ペンタックス K-30 作例

2012年6月29日発売

K-30の仕様

2012年6月に発売された、ペンタックスの防塵防滴を備えたデジタル一眼レフである。81箇所のシーリングによる防塵防滴構造と-10℃までの耐寒性能を持ち、K-01と共通のセンサーとプロセッサーを採用しつつ、上位機K-5の機能を多く受け継いだとされる。海外のレビューサイトでは防塵防滴や静止画の画質が評価された一方、動画機能とライブビュー時のAFの遅さが短所とされた。

シリーズ
K
位置付け
防塵防滴を備えた一眼レフ

K-30について詳しく読む

投稿写真 1644枚

Camera Profile

K-30について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

米国では2012年5月21日にPentax Ricoh Imaging Americas Corporationが発表し、同年7月から全米の小売店とオンラインで発売する予定とした。価格はボディ単体が849.95ドル、DA L 18-55mmレンズキットが899.95ドルである。1プレス Digital Photography ReviewPentax launches K-30 weather sealed mid-level DSLR価格.comは発売日を2012年6月29日としている。2レビュー 価格.comペンタックス PENTAX K-30 レンズキット 価格情報

ボディ色は、レギュラーカラーのブラック、クリスタルブルー、クリスタルホワイトの3色に、受注生産のオーダーカラー15色を加えた全18色を展開した。オーダーカラーの受注は2013年10月20日に終了している。3公式 リコーイメージングカラーバリエーション / K-302012年12月26日には、ドイツの「iFデザイン賞2013」で「iFプロダクトデザイン賞」を受賞したと発表された。4プレス リコーイメージング「PENTAX K-30」がドイツ「iFデザイン賞2013」の「iFプロダクトデザイン賞」を受賞

ラインナップ上の位置付け

dpreviewの発表記事は、K-30を「気象耐性を備えた中級機(mid-level DSLR)」と紹介した。1プレス Digital Photography ReviewPentax launches K-30 weather sealed mid-level DSLR米reviewed.comは、1000ドル以下のデジタル一眼レフのなかで耐久性と操作性を重視する製品と位置づけている。5レビュー Reviewed.comPentax K-30 Digital Camera Review

ただし、エントリーと中級のどちらに位置づけるかは資料によって表現が揺れる。リコーイメージングは、初心者が高画質撮影を手軽に楽しめるよう設計した製品と説明している。4プレス リコーイメージング「PENTAX K-30」がドイツ「iFデザイン賞2013」の「iFプロダクトデザイン賞」を受賞K-rやK-50との系統関係にも諸説あり、先代機や後継機を明示した一次資料は確認されていない。

先代からの進化

撮像素子は有効約1628万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーで、画像処理エンジンはPRIME Mである。ISO感度は100〜12800で、拡張時は25600まで使える。シャッター速度は最高1/6000秒、ファインダーは視野率約100%、倍率約0.92倍である。6公式 リコーイメージング仕様 / K-30AFセンサーには新採用のSAFOX IX i+を使い、11点測距のうち中央9点をクロスセンサーとした。7公式 リコーイメージング特長(SPEED SHOOTING) / K-30

ボディは81箇所にシーリングを施した防塵防滴構造で、-10℃までの動作を保証する耐寒性能も備える。8公式 リコーイメージング特長(ACTIVE SHOOTING) / K-30手ぶれ補正は撮像素子シフト方式のSRで、公式FAQは補正効果を約3段分、連写速度を最高約6コマ/秒としている。電源には専用電池D-LI109のほか単3形電池も使え、単3形リチウム電池なら約1,250枚撮影できる。バッテリーグリップは用意されていない。9公式 リコーイメージングK-30 デジタルカメラFAQ

動画はフルHDでの記録に対応する。静止画の露出モードは、ハイパープログラムとハイパーマニュアルに加え、感度優先(Sv)とシャッター&絞り優先(TAv)を備える。電子水平補正、2〜9枚の多重露出、3枚を自動合成するHDR撮影、GPSユニットO-GPS1への対応といった機能もある。10公式 リコーイメージング特長(ADVANCED FUNCTION) / K-30

ライバル機種との比較

海外のレビューサイトでは、防塵防滴と静止画の画質が評価される一方、動画機能と、ライブビュー時や暗所でのAFの遅さが短所とされた。dpreviewのレビュー(2012年10月29日公開)は総合78点でシルバーアワードを与え、防塵防滴、カスタマイズ性、高感度性能を強みとした。価格を抑えつつ防塵防滴と優れた低照度性能を求めるスチル撮影者に向くと結論づける一方、動画性能は5.5/10と低く評価している。11レビュー Digital Photography ReviewPentax K-30 Review

英photographyblogは5点満点中4.5とし、視野率約100%のファインダー、ほぼ全てのレンズで効くボディ内手ぶれ補正、ISO100〜1600でのノイズの少なさを長所に挙げた。短所には、ライブビュー時のコントラストAFの遅さと、外部マイク端子とHDMI端子がないことを挙げている。12レビュー Photography BlogPentax K-30 Review米reviewed.comも防塵防滴や快適なグリップ、1975年から続くKマウントのレンズ資産を評価しつつ、キットレンズ自体は防塵防滴仕様でない点や暗所でのAFの遅さを短所とした。5レビュー Reviewed.comPentax K-30 Digital Camera Review

K-50との比較では、価格.comのK-50のクチコミ掲示板で、スペック上の差は大きくないとする投稿が複数あった。主な違いは、クイックシフトフォーカス機能の追加、電池(D-LI109)の扱いの変更、キットレンズのDA Lシリーズ化程度とする意見がある。13掲示板 価格.com価格.com クチコミ掲示板「K-30と比べて」(PENTAX K-50)

開発の背景

K-30固有の開発者インタビューは見つかっておらず、開発の背景は発表時の記事と受賞発表の説明から分かる範囲にとどまる。dpreviewの発表記事は、K-01と同じ更新版の16MPセンサーとプロセッサーを採用し、より高価な上位機K-5の機能を多く受け継いだ製品だと説明した。1プレス Digital Photography ReviewPentax launches K-30 weather sealed mid-level DSLRリコーイメージングは受賞発表で、小型軽量ボディに防塵防滴構造と高性能ファインダーを備えた点を挙げている。4プレス リコーイメージング「PENTAX K-30」がドイツ「iFデザイン賞2013」の「iFプロダクトデザイン賞」を受賞

利用者の評判

価格.comのレビューでは、レンズキットの総合満足度が5.00点で、カテゴリ平均の4.58点を上回る。ただし件数は3件にとどまる。項目別ではホールド感と携帯性が5.00で最も高く、デザインとバッテリーが4.33で最も低い。14レビュー 価格.comペンタックス PENTAX K-30 レンズキット レビュー評価・評判価格.comの製品ページでは、K-100Dから乗り換えたユーザーが、ミドルクラス並みの性能をエントリークラス並みの価格で得られることに驚いたという声が紹介されている。2レビュー 価格.comペンタックス PENTAX K-30 レンズキット 価格情報

バッテリーの持ちは資料によって数字が異なる。公式FAQは、D-LI109使用時の撮影可能枚数を約480枚(フラッシュ非発光)としている。9公式 リコーイメージングK-30 デジタルカメラFAQ一方でdpreviewの製品ページはCIPA基準で410枚としており、両者の測定条件が同じかは確認されていない。15レビュー Digital Photography ReviewPentax K-30

評判の出典

7件

内容の確認日: 2026年9月27日

K-30で撮った写真の話題

この機種で撮影された写真に寄せられたコメントです。写真について質問したり、撮影設定を相談したりできます。

K-30で撮った写真を投稿する