ニコン COOLPIX P7000 作例

コンパクト

1,010万画素

2010年9月24日発売

COOLPIX P7000の仕様

COOLPIX P7000は、2010年9月に発売されたニコンのコンパクトデジタルカメラで、COOLPIXシリーズのフラッグシップに当たる。先代のP6000から有効画素数を1,350万から1,010万に減らす一方、ズームを28-200mm相当の7.1倍に広げ、上面に三つのダイヤルを並べた操作系と内蔵NDフィルターを備えた。画質とダイヤル操作は専門媒体と利用者の双方に評価された一方、メニュー操作やAFの反応の遅さは弱点として繰り返し指摘され、設定変更後のタイムラグは後継のP7100で改善された。

シリーズ
COOLPIX P
位置付け
COOLPIXシリーズのフラッグシップ(ダイヤル操作と光学ファインダーを備えた1/1.7型CCDの高級コンパクト)
先代
COOLPIX P6000
後継
COOLPIX P7100
ライバル
PowerShot G12 DMC-LX5

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投稿写真 22枚

Camera Profile

COOLPIX P7000について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

ニコンは2010年9月8日に米国のWebサイトでCOOLPIX P7000を発表し、価格を499.95ドル、米国での発売を9月末とした。この時点では日本での発売は未定だった。1プレス デジカメ Watchニコン、1/1.7型CCD搭載の「COOLPIX P7000」を海外発表 国内では9月15日に発表され、9月24日に発売された。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後だった。2プレス デジカメ Watchニコン、1/1.7型CCD搭載コンパクト「COOLPIX P7000」を国内発表 レザーケースと28mm相当の画角に対応した外付け光学ビューファインダーをセットにした「アンティークキット」も、実売1万円程度で用意された。3レビュー デジカメ Watch【新製品レビュー】ニコンCOOLPIX P7000

ラインナップ上の位置付け

国内発表の記事は、P7000を2008年9月発売のCOOLPIX P6000の後継とし、COOLPIXシリーズのフラッグシップに当たるとした。本体は114.2×77×44.8mm、バッテリーと記録メディアを含む重量は約360gである。2プレス デジカメ Watchニコン、1/1.7型CCD搭載コンパクト「COOLPIX P7000」を国内発表 2011年に発表された後継のP7100も、同社コンパクトのトップエンドに置かれた。4プレス デジカメ Watchニコン、チルト式液晶モニター搭載のフラッグシップ「COOLPIX P7100」

先代からの進化

撮像素子は1/1.7型のCCDで、有効画素数はP6000の1,350万画素から1,010万画素へ減った。画像処理エンジンは新しいEXPEED C2になった。レンズは35mm判換算28-200mm相当、F2.8-5.6の光学7.1倍ズームで、28-112mm相当の4倍ズームだったP6000から望遠端を200mm相当まで伸ばした。EDレンズ2枚を含む9群11枚の構成である。2プレス デジカメ Watchニコン、1/1.7型CCD搭載コンパクト「COOLPIX P7000」を国内発表

操作の中心はダイヤルである。上面にモードダイヤル、露出補正ダイヤル、クイックメニューダイヤルを並べ、背面にもコントロールダイヤルを2か所設けた。クイックメニューダイヤルでは、感度やオートブラケット、マイセッティングなどを素早く変更できる。2プレス デジカメ Watchニコン、1/1.7型CCD搭載コンパクト「COOLPIX P7000」を国内発表

新機能として、画像の輝度を9段階に分けて指定したゾーンを点滅表示するトーンレベルインフォメーションと、ズームを28・35・50・85・105・135・200mmの各焦点距離で止められるズームメモリー、ノイズ低減フィルターが加わった。2プレス デジカメ Watchニコン、1/1.7型CCD搭載コンパクト「COOLPIX P7000」を国内発表 3段分減光できるNDフィルターも内蔵し、P・A・S・Mの各モードで使うかどうかを選べる。3レビュー デジカメ Watch【新製品レビュー】ニコンCOOLPIX P7000

記録はRAW(NRW形式)に対応し、JPEGとの同時記録もできる。Fnボタンに「NRW(RAW)/NORMAL」を割り当てれば、JPEGで撮っている途中に一時的にRAWへ切り替えられる。3レビュー デジカメ Watch【新製品レビュー】ニコンCOOLPIX P7000 動画は1,280×720ピクセルのMOV(H.264)になり、VGAのMotion JPEGだったP6000から改善した。ステレオの外部マイク端子も備える。2プレス デジカメ Watchニコン、1/1.7型CCD搭載コンパクト「COOLPIX P7000」を国内発表

一方で、P6000が備えていたGPS受信機能は省かれた。実像式の光学ズームファインダー(視野率約80%)とホットシューは前モデルから引き継いだ。2プレス デジカメ Watchニコン、1/1.7型CCD搭載コンパクト「COOLPIX P7000」を国内発表 ただしファインダーには撮影情報が表示されない。3レビュー デジカメ Watch【新製品レビュー】ニコンCOOLPIX P7000

ライバル機種との比較

同時期の競合機は、2010年10月上旬に発売されたキヤノンのPowerShot G12である。店頭予想価格はP7000と同じ6万円前後で、有効約1,000万画素の1/1.7型CCD、実像式光学ズームファインダー、ホットシューという構成も重なる。5プレス デジカメ Watchキヤノン、“ハイブリッドIS”搭載の「PowerShot G12」

違いはレンズと液晶にある。PowerShotシリーズのフラッグシップであるG12は、28-140mm相当の5倍ズームに新採用の手ブレ補正ハイブリッドISを組み合わせ、2.8型約46.1万ドットのバリアングル液晶を備えた。5プレス デジカメ Watchキヤノン、“ハイブリッドIS”搭載の「PowerShot G12」 P7000のレンズは望遠端が200mm相当まで届き、液晶は3型約92万ドットの固定式である。6公式 ニコンCOOLPIX P7000 - 主な仕様 | コンパクトデジタルカメラ | ニコン

開発の背景

ニコンは発表時、ズームメモリーを単焦点レンズを交換するように使える機能と説明した。撮影設定を3通りまで記録できるユーザーセッティングと組み合わせれば、単焦点レンズを付けた複数のカメラを使い分けるような感覚になるという。発表を伝えた記事も、独立したクイックメニューダイヤルなどのアナログ的な操作部材と、露出を直感的に調整できるトーンレベルインフォメーションを、この機種の特徴に挙げている。2プレス デジカメ Watchニコン、1/1.7型CCD搭載コンパクト「COOLPIX P7000」を国内発表

利用者の評判

専門媒体と価格.comに共通する長所は、まず画質である。発売時の専門媒体のレビューはコンパクト機として高い画質を評価し、価格.comのレビューでも解像感やシャープさ、落ち着いた描写を評価する投稿が複数ある。価格.comの満足度は98件の集計で4.37だった(2026年10月12日時点)。7掲示板 価格.com価格.com - ニコン COOLPIX P7000 のレビュー

ダイヤルを多用した操作系も好まれた。専門媒体のレビューは操作する楽しさがあると書き、価格.comでもダイヤル一つで設定できる直感的な操作や無骨なデザインを好む声がある。3レビュー デジカメ Watch【新製品レビュー】ニコンCOOLPIX P7000

不満として複数の出典に共通するのは、反応の遅さである。専門媒体のレビューは、メニューや再生画面から撮影に戻るまでに約2.5秒かかり、AFも速くないと指摘した。3レビュー デジカメ Watch【新製品レビュー】ニコンCOOLPIX P7000 価格.comでも、AFの遅さや精度の低さ、メニューや再生画面からの復帰の遅さを欠点に挙げる投稿がある。7掲示板 価格.com価格.com - ニコン COOLPIX P7000 のレビュー

この遅さには後継機で手が入った。P7100のレビューは、P7000では設定を変えてから撮影できるまでにタイムラグがあり、ウィークポイントだったとしたうえで、P7100では改善されたと書いている。8レビュー デジカメ Watch【新製品レビュー】ニコンCOOLPIX P7100

評判の出典

4件

内容の確認日: 2026年10月12日

COOLPIX P7000で撮った写真の話題

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