メーカーが掲げた狙いは、一眼レフを初めて手にするファミリーユーザーや初級者が、簡単な操作で撮影を楽しめるエントリー機だった。10公式 ペンタックス(リコーイメージング掲載)使いやすいエントリークラスのデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-m」新発売(ニュースリリース) 北沢氏はさらに主なターゲットを「女性」と「若年層」の二つに絞り、当時約10%だった女性の比率を20%、30%へ高めたいと述べている。同氏が示した優先順位は、まず小型軽量に徹底的にこだわり、次に操作の易しさ、そのうえで高画質と基本的な撮影性能を高めるというものだった。3インタビュー デジカメ Watch「K20D」と「K200D」の後継機を2009年夏前に投入(ペンタックス北沢利之氏インタビュー)
小型化を狙った理由として、北沢氏はK100DやK10Dの開発時に「いい出来だけど、ペンタックスにしては少し大きい」と言われたことを挙げた。最も大変だったのは、電子回路を1枚の基板にまとめつつ幅と高さを削る点で、ミラーボックスやペンタ部よりも電気設計の工夫が中心だったという。3インタビュー デジカメ Watch「K20D」と「K200D」の後継機を2009年夏前に投入(ペンタックス北沢利之氏インタビュー)
メーカーは、新設計のステンレス製シャシー、手ブレ補正機構の小型化、回路基板の縮小と高密度実装によって、大きな撮像素子とボディ内手ブレ補正を載せたまま小型軽量化したと説明している。キットのレンズも、DA 18-55mm F3.5-5.6 AL IIとDA 50-200mm F4-5.6 EDをベースに、クイックシフトフォーカスを省き、マウントを樹脂製にして軽くした「DA L」の2本(約200g、約235g)とし、単品では発売していない。電源には、ペンタックスのエントリー機の伝統である単3電池4本を引き続き採用した。7プレス デジカメ Watchペンタックス、APS-Cセンサーで最小ボディの「K-m」
小さくすれば、操作部材も小さくなる。北沢氏は、この弊害をボタンを右手の親指で押せる位置へ再配置し、グリップの握りやすさを追求することで補ったと述べている。GUIも一新して設定項目を1画面にまとめ、シャッターの半押しが苦手な人のためにAFボタンを押しやすい位置に置いた。3インタビュー デジカメ Watch「K20D」と「K200D」の後継機を2009年夏前に投入(ペンタックス北沢利之氏インタビュー)
製品名の「m」には「ミニ」「マイクロ」「ママ」の意味を込めたとされ、アサヒペンタックスのMF一眼レフ「KM」とは直接の関係がない。デジカメWatchのレビューによれば、カタログにも子どもや動物を撮る若い母親が登場する。11レビュー デジカメ Watchペンタックス「K-m」(新製品レビュー、中村文夫)