カシオ EX-Z3 作例

2003年3月1日発売

カシオが2003年1月9日に発表した、薄型デジタルカメラEXILIMに光学3倍ズームを加えた「EXILIM ZOOM」の最初期モデルで、後継機はEX-Z4である。厚さ22.9mmのアルミボディに有効320万画素CCDと沈胴式ズームレンズを収め、液晶は従来の1.6型から2型に大きくした。薄型・ズーム・大型液晶の組み合わせは2012年の対談でカシオの中山仁氏が「いまのデジタルカメラの原型」と振り返っており、発売当時の専門媒体も大きな液晶を長所に挙げる一方、画質の評価は控えめだった。

シリーズ
EX-Z(EXILIM ZOOM)
位置付け
薄型EXILIMに光学ズームレンズと大型液晶を組み合わせた「EXILIM ZOOM」の最初期モデル
後継
EX-Z4
ライバル
Optio S

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投稿写真 928枚

Camera Profile

EX-Z3について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

カシオは2003年1月9日にEX-Z3を発表し、発売を3月上旬とした。具体的な発売日は発表記事に書かれておらず、価格.comのスペックページには2003年3月14日と登録されている。1レビュー 価格.comカシオ EXILIM ZOOM EX-Z3 スペック・仕様価格はオープンプライスで、発表時点の店頭予想価格は5万円前後とされた。撮像素子は1/2.5インチ・有効320万画素(総画素数334万画素)の原色CCDで、レンズはsmc PENTAX LENSの銘を持つ沈胴式の光学3倍ズーム(35mmフィルム換算約35〜105mm相当、開放F2.6-4.8)である。記録媒体は10MBの内蔵フラッシュメモリに加え、SDメモリーカードとMMCに対応した。2プレス PC Watch(Impress)カシオ、光学3倍ズームを搭載したEXILIM「EX-Z3」

ラインナップ上の位置付け

EX-Z3は、薄型デジタルカメラ「EXILIM」シリーズに光学ズームレンズを加えたモデルとして発表され、製品名は「EXILIM ZOOM EX-Z3」とされた。本体は幅87×奥行22.9×高さ57mm、重量約126gのアルミボディで、色はシルバーとメタリックグレーの2色である。従来機EX-S2(厚さ11.3mm、重量約88g)と比べると、厚みは2倍以上、重量は約40g増えた。2プレス PC Watch(Impress)カシオ、光学3倍ズームを搭載したEXILIM「EX-Z3」

カシオ計算機執行役員・QV事業部長の中山仁氏は、2012年のEXILIM10周年特別対談で、EXILIMの第1号機は2002年発売のEX-S1であり、EX-Z3はその薄型路線にズームレンズと大型液晶を組み合わせたモデルだったと位置付けている。3インタビュー デジカメWatch(Impress)EXILIM 10周年記念 特別対談(前編)“ウェアラブルカメラ”誕生から“HIGH SPEED”まで

先代からの進化

従来機になかったマクロモードを新たに備え、最短撮影距離は標準の約40cmに対してマクロモードでは6cmになった。液晶ディスプレイは1.6型から2型に大きくなり、画像をサムネイルで並べるカレンダー機能、クレードルと組み合わせるフォトスタンド機能、ヒストグラム表示、画像付きのアラームなど、再生機能も充実した。2プレス PC Watch(Impress)カシオ、光学3倍ズームを搭載したEXILIM「EX-Z3」2012年の対談記事は、当時は各社とも1.6型液晶が主流だったと振り返っている。3インタビュー デジカメWatch(Impress)EXILIM 10周年記念 特別対談(前編)“ウェアラブルカメラ”誕生から“HIGH SPEED”まで

後継機EX-Z4(2003年11月発売)では、CCDが有効400万画素(総画素数423万画素)に増え、起動時間が約1.6秒に短縮されたほか、パンフォーカスモードとボイスレコード機能が加わった。4プレス ASCII.jpカシオ計算機、光学3倍ズームを搭載した400万画素デジタルカメラ『EXILIM ZOOM EX-Z4』を発売

ライバル機種との比較

EX-Z3と同じレンズを使うライバルが、ペンタックスのOptio Sである。DPReviewのレビューがレンズの共通性を指摘している。5レビュー DPReviewCasio EXILIM EX-Z3 Review2012年の対談記事の写真説明も、同じレンズを載せたライバル機種の液晶は1.6型だったと補足しており、両機はレンズを共有しながら液晶の大きさで分かれる兄弟機の関係にあった。3インタビュー デジカメWatch(Impress)EXILIM 10周年記念 特別対談(前編)“ウェアラブルカメラ”誕生から“HIGH SPEED”まで

開発の背景

発表時にカシオが挙げた特徴には、撮影シーンに合った設定を選べる「ベストショット」機能(21種のシーン)、カシオが業界最速とした0.01秒のレリーズタイムラグ、セイコーエプソンのUSB DIRECT-PRINTによる対応プリンタへの直接印刷がある。2プレス PC Watch(Impress)カシオ、光学3倍ズームを搭載したEXILIM「EX-Z3」

開発の意図を語る資料は、発売当時のカシオの説明ではなく、2012年のEXILIM10周年特別対談での回顧が中心になる。中山仁氏はこの対談で、薄型ボディ・ズームレンズ・大型液晶を盛り込んだEX-Z3を「いまのデジタルカメラの原型」と呼び、国内で5カ月連続の販売1位を記録してEXILIMのブランドが浸透したと述べた。3インタビュー デジカメWatch(Impress)EXILIM 10周年記念 特別対談(前編)“ウェアラブルカメラ”誕生から“HIGH SPEED”まで後編の対談では、EX-Z3の頃は液晶の大型化にこだわり、クレードルに置いてフォトビューワーとして楽しむ使い方も提案していたが、ある段階から「撮る」方へ重心を移したと振り返っている。6インタビュー デジカメWatch(Impress)EXILIM 10周年記念 特別対談(後編)新モデルEX-ZR1000に見る「EXILIMのいまと未来」

利用者の評判

発売当時の専門媒体のレビューは、2型液晶を揃って長所に挙げた。約2秒という起動の速さも複数のレビューが評価している。携帯性についても、沈胴式3倍ズームを備えながらの薄さを評価するレビューがあり、価格.comの項目別評価でも比較的高い。7レビュー ケータイWatch(Impress)迷ったら両方買う! 「EXILIM EX-Z3」と「Optio S」

画質は、専門媒体の評価が控えめである。標準的な水準とする評価に加え、露出の幅が狭く暗部のノイズや白飛びが出やすい点や、色再現の癖が指摘された。8レビュー All Aboutデジタルカメラレビュー EXILIM ZOOM EX-Z3レビュー

価格.comのユーザーレビューは4件にとどまり、満足度は5点満点で平均3.67と、カテゴリ平均の4.34を下回る。項目別ではバッテリーと携帯性が比較的高く、デザインと画質が低い。画質は3.14でカテゴリ平均の4.17を下回り、専門媒体の見方と重なるが、件数が少ないため参考程度の数値である。9レビュー 価格.comカシオ EXILIM ZOOM EX-Z3 レビュー評価・評判一方、クチコミ掲示板には828スレッド、計3,888件の投稿がある。10レビュー 価格.comカシオ EXILIM ZOOM EX-Z3 価格比較

評判の出典

7件

内容の確認日: 2026年9月28日

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