キヤノン PowerShot S80 作例

コンパクト

800万画素

2005年10月20日発売

PowerShot S80の仕様

PowerShot S80は、2005年10月に発売されたキヤノンのコンパクトデジタルカメラである。先代S70から28mmで始まる光学3.6倍ズームと横型ボディを受け継ぎつつ、十字キーをコントローラーホイールに置き換え、モードダイヤルを右側面へ移して操作系を作り直した。上位のGシリーズやPro1の新機種が出ていない時期に実質的なハイエンド機と位置付けられ、発売時の専門媒体からは画質と操作性の両面で高い評価を受けた。

シリーズ
PowerShot S
位置付け
PowerShot Sシリーズの28mmスタートのワイドズーム機(操作系を一新したハイエンドコンパクト)
先代
PowerShot S70
後継
PowerShot S90
ライバル
Caplio GX8 DMC-LX1

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投稿写真 21枚

Camera Profile

PowerShot S80について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

キヤノンは2005年9月14日にPowerShot S80を発表し、10月中旬に発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は63,000円前後だった。1プレス デジカメ Watchキヤノン、28mmからの光学3.6倍ズーム搭載「PowerShot S80」 同じ日にはPowerShot A620/A610も発表されている。店頭予想価格はA620が4万円前後、A610が35,000円前後の見込みで、S80はそれらより高い価格帯に置かれた。2プレス デジカメ Watchキヤノン、DIGIC IIとバリアングル液晶を搭載した「PowerShot A620/A610」

ラインナップ上の位置付け

公式の紹介では、S80はPowerShot Sシリーズのワイドズームモデルとされる。3公式 キヤノンPowerShot S80 - キヤノンカメラミュージアム キヤノンのコンパクトの最上位クラスにはPowerShot Pro1とGシリーズがあったが、当時はどちらも新機種が出ておらず、発売後のレビューはS80を実質的なハイエンドモデルと位置付けた。4レビュー デジカメ Watchキヤノン PowerShot S80

先代からの進化

先代は2004年9月発売のPowerShot S70である。1/1.8型CCD、35mm判換算28〜100mmの光学3.6倍ズーム、レンズバリアを備えた横型ボディはそのまま受け継ぎ、中身を一世代進めた。有効画素数は約710万から約800万画素へ、映像エンジンはDIGICからDIGIC IIへ、記録媒体はType 2のCFカードからSDメモリーカード(MMC対応)へ、液晶モニターは1.8型11.8万画素から2.5型11.5万画素へ変わった。1プレス デジカメ Watchキヤノン、28mmからの光学3.6倍ズーム搭載「PowerShot S80」

最も大きな変化は操作系である。従来の十字キーに代えてコントローラーホイールを搭載し、回して露出の変更、マニュアルフォーカス、シーンモードの切り替え、再生時の画像送りを行えるようにした。ホイールの上下左右を押し込めば、十字キーとしても働く。本体上面にあったモードダイヤルは右側面へ移り、ズームレバーと同軸に配置された。1プレス デジカメ Watchキヤノン、28mmからの光学3.6倍ズーム搭載「PowerShot S80」 発売時の専門媒体は、このホイールを有用な操作部材と受け止めた。4レビュー デジカメ Watchキヤノン PowerShot S80

ほかにも、液晶は従来比約1.5倍の広視野角になり、AF、起動時間、データ転送も高速化された。起動時間は公称約1.7秒である。動画は1,024×768画素(XGA)・15fpsで記録でき、キヤノンは発表時点(2005年9月9日現在)でデジタルカメラ初のXGA動画記録とした。3公式 キヤノンPowerShot S80 - キヤノンカメラミュージアム 一方で、S70にあったRAW記録はS80では使えなくなった。5レビュー Digital Photography ReviewCanon PowerShot S80 Review

開発の背景

キヤノンは、超高精細とうたう800万画素CCDと、超高屈折率ガラスモールド非球面レンズ(UAレンズ)を使った28〜100mm相当のズームを組み合わせ、広角から望遠まで高画質を得ることを狙った。レンズは7群8枚構成で、非球面レンズ2枚のうち1枚がUAレンズ、開放F値はF2.8〜5.3である。3公式 キヤノンPowerShot S80 - キヤノンカメラミュージアム

外装にはアルミマグネシウム合金と光輝アルミを組み合わせ、高い剛性と輝きを持たせたという。4レビュー デジカメ Watchキヤノン PowerShot S80 オプションとして、0.8倍のワイドコンバージョンレンズ、2倍のテレコンバージョンレンズ、ウォータープルーフケースが用意された。1プレス デジカメ Watchキヤノン、28mmからの光学3.6倍ズーム搭載「PowerShot S80」

利用者の評判

発売時の専門媒体の総合評価は総じて高い。画質と操作性の両面に長所が多いとされ、とくに28mmからの広角は室内や風景で使いやすいと共通して評価された。4レビュー デジカメ Watchキヤノン PowerShot S80 DPReviewは2005年11月8日公開のレビューで「Highly Recommended」を与えた。5レビュー Digital Photography ReviewCanon PowerShot S80 Review

短所として国内外のレビューがともに挙げたのは、望遠端の開放F値がF5.3と暗いことと、マクロで4cmまで寄れるのが広角端に限られることである。5レビュー Digital Photography ReviewCanon PowerShot S80 Review

価格.comのレビュー集計(39件、2018年4月更新)では、満足度は4.23で、カテゴリ平均の4.34をやや下回る。項目別では操作性が4.70(平均4.05)と最も高く、画質も4.44(平均4.17)と平均を上回る。対して携帯性は2.99と、カテゴリ平均の4.16を大きく下回る。6掲示板 価格.comPowerShot S80 レビュー・評価 本体は幅104×奥行き38.8×高さ57mm、本体のみの質量は約225gである。3公式 キヤノンPowerShot S80 - キヤノンカメラミュージアム

評判の出典

3件

内容の確認日: 2026年10月12日

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