記録形式だけでなく、露出を変える操作や音声を確認する装備にも構成差があった。9レビュー CameralabsPanasonic Lumix FZ1000 review:Verdict

開発の背景

メーカー発表では、25–400mm相当レンズを新開発とし、11群15枚に4枚のEDレンズと8面5枚の非球面レンズを使用した。狙いとして説明されたのは、画面周辺までの高い解像である。1型センサーと長いズームを組み合わせるために、専用の光学系を用意した。10プレス DPReviewFZ1000発表・米国プレスリリース全文

処理系にはGH4と同世代のヴィーナスエンジンを使い、静止画と4K動画を扱う。AFにはDFDを導入し、ピントの異なる2枚の像とレンズの光学特性から距離を演算してレンズを大きく動かし、その後にコントラストAFで微調整する。撮像面へ位相差画素を加える方式ではなく、レンズの情報を距離の推定に利用する仕組みである。1プレス AV Watch初の4K動画対応レンズ一体型LUMIX FZ1000

メーカー発表のAF時間は、ワイド端で約0.09秒、テレ端で約0.17秒だった。ただし前者はLVF使用時のCIPA基準、後者は無限遠から2mへの社内測定であり、両者は同じ条件で測った数値ではない。10プレス DPReviewFZ1000発表・米国プレスリリース全文

連写もAFの使い方で速度が変わる。通常のフル画素撮影ではAF固定で約12コマ/秒、AF追従で約7コマ/秒となり、電子シャッターによる約50コマ/秒は5M画像に制限される。また、フルHDのハイスピード動画はセンサーの120コマ/秒を30pで記録する方式で、4倍のスロー再生ができた。6公式 パナソニックDMC-FZ1000 仕様

発売時の4K動画は3,840×2,160画素、30p、約100MbpsのMP4で、UHS Speed Class 3のカードを必要とした。動画の5軸補正は4K/100M/30pでは使えず、ハイスピード動画では手ブレ補正自体を利用できない。静止画と動画、さらに動画の記録モードによって、補正の条件も異なる。11公式 パナソニックDMC-FZ1000 活用ガイド

4Kでは画角も狭くなる。AV Watchが示した換算値は37–592mm相当であり、静止画の25–400mm相当をそのまま動画へ当てはめることはできない。1台で広角から望遠、静止画から動画までを扱える一方、4Kを選ぶと広角側の写る範囲が変わる点は、撮影時の使い分けに関わる。3レビュー AV Watch小寺信良:ついにレンズ一体型でも4K動画が

利用者の評判

複数の専門媒体に共通する評価は、1型センサーと25–400mm相当レンズによる静止画画質と用途の広さである。AFや反応の速さ、EVF、保持しやすいグリップにも評価が集まり、4Kを含めて1台で静止画と動画を扱える点が長所とされた。8レビュー DPReviewPanasonic Lumix DMC-FZ1000 Review

一方、複数媒体はNDフィルターがないこと、動画中に背面ダイヤルの操作音が入ることや露出操作の不便を留保した。可動液晶は評価されながらもタッチ操作に対応せず、豊富な撮影機能と操作上の制約を併せ持つという見方であった。9レビュー CameralabsPanasonic Lumix FZ1000 review:Verdict

2026年10月1日時点の価格.com集計143件では、満足度4.60、画質4.41、機能性とホールド感がともに4.58であるのに対し、携帯性は3.34だった。後年の投稿も含む集計だが、機能や保持性に対する評価と、持ち運ぶ際の大きさへの評価が分かれている。12レビュー 価格.comLUMIX DMC-FZ1000 レビュー評価・評判

評判の出典

7件

内容の確認日: 2026年10月1日

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