ペンタックス *ist DL 作例

一眼レフ

2005年7月7日発売

*ist DLの仕様

ペンタックス*ist DLは、*ist DSを基に軽量化と大型液晶を組み合わせ、2005年7月に発売された入門一眼レフである。DSを置き換えず、その下に併売するモデルとして、ファインダーやAFを簡略化する一方、画面の見やすさと撮影ガイドを充実させた。ペンタミラーと新しいスクリーンの組み合わせには、明るさ、軽さ、ピントの見極めやすさをどう配分するかという選択が表れている。

シリーズ
*ist D
位置付け
大型液晶と軽量化を重視した入門一眼レフ
後継
*ist DL2
ライバル
EOS Kiss Digital N D50

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投稿写真 298枚

Camera Profile

*ist DLについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

国内では2005年6月2日に発表され、当初の7月上旬という予定を経て、7月7日に発売された。ペンタックスにとって3台目のデジタル一眼レフであり、本体のみ470gという軽さを特徴として登場した。1レビュー デジカメWatch新製品レビュー *ist DL ハードウェア編

価格はオープンで、発売決定時の店頭予想価格はボディ約8万円、DA 18–55mm F3.5–5.6 ALとのキットが約10万円だった。2プレス デジカメWatch*ist DLの発売日を7月7日に決定 国内にはブラックとシルバーのボディを用意し、標準ズーム付きキットも設定した。3公式 ペンタックス*ist DL 国内カタログ

ラインナップ上の位置付け

ist DLは2004年11月発売のist DSを基にした下位モデルで、*ist D、*ist DSとの併売を前提としていた。メーカーは、デジタル写真や一眼レフに不慣れな人、家族、コンパクトカメラからステップアップする層を想定しており、レンズ交換式の撮影への入口を広げる狙いがあった。4プレス デジカメWatch実売8万円前後のデジタル一眼レフ *ist DL5プレス DPReviewPentax *ist DL announcement and manufacturer press release

撮像素子は23.5×15.7mmの有効610万画素CCDで、KAFマウントを採用する。ボディは125×92.5×67mm、電池やレンズを含まない本体質量が470gである。6公式 リコーイメージング*ist DL 仕様 世界最軽量という訴求は、2005年6月1日現在のレンズ交換式デジタル一眼レフを対象としたものであった。3公式 ペンタックス*ist DL 国内カタログ

初心者向けでも、プログラムAE、シャッター優先、絞り優先、マニュアル、バルブを備え、RAW記録やAdobe RGBも選べた。電源には単3形電池4本、またはCR-V3リチウム電池2本を用いる。同梱は単3アルカリ電池4本で、専用充電池と充電器を付ける構成ではなかった。6公式 リコーイメージング*ist DL 仕様

先代からの進化

ベースとなったDSとの大きな違いは、ペンタプリズムをペンタミラーへ変更した点である。ペンタ部だけで約25g、ボディ全体で35gを軽くした一方、ファインダー倍率は0.95倍から0.85倍へ小さくなった。新しいナチュラルブライトマットIIスクリーンで明るさを補い、メーカーはDSより明るいと説明したが、ピントの山はDSの方がつかみやすく、MF中心ならDSが適するとも述べていた。4プレス デジカメWatch実売8万円前後のデジタル一眼レフ *ist DL

DLのファインダー視野率は96%で、0.85倍という倍率は50mm F1.4を無限遠に合わせた場合の値である。スクリーンは固定式となり、利用者による交換は省かれた。軽さを得る変更は、見える像の大きさやスクリーンの選択にも及んでいた。6公式 リコーイメージング*ist DL 仕様

背面液晶は2型から2.5型へ拡大し、約21万画素を維持した。AFは11点から3点へ減らしたが、SAFOX VIIIと3点すべてのクロス型は引き継ぐ。任意の左右点選択と測距点のスーパーインポーズは省き、ワイドの自動選択か中央スポットを選ぶ方式となった。4プレス デジカメWatch実売8万円前後のデジタル一眼レフ *ist DL

連写速度は約2.8コマ/秒を保ったものの、最高画質JPEGの高速連続枚数は8枚から5枚、RAWは5枚から3枚へ減った。7レビュー ITmedia*ist DLレビュー:軽量ボディと操作性 一方、コンティニュアスAFはDSで動体ピクチャーモードに限られていたのに対し、DLではP・Tv・Av・M・Bからもメニューで選べるようになった。機能を一様に減らしたのではなく、撮影モードによってはAFの選択肢を広げている。4プレス デジカメWatch実売8万円前後のデジタル一眼レフ *ist DL

外部ストロボでは旧来のTTL調光を省き、P-TTL方式とした。4プレス デジカメWatch実売8万円前後のデジタル一眼レフ *ist DL ただしハイスピードシンクロまでなくしたわけではなく、AF360FGZとの組み合わせで対応する。ストロボの調光方式と高速同調の可否は区別する必要がある。8公式 ペンタックス*ist DL Operating Manual

発売時の記録媒体はSDカードで、SDHC対応は後日のVer.1.02で追加された。2006年12月20日のVer.1.03では、対応するSDHCカードをさらに広げている。9公式 リコーイメージング*ist DL ファームウェア1.03更新履歴

ライバル機種との比較

同時代の軽量な入門機としては、EOS Kiss Digital Nの本体485gに対してDLが470gだった。これは電池を入れた撮影時質量ではなく、本体のみの比較である。デジカメWatchはニコンD50も競合に挙げ、DLとD50がともにSDカードを使うことにも注目した。1レビュー デジカメWatch新製品レビュー *ist DL ハードウェア編

2005年9月に登場した上位兄弟の*ist DS2は、DLと同じ2.5型液晶を備えながら、0.95倍のペンタプリズム、交換可能なスクリーン、11点AFを残した。本体はDS2が505g、DLが470gであり、液晶の大きさがそろった後も、軽さとファインダー・AF機能の違いが選択に関わった。10レビュー デジカメWatch*ist DL 最終回:兄貴分 *ist DS2との比較

開発の背景

海外向けメーカー発表は、使いやすさと携帯性の調和を基本概念に掲げた。小型化にはステンレスの高剛性シャーシ、10層基板と高密度実装を用い、ペンタミラーと新スクリーンを組み合わせたと説明している。入門機としての価格と軽さに向け、内部構造と光学系の両方を見直した機種であった。5プレス DPReviewPentax *ist DL announcement and manufacturer press release

「L」はLight WeightとLarge LCDの両方を示すと発表時に紹介された。CCD自体はDSと共通で、ローパスフィルターは変更したものの、メーカーは画像処理の調整によりDSとの画質変化をなくしたと説明した。撮像素子の世代交代ではなく、持ち運びと操作の入口を変えることに力点を置いていた。4プレス デジカメWatch実売8万円前後のデジタル一眼レフ *ist DL

大きくした液晶は、撮った画像を見るためだけに使うものではない。撮影モードの説明や設定一覧、ドライブ、ストロボ、ホワイトバランスのガイドを、大きな文字と作例で表示した。オートピクチャーは標準・人物・風景・マクロ・動体から適した設定を選び、絞り、シャッター、ホワイトバランス、彩度などをまとめて調整する。操作の意味を画面で確かめながら、自動設定から撮影に入れる構成である。3公式 ペンタックス*ist DL 国内カタログ

旧レンズ資産の利用もメーカーの訴求点だった。K・KA・KAF・KAF2のレンズは制限付きで直接装着でき、M42・645・67用はアダプターを介して使える。ただし、どの組み合わせでもすべての自動機能が使えるという意味ではなく、レンズに応じた制限を伴う。5プレス DPReviewPentax *ist DL announcement and manufacturer press release

利用者の評判

複数の専門媒体は、2.5型液晶による画像確認と文字の読みやすさを共通して評価した。小型軽量でもグリップの形状と基本操作が使いやすい点も長所である。一方、ファインダーは明るいものの、DSより小さくなった下部の情報表示が見づらいという留保も共通している。1レビュー デジカメWatch新製品レビュー *ist DL ハードウェア編

2026年10月1日時点の価格.comのボディ単体集計は17件で、満足度3.96、携帯性4.53、ホールド感4.74、操作性4.30、機能性3.32であった。少数の集計ながら、持ち運びや保持、操作への評価が、機能の豊富さへの評価を上回っている。11レビュー 価格.comPENTAX *ist DL ボディ レビュー評価

評判の出典

6件

内容の確認日: 2026年10月1日

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