シグマ SD10 作例

一眼レフ

APS-C・1,029万画素

2003年11月14日発売

SD10の仕様

シグマSD10は、2003年11月14日に発売された、Foveon X3搭載一眼レフの第二世代である。SD9と同じ画素数とRAW専用記録を保ちながら、マイクロレンズを加えたセンサー、感度設定の拡大、電源の一系統化、現像ソフトの更新を進めた。画像を構成する三層方式を変えるのではなく、撮影とRAW処理の両方で初代の使い方を広げた後継機だった。

シリーズ
SD
位置付け
Foveon X3採用デジタル一眼レフの第2世代
先代
SD9
後継
SD14

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投稿写真 528枚

Camera Profile

SD10について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2003年10月27日に国内発売が報じられ、発売日は11月14日、ボディはオープンプライスとされた。同時にデジタル専用の18-50mm F3.5-5.6 DCを2万円、55-200mm F4-5.6 DCを2万5000円で発売し、小さいイメージサークルによる小型軽量化を訴求した。1プレス PC Watchシグマ、センサー感度が向上した一眼レフデジカメ「SD10」

18-50mm付きのIMAGING KITと、二本を組み合わせたDIGITAL TWIN ZOOM KITも用意した。いずれも国内価格はオープンで、カメラの更新とともに、専用ズームを含む撮影システムを提案していた。1プレス PC Watchシグマ、センサー感度が向上した一眼レフデジカメ「SD10」

ラインナップ上の位置付け

SD9を継ぐ、シグマのデジタル一眼レフ第二弾である。SAマウント、20.7×13.8mmの撮像面、レンズの表記焦点距離に対して約1.7倍相当となる画角を継続した。有効約1029万画素は2268×1512×3層の合計であり、最高の記録画像寸法は2268×1512のままである。1プレス PC Watchシグマ、センサー感度が向上した一眼レフデジカメ「SD10」2公式 シグマSD10 仕様

記録も12bitロスレス圧縮のRAWだけで、CF Type I/IIとマイクロドライブを使用する。連写はHighで1.9コマ/秒・6コマ、Mediumで2.4コマ/秒・14コマ、Lowで2.5コマ/秒・30コマという、解像度ごとの構成を引き継いだ。最高速と最大枚数を、最高解像度での値としてまとめることはできない。2公式 シグマSD10 仕様

先代からの進化

新しいセンサーは画素数を増やさず、マイクロレンズを追加することで、感度や色応答などの改善を目指した。三層の基本方式と出力寸法を維持しながら、光を受ける側の構成を更新したのである。3プレス DPReview / Sigma UKSigma SD10, preview and samples(Sigma UKプレスリリース併載)

SD9のISO100・200・400に対して、SD10は通常設定にISO800、拡張にISO1600を加えた。長秒側はモードで制限が異なり、通常モードではISO100・200で15秒、ISO400・800で4秒までとなる。拡張モードではISO100~1600で最大30秒を使え、バルブも30秒まで対応した。感度と露光時間の選択肢は増えたが、どのモードでも常に30秒という仕様ではない。2公式 シグマSD10 仕様4公式 シグマSD9 仕様

電源は、SD9の二系統から底部の一系統へ統合した。CR-V3を二本、または単3形のニッケル水素・ニッケル電池を四本使う。グリップ部の電池室が不要となり、その形状も改められた。152×120×79mmの外寸は維持しつつ、電池を除く質量は805gから785gへ減っている。1プレス PC Watchシグマ、センサー感度が向上した一眼レフデジカメ「SD10」2公式 シグマSD10 仕様

露出補正とブラケットの設定刻みは1/2EVから1/3EVへ変わった。撮像系の更新に加え、撮影者が露出を調整する単位も細かくした変更である。2公式 シグマSD10 仕様4公式 シグマSD9 仕様

RAW専用機として、現像ソフトの変更も重要である。付属のPhoto Proは2.0となり、X3 Fill Lightによって明暗差の大きな画像の暗部を調整できるようになった。調整情報はX3Fファイルへ保存でき、撮った後に仕上げる手順も更新している。3プレス DPReview / Sigma UKSigma SD10, preview and samples(Sigma UKプレスリリース併載)

外部照明では、専用ストロボEF-500 DGによるS-TTLワイヤレス撮影に対応した。専用ズームとキットを用意したことに加え、照明の組み合わせにも対応を広げた世代だった。3プレス DPReview / Sigma UKSigma SD10, preview and samples(Sigma UKプレスリリース併載)

開発の背景

Foveon X3は、三層で各画素位置のRGB情報を取得する基本方式を継続し、ベイヤー配列で必要となる色補間を不要とした。SD10ではその特徴を保ちつつ、マイクロレンズと現像処理によって、感度と画像の調整範囲を広げる方向を採った。3プレス DPReview / Sigma UKSigma SD10, preview and samples(Sigma UKプレスリリース併載)

レンズ交換時のほこりに対しては、ダストプロテクターを設ける構成である。外からセンサーへほこりが入ることを防ぐためのもので、カメラ内部の機構から発生する粉じんまで除去する装置ではない。3プレス DPReview / Sigma UKSigma SD10, preview and samples(Sigma UKプレスリリース併載)5レビュー PC Watch那和秀峻の最新デジカメレビュー シグマSD10

スポーツファインダーは、記録範囲の外側を薄い灰色で区別して見せる。メーカーは、動く被写体がフレームに入る前に確認できることを用途として挙げた。実際に写る範囲だけを拡大して見せるのではなく、その周囲も視認する構成を引き継いでいた。3プレス DPReview / Sigma UKSigma SD10, preview and samples(Sigma UKプレスリリース併載)

利用者の評判

複数の専門媒体は、低感度での細部描写を共通して評価した一方、高感度ではノイズや画質低下を指摘した。感度の設定範囲を増やしたことと、その全域で同じ画質を得られることは別であり、実写評価では感度による違いが論点となった。6レビュー DPReviewSigma SD10 Review

独立したダイヤルを含む操作系についても、仕組みを理解して慣れれば扱いやすいという評価が複数媒体に共通している。RAW専用の記録と特徴的な操作を前提に、自分の撮影手順へ取り込んで使う機種として評価された。5レビュー PC Watch那和秀峻の最新デジカメレビュー シグマSD10

評判の出典

4件

内容の確認日: 2026年10月1日

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