リコー CX4 作例

コンパクト

1,000万画素

リコーCX4は、CX3の10.7倍ズームと撮像素子を引き継ぎ、手ブレ補正、追尾AF、撮影効果を更新した2010年のコンパクトカメラである。メーカーが重視したのは、手持ちで撮れる場面を増やすことに加え、撮影前に仕上がりを考える楽しみを広げることだった。数千枚のブレ写真を使った原因分析や、形と色を改める判断にも、その狙いが表れている。

シリーズ
CX
位置付け
高倍率と近接性能を保ち手持ち撮影・表現を広げたコンパクト
先代
CX3
後継
CX5

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投稿写真 127枚

Camera Profile

CX4について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2010年8月19日に発表され、9月3日にオープン価格で発売された。レンズ、センサー、液晶という基本構成はCX3を継承し、撮影を支える機能と表現効果を改めたモデルである。撮影範囲を大きく変えるのではなく、同じ光学系をどう使うかに重点を置いた更新だった。1公式 RicohRicoh Introduces the CX42公式 リコーイメージングCX4とCX3 前機種の比較

ラインナップ上の位置付け

レンズは28〜300mm相当F3.5〜5.6の10.7倍ズームで、1/2.3型約1000万画素CMOSを搭載する。裏面照射CMOSにSmooth Imaging Engine IVを組み合わせ、液晶は3型約92万ドット。高倍率の撮影範囲と、撮った画像を確認するための画面をコンパクトな本体へまとめている。2公式 リコーイメージングCX4とCX3 前機種の比較3公式 リコーイメージングCX4 製品概要

先代からの進化

センサーシフト式の手ブレ補正は、CX3の約2段から約3.7段へ強化された。いずれも望遠端でのメーカー計測値であり、あらゆる撮影条件で同じ差が出るという数値ではない。外形は角張った姿から曲面のある形へ変わったが、奥行き29.4mmは維持された。2公式 リコーイメージングCX4とCX3 前機種の比較

追尾AFは、シャッターボタンの半押しで被写体を選び、ピントと露出を合わせ続ける新機能である。また夜景マルチショットでは、4枚を合成してノイズを減らす。手ブレの補正、被写体の追尾、複数画像の合成という異なる方法で、撮影を支える機能を追加した。1公式 RicohRicoh Introduces the CX4

表現機能にはソフトフォーカス、クロスプロセス、トイカメラを加えた。従来のDRダブルショット、ミニチュアライズ、ハイコントラスト白黒と合わせ、クリエイティブ撮影として整理している。撮影後に画像を確認するだけでなく、どのように写すかを撮る前に選べる構成になった。1公式 RicohRicoh Introduces the CX4

感度の下限はCX3のISO80からISO100へ変わり、上限のISO3200は共通である。CIPA基準の撮影枚数はモニター節電ONで約330枚、OFFで約310枚となり、それぞれCX3の同条件より20枚増えた。撮影枚数を比較する際には、節電設定を揃えて見る必要がある。2公式 リコーイメージングCX4とCX3 前機種の比較

最大画素数での連写は約5コマ/秒で、120コマ/秒の超高速連写はVGAに固定される。M連写プラスはシャッターから指を離す直前の画像を残す方式で、10Mでは約3秒15枚、2Mでは約0.9秒26枚を記録する。速度だけでなく画像サイズと残せる時間を選ぶ機能である。4公式 リコーイメージングCX4 特長 Technology

ライバル機種との比較

近接撮影では、広角側だけでなく300mm相当の望遠側でも28cmまで寄れる。発売時レビューは、一般的な広角側の接写と区別して、この撮影範囲を取り上げた。高倍率レンズの特徴は遠景を引き寄せることだけではなく、近い被写体を望遠側で撮ることにもあった。5レビュー デジカメWatch新製品レビュー リコーCX4

開発の背景

企画を担当した荒井孝氏は、CXシリーズが追ってきた撮影領域の拡大に加え、CX4では表現領域を特に重視したと説明する。クリエイティブ撮影も、フィルムや暗室に由来する技巧をPCで後から加えるためではなく、撮影前に構図と表現を考える楽しみへつなげる狙いだった。効果の種類を増やすだけでなく、撮影者が選ぶタイミングに意味を持たせた企画である。6インタビュー RicohCX4 Inside Story Planning7インタビュー RicohCX4 Inside Story Expanding the fun of expressing yourself

暗所の画像処理には、利用者調査が反映された。画像設計の角田洋一氏は、一般ユーザーに暗所撮影への不満が残っていたため、暗部の階調と低ノイズを優先したと説明している。一方、ノイズを一律に削ると画像が平坦になるため、解像との釣り合いを利用者が5段階から選べるようにした。処理を強めるだけでなく、仕上がりの選択を残した判断だった。8インタビュー RicohCX4 Inside Story Design and Development

手ブレ補正の開発では、小林俊之氏と村松浩一氏らが、意図的に数千枚のブレ写真を撮って分析した。検知、必要な補正量の判断、センサーの駆動という各段階のどこに原因があるかを調べ、実写と数値シミュレーションを突き合わせたという。チャートやカメラ振動の測定も用いて原因を切り分け、補正機構全体の改善につなげた。9インタビュー RicohCX4 Inside Story Thorough probing of causes

高倍率レンズを薄く収納するリトラクティングレンズシステムでは、レンズの一部を振り子のように退避させる。これによって29.4mmの本体へ光学系を収めている。補正や画像処理を改めても、持ち歩ける高倍率機としての構成は維持された。10公式 リコーイメージングCX4 特長 Catch

デザイン担当の石田孝氏は、従来ユーザーが求める道具らしさを保ちながら、曲面と色で親しみやすさを加え、対象を広げる狙いを説明した。黒は細部まで黒くして道具感を強め、銀はシャンパン調へ、ピンクは差し色から鮮やかな全面色へと展開した。共通の本体でも色ごとの見せ方を変えており、単なる外装色の追加以上の意図があった。11インタビュー RicohCX4 Inside Story Combining a tool feel with an approachable feel

利用者の評判

近接性能は、発売時レビューと複数の長期利用者の投稿に共通する高評価だった。ADJやFnから設定を呼び出しやすい点も、専門媒体と利用者の双方が評価している。ズーム倍率だけでなく、近くを撮る機能や撮影中の設定操作も、実際の使い方に結び付く長所として挙げられた。12レビュー 価格.comCX4 パープルピンク レビュー評価・評判

価格.comの2026年10月5日時点のCX4共通集計は120件、満足度4.60、機能性4.67、操作性4.58だった。色別商品ページに表示される値だが、当該色だけの評価として扱う数字ではない。12レビュー 価格.comCX4 パープルピンク レビュー評価・評判

評判の出典

2件

内容の確認日: 2026年10月5日

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