長谷寺に行かれたことのある方は御存知だと思いますが、
長谷寺の直ぐ前にある古びた建物が「旅館対僊閣（たいせんかく）」です。

　昭和2年に建てられた旅館だそうで、創業は明治末期。
鎌倉における戦前の和風旅館して唯一の存在している旅館だそうです。
昭和2年とは1927年であり、第一次大戦より前から存在していることになります。

　因みに昭和２年の世相は、以下のようでありました。（Webより転記しました）
芥川龍之介自殺、田中義一内閣（政友会）発足 、
リンドバーグが大西洋無着陸横断飛行に成功（ニューヨーク→パリ）、
岩波文庫発刊、日本最初の地下鉄（浅草−上野）開通、コロッケ２銭、
カレー10銭、牛乳６銭、コーヒー10銭、ラーメン10銭、そば10銭、映画40銭、
国鉄５銭、銭湯７銭、封書３銭、ハガキ１銭５厘、新聞（１ヶ月）90銭、
レコード１円20銭、週刊誌12銭

絵駆使流夢 様　こんにちは。
鎌倉シリーズの始まりですね。この「旅館対僊閣」見
たような気がしますが、あんまり印象に残っていませ
ん。私たちが生まれる前からの由緒ある建物だったの
ですね。いまでも残っているとは驚きです。当時の世
相までご紹介いただき、勉強になりました。

絵駆使流夢様　こんにちは〜〜
鎌倉へは行ったことありませんが由緒ある旅館ですね。
こうした歴史的旅館も維持管理が大変だと思います。
私の住む町は参勤交代で栄えた宿場町で江戸時代から
の建物が現存しますが、県の重要文化財の指定を受け
て勝手に増改築も出来ず、不便な生活をされています。
維持管理にも経費が嵩み大変なようです。文化財とし
て残したいものですが、考えさせられますネ。

「ノスタルジー　そこにもカネの　世知辛さ」