オリンパス E-M1MarkIII 作例

ミラーレス

フォーサーズ・2,037万画素

2020年2月28日発売

E-M1MarkIIIの仕様

2020年2月28日に発売されたマイクロフォーサーズのミラーレスカメラで、OM-DシリーズではE-M1Xと並ぶプロフェッショナル向けの上位モデルとして、E-M1 Mark IIの後を約3年ぶりに継いだ。E-M1X譲りの手持ちハイレゾショットと7.5段の手ぶれ補正を小型のボディに収め、星空に自動でピントを合わせる星空AFやライブND機能も新たに搭載した。手ぶれ補正と携帯性、防塵防滴と耐低温の設計は価格.comの利用者やレビュー記事から高く評価された一方、被写体を追い続けるAFの信頼性と、液晶を使う電子ビューファインダーは複数の出典が弱点に挙げている。

シリーズ
OM-D E-M1
位置付け
マイクロフォーサーズの小型軽量プロフェッショナル機(E-M1Xと並ぶ上位モデル)
先代
E-M1MarkII
後継
OM-1
ライバル
X-T4 DC-G9

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投稿写真 187枚

Camera Profile

E-M1MarkIIIについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

オリンパスは2020年2月12日にOM-D E-M1 Mark IIIを発表し、同月28日に発売した。前モデルのE-M1 Mark IIからは約3年ぶりの後継機である。発表はCP+2020の開催時期に合わせたものだった。しかし新型コロナウイルス感染拡大への懸念から、CP+2020は2月14日付でカメラ映像機器工業会(CIPA)により全日程の開催中止が決まった。1レビュー PRONEWS「再現:CP+2020」オリンパス、5000万画素手持ちハイレゾショットやライブNDを搭載した小型軽量のOM-D E-M1 Mark III登場

発売の約4か月後にあたる同年6月24日、オリンパスはカメラ事業を含む映像事業を新会社として分社化し、日本産業パートナーズ(JIP)へ譲渡する方針を発表した。最終契約は同年9月30日までに結ぶ予定とされた。2プレス デジカメWatchオリンパス、映像事業を分社・譲渡本機を、オリンパスブランドとして最後のフラッグシップ機と位置付けるレビューもある。3レビュー I AM A DOGオリンパス最後のフラッグシップ機の丁度良さ:OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III レビュー

ラインナップ上の位置付け

OM-Dシリーズでは、E-M1Xと並ぶプロフェッショナル向けの上位モデルとして発売された。4プレス オリンパスさまざまな環境下での撮影を可能にするプロフェッショナルモデル ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III」を発売E-M1Xの先進機能を小型のボディに凝縮した機種であり、E-M1Xの大きさをためらっていた層を主なターゲットとした。5レビュー ShaSha(カメラのキタムラ)オリンパス OM-D E-M1 MarkIII レビュー|小型ボディーとプロスペックの融合を追求した最新ミラーレス一眼

ただし、E-M1Xの機能をすべて引き継いだわけではない。新しい画像処理エンジンTruePic IXは1基の構成であり、E-M1Xが2基のエンジンで実現するインテリジェント被写体認識AFには、ハードウェアの面で対応できない。想定小売価格は、ボディ単体が税別20万円前後、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROとのレンズキットが税別26万円前後だった。6レビュー デジカメWatch新製品レビュー:OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III

先代からの進化

画像処理エンジンはTruePic VIIIからTruePic IXに替わり、それまでE-M1Xだけが備えていた約5000万画素相当の手持ちハイレゾショットを搭載した。擬似的なNDフィルターの効果をND2〜ND32の範囲で得られるライブND機能も新たに加わった。5レビュー ShaSha(カメラのキタムラ)オリンパス OM-D E-M1 MarkIII レビュー|小型ボディーとプロスペックの融合を追求した最新ミラーレス一眼5軸の手ぶれ補正は、対応レンズ使用時の最大補正段数が6.5段から7.5段に上がった。シャッターの耐久回数は20万回から40万回に倍増し、USB Type-C経由で最大100WのUSB PD給電にも対応した。6レビュー デジカメWatch新製品レビュー:OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III

AFでは、顔優先/瞳優先AFが画面内のより小さな顔まで認識できるようになり、検出した複数の顔から任意の顔を選べるようになった。7レビュー デジカメinfoオリンパス「E-M1 Mark III」はマイナーチェンジだが追加された新機能は革新的で素晴らしい新たに開発した星空AFは、対称性マッチング方式により、より無限遠側に近いところにピントを合わせるアルゴリズムを採用し、「速度優先」と「精度優先」の2つのモードを持つ。AFエリアの移動には、E-M1Xが搭載していた8方向のマルチセレクターを受け継いだ。8プレス デジカメWatchオリンパス、新エンジンTruePic IX搭載の「OM-D E-M1 Mark III」

一方で、撮像センサーは2016年発売のE-M1 Mark IIから変わっておらず、センサーに由来する画質の向上はないと複数のレビューが指摘している。7レビュー デジカメinfoオリンパス「E-M1 Mark III」はマイナーチェンジだが追加された新機能は革新的で素晴らしい

ライバル機種との比較

海外の専門媒体は、同格のマイクロフォーサーズ機であるパナソニックのDC-G9と、本機の2週間後の2020年2月26日に発表された富士フイルムのX-T4を比較の相手に挙げた。9プレス 富士フイルムFUJIFILM X-T4新発売比較で共通して弱点とされたのはファインダーである。本機の電子ビューファインダーは236万ドットの液晶を使っており、有機ELを採用するライバル機に見劣りすると、海外の専門媒体とレビューブログがともに指摘している。10レビュー DPReviewOlympus OM-D E-M1 Mark III review

開発の背景

オリンパスは、小型・軽量なシステムで高画質を実現し、あらゆるジャンルのプロフェッショナルフォトグラファーの期待に応えることを開発の方針に掲げた。4プレス オリンパスさまざまな環境下での撮影を可能にするプロフェッショナルモデル ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III」を発売

発売前の体験イベントで、同社の社員は手ぶれ補正と星空AFの開発について説明している。手ぶれ補正用のジャイロセンサーはE-M1Xと同じデバイスだが、同じデバイスを載せるだけでは同じ補正効果は得られず、本機に合わせた調整によってE-M1Xと同等の効果を実現したという。星空AFは、それまでMFで合わせるのが一般的だった星空へのピント合わせを自動化するために専用に開発したAFモードであり、特許を出願中とされた。11インタビュー デジカメWatch【イベントレポート】オリンパスプラザで「OM-D E-M1 Mark III」の発売前体験イベントが開催

利用者の評判

価格.comのレビューでは、253件で満足度4.42点を得ており、星5つが58%、星4つが32%を占める。項目別ではホールド感4.76、デザイン4.73、携帯性4.70、防手ぶれ4.65と、持ちやすさや携帯性、手ぶれ補正への評価が高い。一方でAF性能は3.69と全項目で最も低く、価格.comの平均4.30を下回った。12レビュー 価格.comオリンパス OM-D E-M1 Mark III ボディ のクチコミ評価・評判

AFについては、被写体を追い続けるAFの信頼性への不満を、価格.comのレビューと海外の専門媒体がともに挙げている。10レビュー DPReviewOlympus OM-D E-M1 Mark III review一方で、防塵防滴に加えて-10℃の耐低温設計を備える点は、屋外での信頼性の高さとして複数のレビューが評価している。5レビュー ShaSha(カメラのキタムラ)オリンパス OM-D E-M1 MarkIII レビュー|小型ボディーとプロスペックの融合を追求した最新ミラーレス一眼

評判の出典

8件

内容の確認日: 2026年9月28日

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