キヤノン PowerShot G9 作例

コンパクト

1,210万画素

2007年9月21日発売

PowerShot G9の仕様

PowerShot G9は、2007年9月に発売された、キヤノンのハイエンドコンパクトカメラである。G7の手ぶれ補正付き6倍ズームと操作系の方向を保ちながら、見送られていたRAW記録を復活させた。撮影時に設定を選び、撮影後には現像で仕上げを調整するという、写真愛好家向けの使い方を改めて充実させた機種である。

シリーズ
PowerShot G
位置付け
RAWを備えたPowerShotのハイエンドコンパクト
先代
PowerShot G7
後継
PowerShot G10

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投稿写真 629枚

Camera Profile

PowerShot G9について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2007年8月20日に発表され、国内では当初9月下旬発売予定と案内された。価格はオープンで、発表時の店頭予想は6万円前後だった。価格.comに記録された国内発売日は9月21日である。1プレス デジカメWatchRAW記録に対応した多機能コンパクト「PowerShot G9」2レビュー 価格.comPowerShot G9 レビュー評価・評判

ラインナップ上の位置付け

G7の後継として、PowerShotシリーズの最上位に置かれた。プログラム、絞り優先、シャッター優先、マニュアル露出を備え、光学ズームファインダーも残す。専用ISOダイヤル、マルチコントロールダイヤル、カスタマイズできるショートカットボタンを用意し、自分で撮影設定を変える操作を重視した構成だった。3公式 キヤノンPowerShot G9 カメラミュージアム4プレス DPReviewCanon PowerShot G9, with RAW(欧州発表文収録)

レンズは35mm判換算35~210mm、F2.8~4.8の6倍ズームで、レンズシフト式手ぶれ補正と広角端1cmマクロに対応する。本体は106.4×71.9×42.5mm、本体のみ約320gである。交換レンズを用いず、一台で広い撮影範囲と手動操作を扱う上位コンパクトだった。3公式 キヤノンPowerShot G9 カメラミュージアム

先代からの進化

撮像素子はG7の1/1.8型1000万画素から、1/1.7型1210万画素CCDへ変わった。DIGIC IIIと手ぶれ補正付き6倍ズームは継承しつつ、記録形式にRAWを加え、RAWとJPEGの同時記録にも対応した。G7の構成を保ちながら、撮影後の画像の扱い方を増やした変更である。1プレス デジカメWatchRAW記録に対応した多機能コンパクト「PowerShot G9」3公式 キヤノンPowerShot G9 カメラミュージアム

液晶は2.5型約20.7万画素から、3型約23万画素のクリアライブ液晶IIへ更新した。顔セレクトでは、検出された顔から対象を指定して追尾でき、検出人数は最大35人に対応する。画像を確認する画面と、人物撮影時の対象選択にも機能を加えた。1プレス デジカメWatchRAW記録に対応した多機能コンパクト「PowerShot G9」

外装ではグリップと親指の支えを変更し、テクスチャー塗装と黒いレンズリングを採用した。撮影機能だけでなく、手で支える部分と外観も手直ししている。4プレス DPReviewCanon PowerShot G9, with RAW(欧州発表文収録)

照明の選択肢も広がった。580EX IIとの通信やST-E2への対応によって、ワイヤレスを含む多灯ライティングに対応を広げたのである。2008年10月発売の後継G10は、さらに広角28mmとDPPによるRAW現像へ進むが、G9は35~210mmの構成にRAWを戻した世代に当たる。1プレス デジカメWatchRAW記録に対応した多機能コンパクト「PowerShot G9」5公式 キヤノンPowerShot G10 カメラミュージアム

ライバル機種との比較

発売期の専門媒体は、ニコンCOOLPIX P5100と富士フイルムFinePix F50fdを同クラスの比較対象としてテストした。G9は、手動操作、外部照明、RAW記録を備えるPowerShot最上位の製品として、このクラスの選択肢に位置していた。6レビュー DPReviewCanon PowerShot G9 Review

開発の背景

欧州部門責任者のMogens Jensenは、G9をG7への利用者の要望を取り入れた改良と説明した。RAWの復活はその方向を示す変更であり、JPEGをカメラ内で完成させるだけでなく、撮影後に自分で仕上げる選択肢を改めて用意した。4プレス DPReviewCanon PowerShot G9, with RAW(欧州発表文収録)

付属のRAW Image Taskでは、ホワイトバランス、露出、トーンカーブなどを調整でき、ノイズ除去は0~10で指定できた。RAWという記録形式を追加するだけでなく、撮影後の色や明るさ、ノイズの扱いを利用者が決めるためのソフトを組み合わせている。1プレス デジカメWatchRAW記録に対応した多機能コンパクト「PowerShot G9」

RAW撮影間隔のメーカー公称値は約2.8秒で、連続撮影にも対応した。一方、最高感度のISO3200モードは約200万画素に記録サイズが制限される。RAWの扱いと高感度モードの仕様は、それぞれの記録条件を踏まえて選ぶ必要があった。1プレス デジカメWatchRAW記録に対応した多機能コンパクト「PowerShot G9」3公式 キヤノンPowerShot G9 カメラミュージアム

外観を変えて楽しむ販売施策も用意し、公式コミュニティサイト限定で、色付きリング3000セットと三色の革ケース各1000個を販売する計画を示した。ダイヤルを備える撮影道具としての性格に加え、アクセサリーで外観を選ぶ提案も行っていた。1プレス デジカメWatchRAW記録に対応した多機能コンパクト「PowerShot G9」

利用者の評判

発売期の複数の専門媒体では、RAWが戻ったことに加え、実際の撮影で使える応答の速さが共通して評価された。画質では低感度が長所とされる一方、小型で高画素のセンサーによる高感度ノイズは、共通した制約として挙げられた。6レビュー DPReviewCanon PowerShot G9 Review

2026年10月1日の価格.com集計は194件、満足度4.61だった。液晶4.72、機能性4.61に対し、携帯性は3.78である。後年の投稿を含む利用者集計では、画面と機能の評価が高い一方、持ち歩きやすさは相対的に低い値となっている。2レビュー 価格.comPowerShot G9 レビュー評価・評判

評判の出典

3件

内容の確認日: 2026年10月1日

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