シグマ SD9 作例

一眼レフ

APS-C・1,029万画素

2002年10月21日発売

SD9の仕様

シグマSD9は、2002年10月21日に発売された、シグマ初のデジタルカメラであり、Foveon X3を初めて製品に採用した一眼レフである。フィルム機SA-9を出発点に、RGBを深さの異なる三層で受ける撮像素子と、RAWだけで記録する画像処理の流れを組み合わせた。約1029万という有効画素数は三層の合計であり、2268×1512という画像寸法と区別して理解する必要がある、独自方式の初代機だった。

シリーズ
SD
位置付け
Foveon X3を採用した初代デジタル一眼レフ
後継
SD10
ライバル
EOS D60 D100

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投稿写真 524枚

瀬戸の内海  

瀬戸の内海  

SD1をもし私が手にするとすれば、一番気を付けたいことは 4600万画素RAWでは撮らないということです。 メインはRAWミディアムで撮ることになろうかと思います。 よほど気に入った被写体に出くわした時だけ、RAW最高画質 に設定しなおして撮るようにしたいということです。 (ミディアムRAWは710万画素×3です) 理由は簡単です。私は通常より多量に撮影をするタイプなので、 最高画質で撮っていたのでは、パソコンだけでなく私自身も 身が持たないだろうっていうことですね。 秒8コマ撮れる連写カメラを昔使っていたのですが、このカメラ で学んだことは、まず出来るだけ撮影量を押さえるということ。 そして撮影した画像は、サムネイル段階で駄目なものはパス するっていうやり方をすることでした。 1回の撮影で数千ショット撮影しても、実際にモニターで画像を 展開するのは1/10で、さらにRAW現像するのは、さらに1/10と でとなるわけです。 そうしないと、こちらの身が持たないって心底身に沁みたから ですね。 それと同じことが、これからの超高画素カメラにも言えるだろう って考えています。 とくにSD1は、AFでピントが合わない、ISO感度が低くてブレが 起きやすい。 おそらく等倍モニター表示では、ボケ・ブレの 画像が多く出て、これが大きなストレスの原因になろうかと思う のです。 カメラ機能の優れたニコンD800やイオス5Dマーク3だと、そういう 無用なストレスが溜まることはないだろうと思います。 しかしそれでも、2千万画素を越えるカメラの絶対的画像圧力 というものは相当なものがあるだろうって考えます。 これはPCモニターのサイズとも関係があるんですが、大きな モニターほど圧力を感じるはずです。 それで私はモニターは23インチのサイズで止めました。それ以上 は行かないという決断ですね。 画像だけでなく文字データでも多量のものはストレスを与えます。 防御策は最初からパスするっていうことですかね。 まあ、斜め読みができる人には問題がないわけですが。

Camera Profile

SD9について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2002年2月の国内発表では発売日と価格は未定で、2月24日からのPMA2002へ参考出品することが予告された。その後、国内発売日が10月21日、ボディ標準価格が20万円と案内された。参考出品と製品発売は、数か月の間を置いた別の段階である。1プレス PC Watchシグマ、レンズ交換式一眼レフデジカメ「SD9」2プレス PC Watchシグマ、20万円の一眼レフデジタルカメラ「SD9」

シグマとして初めてのデジタルカメラであり、Foveon X3を実際の製品カメラに採用した初の機種となった。レンズメーカーがデジタルカメラへ進むと同時に、色を記録する撮像素子の構造にも独自の方式を持ち込んだ登場である。3レビュー DPReviewSigma SD9 Review4インタビュー デジカメ Watch写真業界 温故知新 第2回:内田亮さん

ラインナップ上の位置付け

SAマウントを使い、撮像面は20.7×13.8mm、撮影画角は35mm判換算でレンズの表記焦点距離の約1.7倍相当となる。有効約1029万画素は、約343万の画素位置に三層の受光部を持つという数え方である。最大の記録画像は2268×1512ピクセルであり、横×縦が約1000万画素となる画像を出力する仕様ではない。5公式 シグマSD9 仕様

カメラ内の記録は12bitロスレス圧縮RAWのみで、付属のSIGMA Photo Proを使ってJPEGやTIFFへ変換する。HighのRAWは約8MB、Mediumは約4MB、Lowは約2MBで、CF Type I/IIとマイクロドライブに保存する。撮影後にPCで現像する作業までが、画像を利用するための基本的な流れだった。5公式 シグマSD9 仕様2プレス PC Watchシグマ、20万円の一眼レフデジタルカメラ「SD9」

連写はHighで1.9コマ/秒・6コマ、Mediumで2.4コマ/秒・14コマ、Lowで2.5コマ/秒・30コマである。感度はISO100・200・400から選び、長秒側はISO100で15秒まで、ISO200・400では1秒までという制限を持つ。記録解像度や感度によって、撮影時に使える速度と時間が変わる構成だった。5公式 シグマSD9 仕様

電源は二系統で、カメラの駆動系にはCR123Aを二本、デジタル系にはCR-V3を二本または単3形電池を四本入れる。本体は152×120×79mm、電池を除いて805gで、背面には1.8型約13万ドットの液晶を備えた。PC接続にはUSB 1.1とIEEE1394を用意している。2プレス PC Watchシグマ、20万円の一眼レフデジタルカメラ「SD9」5公式 シグマSD9 仕様

先代からの進化

SD9はデジタルSDシリーズの初代であり、同シリーズのデジタル先代はない。系譜を考える際の出発点は、デジタル機同士の更新ではなく、フィルム機へデジタルの構成を組み込んだ開発にある。4インタビュー デジカメ Watch写真業界 温故知新 第2回:内田亮さん

ライバル機種との比較

発売期の専門媒体は、EOS D60、ニコンD100、FinePix S2 Proを解像チャートの比較対象にした。異なる撮像方式の機種を比較する際には、SD9の三層合計の画素数と、出力画像の画素数を同じ意味の数値として並べないことが前提となる。3レビュー DPReviewSigma SD9 Review

開発の背景

Foveon X3は、シリコン内の深さによって色の吸収が異なる性質を利用する。受光部を三層に置き、各画素位置でRGBの情報を得るため、ベイヤー配列で行う色補間を省く設計である。色モアレを抑えるためのローパスフィルターも省き、レンズが捉える細部を生かす構成を採った。2プレス PC Watchシグマ、20万円の一眼レフデジタルカメラ「SD9」

2019年のメーカー広報による説明では、フィルム一眼レフSA-9へデジタルの構成を組み込んで開発したことが、SD9という名前の由来である。ただし、SA-9と同じ大きさには収まらなかった。フィルム機を土台としながら、撮像素子、画像記録、二系統の電源を持つデジタル機へまとめた初代だった。4インタビュー デジカメ Watch写真業界 温故知新 第2回:内田亮さん

スポーツファインダーでは実際に記録する範囲の外側も見えるため、動く被写体がフレームへ入る前に確認できる。レンズ交換時のほこりに対しては、マウント内側へダストプロテクターを置いた。独自の撮像素子だけでなく、フレームの周囲をどう見るか、撮像面をどう保護するかにも特徴を持つ構成だった。2プレス PC Watchシグマ、20万円の一眼レフデジタルカメラ「SD9」3レビュー DPReviewSigma SD9 Review

内容の確認日: 2026年10月1日

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