オリンパス E-500 作例

2005年11月11日発売

E-500の仕様

オリンパスE-500は、2005年11月11日に発売された、有効800万画素のフォーサーズ一眼レフである。E-300の横方向へ光を導く構造から従来型のミラーとファインダーへ改め、本体のみ435gの軽量ボディを実現した。樹脂とステンレスを組み合わせるシャーシ、大きな液晶、新しい測光系により、普及機としての持ち歩きやすさと撮影機能を整えた機種だった。

シリーズ
E
位置付け
435gボディと従来型ファインダーを備えたフォーサーズ普及一眼レフ
先代
E-300

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投稿写真 390枚

Camera Profile

E-500について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2005年9月27日に発表され、11月11日の発売が案内された。ボディと14-45mm F3.5-5.6のレンズキットは、それぞれブラックとシルバーを用意した。店頭予想価格はボディ9万円前後、キット10万円前後だった。1公式 オリンパスデジタル一眼レフ第3弾、小型・世界最軽量の普及型E-500発売2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:オリンパスE-500 ハードウェア編

発売に合わせ、実機を使う機会も設けた。東京、名古屋、大阪、札幌、広島、仙台、福岡で体感講座を計画し、一人一台のカメラで撮影からプリントまで体験する構成とした。東京、名古屋、大阪では米谷美久との座談会も案内した。3公式 オリンパスE-500発売記念予約キャンペーンと体感講座

10月1日から11月10日までの予約客には、発売後の購入と所定期間の応募を条件に、岩合光昭プロデュースによるオリンパスとコールマン共同企画のバッグを贈るキャンペーンも行った。撮影体験と携行用品を組み合わせた発売時の施策である。3公式 オリンパスE-500発売記念予約キャンペーンと体感講座

ラインナップ上の位置付け

E-1、E-300に続くE-システムの第三弾で、E-300と同じ普及型に位置付けられた。E-300も併売され、同じ画素数の普及機を異なる外形で選べる構成となった。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:オリンパスE-500 ハードウェア編

本体のみの重さは435g、突起を除く幅・高さ・奥行きは129.5×94.5×66.0mmである。メーカーは2005年9月27日時点のレンズ交換式デジタル一眼レフで世界最軽量と訴求した。800万画素、2.5型液晶、軽さを組み合わせ、初心者の風景や家族撮影から、撮影機能を活用する上級者までを対象にした。1公式 オリンパスデジタル一眼レフ第3弾、小型・世界最軽量の普及型E-500発売

撮像面は17.3×13.0mm、縦横比4:3で、RAWは3264×2448画素となる。公式資料の「フルフレーム型CCD」は素子の方式を表す名称であり、35mmフルサイズの撮像面を持つ機種ではない。4公式 オリンパスE-500 主な仕様

先代からの進化

外形を変えたのは、光学系の組み直しだった。E-300はポロ光学系とサイドスイングミラーで横方向へ光を導いたが、E-500は上下に動くミラーとペンタダハミラーを採用し、内蔵フラッシュを上部へ収めた。E-300の本体580g、幅146.5mmに対し、E-500では435g、幅129.5mmとなった。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:オリンパスE-500 ハードウェア編

有効800万画素CCDを継承しながら、ISO拡張時に使うノイズフィルターを加えた。通常の感度設定はISO100~400で、最大1600までは拡張して使う構成である。高感度域には、通常設定とは別に処理を選ぶ仕組みが設けられた。1公式 オリンパスデジタル一眼レフ第3弾、小型・世界最軽量の普及型E-500発売4公式 オリンパスE-500 主な仕様

背面液晶はE-300の1.8型から、2.5型・21.5万画素の半透過ハイパークリスタル液晶へ大型化した。撮影設定を表示するだけでなく、画面から項目を直接変更できる。簡易表示と詳細表示を切り替え、大きな文字で確認したい場面と、多くの情報を一覧したい場面の両方に対応した。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:オリンパスE-500 ハードウェア編1公式 オリンパスデジタル一眼レフ第3弾、小型・世界最軽量の普及型E-500発売

測光には新しい49分割センサーを採用した。低輝度ではアクティブピクセル方式、高輝度では積分アンプを使うハイブリッド方式である。スポット測光にはハイライト/シャドーコントロールを加え、白い被写体や黒い被写体を意図した明るさに近づける機能として、OM-4からの継承を訴求した。1公式 オリンパスデジタル一眼レフ第3弾、小型・世界最軽量の普及型E-500発売

記録はCFとxDピクチャーカードの二つのスロットを備え、選択した媒体へ保存する。カード間の画像コピーにも対応した。再生では、拡大した二画像を並べるライトボックス表示を用意し、撮った画像を比較できるようにした。1公式 オリンパスデジタル一眼レフ第3弾、小型・世界最軽量の普及型E-500発売

最高約2.5コマ/秒の連写は、HQのJPEG1/8圧縮とSanDisk Extreme IIIを用いたメーカー測定条件では、カード容量まで継続できるとされた。RAWとTIFFの連続撮影枚数は4コマで、形式によって撮り続けられる枚数が異なる。1公式 オリンパスデジタル一眼レフ第3弾、小型・世界最軽量の普及型E-500発売4公式 オリンパスE-500 主な仕様

ライバル機種との比較

Cameralabsは、同じ800万画素級で外形も近いキヤノンEOS 350D、日本名EOS Kiss Digital Nを主要な比較相手とした。E-500にはダスト対策、大きな液晶、普及機として豊富な制御機能があると整理している。5レビュー CameralabsOlympus E-500 review

本体の軽さが、そのまま撮影一式の軽さの順位になるわけではなかった。デジカメWatchの実測では、E-500に14-45mm、フード、電池、CFを加えた一式は約840gだった。同記事のペンタックス*ist DLと18-55mmなどの一式は約835gであり、レンズや付属品を含めると近い重さになった。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:オリンパスE-500 ハードウェア編

開発の背景

軽さと剛性を両立するために、ガラス繊維で強化したエンジニアリングプラスチックと、軽量化したステンレスを組み合わせたハイブリッドシャーシを採用した。これらを箱型に組み、ボディを支える構造とした。メーカーは、小型化と同時に握りやすさも追求したと説明している。1公式 オリンパスデジタル一眼レフ第3弾、小型・世界最軽量の普及型E-500発売

外形を従来型へ変えた一方、E-1からのSSWF超音波防塵フィルターは継承した。メーカーは、レンズ交換によるゴミの問題を意識せず使えることを普及機の価値に位置付けた。小型のボディにも、レンズ交換式として使う際の手間を抑える技術を残したのである。1公式 オリンパスデジタル一眼レフ第3弾、小型・世界最軽量の普及型E-500発売

操作では、撮影設定を大きく示す簡易表示と、情報量の多い詳細表示を使い分ける設計を採った。表示は初心者にも分かりやすくしつつ、ハイライト/シャドー測光やワンタッチホワイトバランス、MFブラケット、カメラ内RAW現像といった機能を備える。少ない操作で撮る人と、撮影条件を細かく変える人が同じボディを使うための構成だった。1公式 オリンパスデジタル一眼レフ第3弾、小型・世界最軽量の普及型E-500発売

利用者の評判

デジカメWatchの画質評価とCameralabsでは、細部の描写や全般の画質が長所として取り上げられた。6レビュー デジカメWatch新製品レビュー:オリンパスE-500 画質評価編

一方、ファインダーで見える像の小ささは、デジカメWatchのハードウェア編とCameralabsの総評に共通する弱点だった。大きくなった背面液晶とは別に、光学ファインダーで構図を見る際の制約が指摘された。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー:オリンパスE-500 ハードウェア編

握りやすさへの評価は、デジカメWatchと後年のユーザー集計にも見られる。2026年10月1日時点の価格.comボディ版では、総投稿42件のうち集計対象は41件で、満足度は5点満点中4.55、携帯性とホールド感はいずれも4.47だった。7レビュー 価格.comE-500 ボディ レビュー・評価

評判の出典

5件

内容の確認日: 2026年10月1日

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