登場した時代
2003年7月22日の発表会で、D2Hはスポーツ・報道用D1Hの後継として紹介された。その時点では10月下旬発売予定、価格49万円と案内されている。開発統括部長の富野直樹氏は、開発の重点として画質より先に速さを挙げ、想定する現場での応答と連続撮影を重視する方針を説明した。1プレス PC Watchニコン、自社製撮像素子を搭載したD2H 発表会
一眼レフ
APS-C・410万画素
2003年11月29日発売
D2Hは、スポーツ・報道用のD1Hを引き継ぎ、撮影から画像の送信までの速さを重視したニコンのプロ用一眼レフである。2003年の発表では、独自開発のLBCAST撮像素子と最高毎秒8コマの連写を掲げた。画素数の増加に加え、レリーズ応答、連続記録、無線転送を一つの撮影システムにまとめた機種だった。
投稿写真 85枚
Camera Profile
発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。
2003年7月22日の発表会で、D2Hはスポーツ・報道用D1Hの後継として紹介された。その時点では10月下旬発売予定、価格49万円と案内されている。開発統括部長の富野直樹氏は、開発の重点として画質より先に速さを挙げ、想定する現場での応答と連続撮影を重視する方針を説明した。1プレス PC Watchニコン、自社製撮像素子を搭載したD2H 発表会
撮像素子は有効410万画素、23.3×15.5mmで、ニコンが独自開発したJFET方式のLBCASTを採用する。ニコンFマウントのレンズを使い、画角は35mm判で約1.5倍の焦点距離に相当する。ファインダーは視野率約100%、倍率約0.86倍で、電池やCFカードを除く本体重量は約1070gだった。2公式 ニコンD2H 使用説明書1プレス PC Watchニコン、自社製撮像素子を搭載したD2H 発表会
発表時の連写性能は最高毎秒8コマで、RAWでは25枚、JPEGでは40枚の連続撮影を公表した。AFは11点のうち9点がクロスセンサーである。連写速度だけでなく、連続して記録できる枚数とAFの構成を揃え、スポーツや報道の撮影を受け持つ仕様だった。1プレス PC Watchニコン、自社製撮像素子を搭載したD2H 発表会
D1Hの有効266万画素から410万画素へ増える一方、レリーズタイムラグはD1系の58msから37msへ短縮したと説明された。背面液晶も2型13万画素から2.5型約21万画素へ変更された。画像の記録と確認の両方に手を入れながら、シャッターを切る応答を速めている。1プレス PC Watchニコン、自社製撮像素子を搭載したD2H 発表会
RAWとJPEGの同時記録が可能になり、接続はIEEE1394からUSB 2.0 Hi-Speedへ移った。電源にはEN-EL4リチウムイオン電池を採用し、充電器とともに本体へ同梱した。画像形式、転送、電源も含めて、D1系から構成を更新したモデルである。1プレス PC Watchニコン、自社製撮像素子を搭載したD2H 発表会
LBCASTの高速化には、GとR/Bを分ける2チャンネルの読み出しを使った。回路の簡略化によって配線層数を減らし、レンズやローパスフィルターまで含めた適合も図ったという。撮像素子を単独で開発するだけでなく、カメラ全体の光学系と組み合わせる設計だった。1プレス PC Watchニコン、自社製撮像素子を搭載したD2H 発表会
撮像素子の内製には供給面の理由もあった。ニコンは、外部調達の撮像素子で生じた機会損失を減らし、安定供給を図ることも目的だと説明している。高速化という撮影上の狙いと、必要な部品を確保するという製品供給上の狙いが重なっていた。1プレス PC Watchニコン、自社製撮像素子を搭載したD2H 発表会
ホワイトバランスには新設の環境光センサーを使い、撮像素子と1005分割RGBセンサーを合わせて判断する構成を採った。さらにSB-800との組み合わせでi-TTLと発光色温度情報の伝達に対応する。周囲の光とフラッシュの光を扱うため、複数のセンサーや周辺機器から情報を得る方式である。2公式 ニコンD2H 使用説明書
撮影後の送信には、別売の無線LANユニットWT-1を用意した。本体底部に取り付け、USB 2.0ケーブルでカメラと接続し、802.11bの無線LANを介してFTPサーバーへ画像を送る。設定はパソコンで行う仕組みだった。D2Hでは、現場で撮った画像を送信するところまでを専用アクセサリーで支えた。1プレス PC Watchニコン、自社製撮像素子を搭載したD2H 発表会
本体にはマグネシウム製の防塵防滴構造を採り、シャッター耐用回数は15万回と公表した。素早い撮影と転送を支える一方、繰り返し撮影するプロ用機として、外装とシャッターにも対応する仕様を与えている。1プレス PC Watchニコン、自社製撮像素子を搭載したD2H 発表会
内容の確認日: 2026年10月10日
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