キヤノン PowerShot A3100 IS 作例

2010年2月19日発売

PowerShot A3100 ISの仕様

PowerShot A3100 ISは、Aシリーズで初めて専用リチウムイオン充電池を採用した世代の標準コンパクトで、国内では2010年2月に発売された。A1100 ISから薄型軽量化を進め、アルミ製の前面カバーと大型ボタンを採用する一方、光学ファインダーを省いた。乾電池で使う従来のAシリーズから、携帯しやすさと液晶を使う自動撮影へ構成を変えた機種である。

シリーズ
PowerShot A
位置付け
専用充電池へ移行した低価格の標準コンパクト
ライバル
PowerShot A495

PowerShot A3100 ISについて詳しく読む

投稿写真 250枚

Camera Profile

PowerShot A3100 ISについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2010年2月9日の国内発表では、2月19日の発売を予定していた。ところが2月16日、生産上の都合により発売日を未定へ変更した。1プレス デジカメWatchPowerShot A3100 ISの発売日を未定に変更 その後の公式基本情報が記録する実発売日は、全3色とも2月26日である。2公式 キヤノンPowerShot A3100 IS 基本情報 文書54014

価格はオープンで、発表時の国内推定市場価格は2万円弱だった。同時発表のA495は1万5,000円弱で、国内報道はA3100 ISをスタンダード、A495をエントリーモデルとして紹介した。低価格帯の中でも、電源方式や光学補正の有無で構成を分けた投入であった。3プレス マイナビニュースPowerShot Aスタンダードとエントリー2機種を発表

ラインナップ上の位置付け

メーカーが従来機として比較したのはA1100 ISである。A3100 ISは有効1,210万画素の1/2.3型CCDと、35〜140mm相当F2.7〜5.6の光学4倍ズームを組み合わせ、2.7型約23万ドット液晶を備えた。広角や高倍率を大きく伸ばす構成ではなく、標準的な撮影範囲を小型のボディにまとめている。4公式 キヤノンPowerShot A3100 IS カメラミュージアム

電源は専用のNB-8Lとなり、付属のCB-2LA充電器で充電する。撮影可能枚数はCIPA基準で約240枚、再生は約6時間である。乾電池を交換して使う方式から変わり、USB端子を充電口として使う機種でもなかった。5公式 キヤノンPowerShot A3100 IS カメラユーザーガイド

外形は97.2×58.2×28.1mm、CIPAの質量は電池・カード込みで約155gである。本体だけの重量ではなく、撮影に使う電池と媒体を含めた値となる。4公式 キヤノンPowerShot A3100 IS カメラミュージアム

先代からの進化

専用充電池への変更によって、A1100 ISより2.9mm薄く、47g軽くした。前面カバーもプラスチックからアルミへ変え、アルマイト処理を施した。背面ボタンは大きくし、シルバー、ブルー、レッドの3色を用意するなど、持ち運びと操作、外観をまとめて改めた。4公式 キヤノンPowerShot A3100 IS カメラミュージアム

A1100 ISにあった光学ファインダーは省かれ、構図の確認は背面液晶へ統一された。専用電池化とともに、従来のAシリーズの利用者が撮影方法や電源の準備を変える点である。6レビュー CameralabsPowerShot A3000 IS / A3100 IS review and verdict

自動撮影には、被写体や距離、明るさを分析して設定を選ぶ「こだわりオート」を備える。新しい「ぴったりフラッシュ」は発光量だけでなく、ISO感度とシャッター速度も調整し、近距離の白飛びや遠い背景の暗さを軽減すると説明された。7公式 キヤノン2010年2月9日 PowerShot3機種発表

らくらくモードは撮影時に使う操作を制限し、再生時にも不要な操作を抑える。一方、PモードではISO感度、ホワイトバランス、測光、露出補正などを変更できる。ただしPはプログラムAEであり、絞り優先やシャッター優先、完全な手動露出を備えるという意味ではない。5公式 キヤノンPowerShot A3100 IS カメラユーザーガイド

人物撮影では、検出した顔の中から撮りたい相手を選んで追尾する「顔セレクト」と、新しい顔の検出後に撮影する「顔セルフタイマー」を用意した。後者は、カメラを設定した撮影者自身が集合写真へ入る使い方に対応する。5公式 キヤノンPowerShot A3100 IS カメラユーザーガイド

レンズシフト式の光学ISは、常時、撮影時、流し撮りから選べる。これとは別に、ローライトモードは状況に応じて感度を上げ、被写体の動きを速いシャッターで抑える。ただし記録は1,600×1,200画素の約200万画素に固定され、通常の1,210万画素のまま感度を上げるモードではない。5公式 キヤノンPowerShot A3100 IS カメラユーザーガイド

公称連写速度は、オートで約0.8枚/秒、ローライト時で約2.6枚/秒となる。後者は低画素モードでの値であり、フル解像度の撮影速度とは異なる。4公式 キヤノンPowerShot A3100 IS カメラミュージアム

動画はMotion JPEGとモノラル音声をAVIへ記録し、最大640×480画素・29.97コマ/秒である。SD・SDHCに加えてSDXCカードにも対応したが、撮影画像を保存する内蔵メモリーはなく、カードも同梱されない。写真を撮り始めるには、別途カードを用意する構成だった。5公式 キヤノンPowerShot A3100 IS カメラユーザーガイド

ライバル機種との比較

同じ発表でエントリーに位置付けられたA495は、安価な乾電池式モデルである。A3100 ISは光学IS、F2.7からの4倍ズーム、大きい液晶を備え、ボディも小さい。価格だけでなく、手ブレ補正や電源の準備、画面の大きさが両者の選択に関わった。6レビュー CameralabsPowerShot A3000 IS / A3100 IS review and verdict

開発の背景

公式概要は、リチウムイオン化を薄型軽量化と撮影可能枚数の増加に結び付け、アルミ前面と大型ボタンを外観・操作の改良として説明している。上位機の機能を多く移すというより、従来の標準機を携帯しやすく扱いやすい形へ変える方針が表れていた。4公式 キヤノンPowerShot A3100 IS カメラミュージアム

メーカーは従来機に対して撮影枚数を約100枚増やしたとも説明した。ただし、この比較ではA1100 IS側の電池条件が示されていないため、旧機種へニッケル水素電池を使った場合も必ず上回るという意味にはならない。A3100 IS自身の性能としては、付属NB-8LでのCIPA約240枚を基準に見る必要がある。4公式 キヤノンPowerShot A3100 IS カメラミュージアム5公式 キヤノンPowerShot A3100 IS カメラユーザーガイド

発表資料では、A3100 ISとA495の両方にぴったりフラッシュを加え、極彩色やオールドポスターといった表現も用意した。初心者向けの自動撮影に加え、設定を複雑にせず写真の見え方を変える機能を、低価格帯へ広げた世代でもある。7公式 キヤノン2010年2月9日 PowerShot3機種発表

利用者の評判

複数の専門媒体は、初心者向けの自動設定と、必要なときにPモードで調整する使い分けを評価した。小型でしっかりした外観も共通する長所で、簡単に撮り始めながら、一部の設定を自分で変更できる構成が肯定された。8レビュー Photography BlogCanon PowerShot A3100 IS Review

光学ISの効果にも複数媒体が好意的であった。一方、細部の描写が柔らかいことや、高感度で細部が失われることは共通する留保である。手持ち撮影時のカメラの揺れを補う効果と、感度を上げた画像の細部は、別の論点として評価されていた。6レビュー CameralabsPowerShot A3000 IS / A3100 IS review and verdict

評判の出典

3件

内容の確認日: 2026年10月1日

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