ペンタックス K200D 作例

一眼レフ

APS-C・1,020万画素

2008年2月22日発売

K200Dの仕様

K200Dは、2008年2月に発売されたペンタックスのデジタル一眼レフである。K10Dと同等の1,020万画素CCDと防塵防滴ボディを、K100D Superを思わせる外観と単3形電池の構成にまとめ、メーカーは「普及機の中の上位機種」と位置付けた。同じ価格帯のEOS Kiss X2がライブビューを備えたのに対し、ライブビューを持たず、防塵防滴と電池の汎用性を選んだ点にこの機種の性格がある。

シリーズ
K
位置付け
Kシリーズのエントリー上位機、防塵防滴のCCD機
先代
K100D Super
ライバル
D60 EOS Kiss X2 α200 E-510

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投稿写真 222枚

Camera Profile

K200Dについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

ペンタックスは2008年1月24日、上位のK20Dと同じ日にK200Dを発表し、2月22日に発売した。ライブビューは同時発表のK20Dがペンタックスとして初めて搭載したが、K200Dには搭載されなかった。価格はオープンで、店頭予想価格はボディのみ9万円前後、DA 18-55mmが付くレンズキットが10万円前後と報じられた。当初の月産数量は、K200Dが3万台、K20Dが2万5,000台と発表されている。1公式 ペンタックス(リコーイメージング掲載のプレスリリース)上位機並みの高度な撮影を簡単に楽しめるデジタル一眼レフカメラ『PENTAX K200D』(2008年1月24日)

2008年6月21日から8月31日まではK20DとK200Dのキャッシュバックが実施され、K200Dはボディ、各キットとも5,000円だった。2プレス デジカメ Watchペンタックス、「K20D/K200Dキャッシュバックキャンペーン」を開始

ラインナップ上の位置付け

同日に発表されたK20Dは、「ハイアマチュアをはじめとする写真愛好家」向けのミドルクラスとされた。これに対しK200Dは「主にファミリーユーザーや入門者向けのスタンダードクラス」で、「上位機並みの高度な撮影を簡単に楽しめる」機種と発表された。1公式 ペンタックス(リコーイメージング掲載のプレスリリース)上位機並みの高度な撮影を簡単に楽しめるデジタル一眼レフカメラ『PENTAX K200D』(2008年1月24日)

既存機との関係は、メーカーの説明と媒体の見方で異なる。ITmediaによれば、ペンタックスはK200DをK100D Superの後継ではなく上位モデルと位置付け、ラインナップはK20Dを筆頭にK10D、K200D、K100D Superと並ぶという。3レビュー ITmedia NEWS中級者も楽しめる高機能&低価格機――ペンタックス「K200D」(小山安博) 一方、発売後のデジカメ Watchのレビューは、K200DをK10Dを低価格化して置き換えた機種でもあると述べた。4レビュー デジカメ Watch【新製品レビュー】ペンタックス「K200D」(安孫子卓郎)

ペンタックスの北沢利之氏は2008年9月、K200Dを「普及機の中の上位機種」と呼び、防塵防滴設計と画質に最適な技術を提供したと説明した。後発のK-mについては「普及機の中の中級機」を狙ったと述べている。5インタビュー デジカメ Watch「K20D」と「K200D」の後継機を2009年夏前に投入(北沢利之氏インタビュー、フォトキナ2008)

先代からの進化

K100D Superからの主な変更は、防塵防滴の採用と撮像素子、液晶モニターである。本体は60カ所にシーリングを施した防塵防滴構造で、剛性の高い新設計のステンレスシャシーを採用した。1公式 ペンタックス(リコーイメージング掲載のプレスリリース)上位機並みの高度な撮影を簡単に楽しめるデジタル一眼レフカメラ『PENTAX K200D』(2008年1月24日) 撮像素子は610万画素から有効約1,020万画素のCCDになった。K10Dと同等のCCDで、標準出力感度もISO100〜1600と同じである。液晶モニターは2.5型約21万ドットから2.7型約23万ドットへ大きくなった。6プレス デジカメ Watchペンタックス、防塵防滴ボディの初級一眼レフ「K200D」

機能面では、カスタムイメージ、ダストアラート、ダイナミックレンジ拡大、RAWボタンなど、K20Dと共通の新機能が入り、K100D Superが対応しなかったRAW+JPEG同時記録も可能になった。一方、電源は単3形電池4本のままで、AFは11点測距のSAFOX VIII、ファインダーは倍率約0.85倍、視野率約96%のペンタミラー式でK100D Superと共通だった。重量は本体のみ約630gで、K100D Superより約60g増えた。7公式 リコーイメージングK200D 性能諸元

K10Dから見ると、削られた部分と加わった部分がある。電子ダイヤルは1つに減り、シャッター速度&絞り優先(TAv)モードは見送られた。K100D SuperやK20Dが備えるISO3200にも対応しない。3レビュー ITmedia NEWS中級者も楽しめる高機能&低価格機――ペンタックス「K200D」(小山安博) 一方で、K10Dになかった高感度ノイズリダクションが加わった。4レビュー デジカメ Watch【新製品レビュー】ペンタックス「K200D」(安孫子卓郎)

ライバル機種との比較

店頭予想価格で見ると、K200Dのボディ9万円前後は、キヤノンEOS Kiss X2のボディ9万円前後と同じ水準だった。Kiss X2は有効1,220万画素CMOSにライブビュー、3型液晶、約3.5コマ/秒、9点AFを備える。K200Dは有効1,020万画素CCDで連写は約2.8コマ/秒にとどまり、ライブビューも持たない代わりに、ボディ内手ブレ補正と防塵防滴を備えた。8プレス デジカメ Watchキヤノン、ライブビューに対応した「EOS Kiss X2」

より安い価格帯には、ボディ7万5,000円前後のニコンD60と、6万円前後のソニーα200があり、どちらも有効1,020万画素CCDだった。9プレス デジカメ Watchニコン、センサークリーニングを搭載したエントリー一眼レフ「D60」 α200はボディ内手ブレ補正とISO3200までの感度を備え、重量は約532gとK200Dの約630gより軽い。10プレス デジカメ Watchソニー、エントリー向けデジタル一眼レフ「α200」を国内発売

電源の考え方も異なる。Kiss X2とα200は専用のリチウムイオン電池を使い、撮影可能枚数はそれぞれ約500枚、約750枚である。K200Dは単3形電池4本で、リチウム電池ならストロボなしで約1,100枚撮影できる。7公式 リコーイメージングK200D 性能諸元

メーカーが訴求した違いは防塵防滴である。公式ページは防塵防滴構造を「クラス唯一」(2008年1月現在)と記している。11公式 リコーイメージングK200D 製品情報 特長トップ 発売時の専門媒体も、実売10万円以下の価格帯で防塵防滴ボディを備えた点を評価した。同時に、防塵防滴を万全にするにはDA★レンズとの組み合わせが望ましく、ペンタックスの防塵防滴レンズは安くても10万円以上するため、システム全体では安くならないとも指摘している。4レビュー デジカメ Watch【新製品レビュー】ペンタックス「K200D」(安孫子卓郎)

開発の背景

ITmediaによれば、ペンタックスはK200Dを、入門機K100D Superの使いやすさと上位機K10Dの高画質技術を継承した機種と説明した。公式ページは、本体の防塵防滴を、DA★レンズと専用の防塵防滴バッテリーグリップD-BG3を組み合わせてシステム全体で構築する考え方だと説明している。11公式 リコーイメージングK200D 製品情報 特長トップ

北沢氏は2008年9月、普及機が一眼レフ市場全体の7割近くを占め、高級機は台数ベースで5%ぐらいだと説明し、普及機は松竹梅と複数機種を展開する必要があると述べた。同氏によれば、後発のK-mはK200Dと同じソニー製の1,000万画素CCDを使う。5インタビュー デジカメ Watch「K20D」と「K200D」の後継機を2009年夏前に投入(北沢利之氏インタビュー、フォトキナ2008)

後継機の計画は途中で変わった。北沢氏は同じ2008年9月に、K20DとK200Dの後継機を2009年夏前に発売する予定だと述べていた。2009年3月に川内拓氏はロードマップを見直したと説明し、K200Dの後継は年末商戦向けになると述べた。川内氏によれば、K20DとK200Dは明確に兄弟機を意識したデザインだったが、K200Dの後継はK20D/K200Dとは異なる個性のデザインになるという。12インタビュー デジカメ Watch【PMA09】「K20D」とは違ったコンセプトの新型一眼レフを今夏に投入(川内拓氏インタビュー)

利用者の評判

価格.comの満足度は、ボディが4.89点(110件)、レンズキットが4.77点(58件)、ダブルズームキットが4.75点(46件)で、ボディはカテゴリ平均の4.58を上回った。ただし3ページ計214件のうち160件は2008〜2009年の投稿で、発売から2年ほどの間の評価が中心である。ボディの項目別ではホールド感4.85、画質4.80、バッテリー4.80が高く、携帯性4.20と液晶4.16はカテゴリ平均を下回った。13レビュー 価格.comペンタックス PENTAX K200D ボディ レビュー評価・評判

長所として繰り返し挙がるのは、単3形電池と防塵防滴である。価格.comでは本文のある167件のうち約90件が単3形電池やエネループに触れ、旅行や外出先でも手に入る安心感を評価する声が多い。残量表示の不安定さや電池との相性を挙げたのは10件前後だった。デジカメ Watchとマイナビニュースのレビューも、単3形が使える点を評価した。防塵防滴や雨に触れたレビューも価格.comで約70件あり、否定的な内容はごく少数だった。14レビュー 価格.comペンタックス PENTAX K200D レンズキット レビュー評価・評判

画質では、デジカメ WatchのレビューがK10Dよりノイズが少ないと、マイナビニュースがISO1600でもK20Dよりノイズが少ないと評価した。価格.comの利用者は、CCDの発色や濃い色乗り、「雅(MIYABI)」などのカスタムイメージを高く評価し、約30件が発色や色づくりに、約27件がCCDに触れた。後年の中古購入者にも「CCD機」への愛着が見られる。15レビュー 価格.comペンタックス PENTAX K200D ダブルズームキット レビュー評価・評判

短所として複数の資料が挙げるのは、高感度と速度である。ISO1600まででISO3200がない点は、マイナビニュース、ITmedia、Photography Blogがそろって指摘した。価格.comでは約20件がAFの遅さや迷いに、約27件が連写やバッファの遅さに触れている。マイナビニュースの計測では、AFはEV5で平均約1.4秒、EV1で約2.6秒かかった。16レビュー マイナビニュースペンタックス K200D 実写インプレッション

重さについては価格.comで約60件が触れ、多くは「重いが安定する」「グリップが良く気にならない」と書く一方、携帯性の点数は低めだった。ITmediaとマイナビニュースも重さに触れている。ライブビューの非搭載には約24件が触れたが、使わないので問題ないとする声が目立った。液晶モニターは小さい、粗いとする声が11件ほどあり、項目別の点数も低めである。13レビュー 価格.comペンタックス PENTAX K200D ボディ レビュー評価・評判

評判の出典

7件

出典

14件

内容の確認日: 2026年10月5日

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