ニコン D40X 作例

一眼レフ

APS-C・1,020万画素

2007年3月29日発売

D40Xの仕様

D40Xは、D40の小型ボディと基本操作を使いながら、有効1,020万画素へ高解像度化した、2007年3月発売の入門一眼レフである。D40を置き換えず併売し、大きくプリントしたり、画像の一部を切り出したりする利用者へ選択肢を加えた。画素数、最低感度、連写を変える一方、AFレンズの条件や簡単な操作を引き継ぎ、ストロボ同調速度には変更に伴う違いも残った。

シリーズ
Nikon D40
位置付け
D40と併売した1020万画素の小型入門一眼レフ
後継
D60
ライバル
EOS Kiss Digital X

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投稿写真 247枚

Camera Profile

D40Xについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

国内では2007年3月6日に発表され、3月29日に発売された。1公式 ニコンD40X 国内製品概要 価格はオープンで、予想実売価格はボディ約8万円、18–55mmキット約9万円、ダブルズームキット約12万円だった。前年12月に登場したD40から短期間で加わった、基本構造を共有する姉妹機である。2プレス ITmedia NEWSD40の姉妹機:D40X発表

米国発表は3月5日付で、現地では4月の販売開始を予定していた。メーカーはD40の簡単さを保った高解像度の選択肢として紹介しており、地域によって発表・販売の時期と価格は異なった。3公式 Nikon Inc.Nikon introduces the D40x 米国発表

ラインナップ上の位置付け

D40XはD40と併売された。ニコンは、1機種へ集約するのではなく、複数のモデルで利用者の要求に細かく応える戦略の例として、この2機種を挙げている。同じ小型入門機に、610万画素と1,020万画素の選択を用意した関係である。4インタビュー BCN+RD300開発取材内のD40/D40Xラインアップ戦略

撮像素子は23.6×15.8mmのDXサイズCCDで、有効1,020万画素となる。本体は電池、SDカード、キャップなどを除いて約495g。5公式 ニコンD40X 国内主な仕様 126×94×64mmという外形はD40と共通で、約20g重くなったものの、上位D80と同級の画素数を小型のボディへ導入した。2プレス ITmedia NEWSD40の姉妹機:D40X発表

標準キットのAF-S DX 18–55mm F3.5–5.6G IIは手ブレ補正を持たず、ダブルズームキットの55–200mm F4–5.6GはVR付きである。レンズによって補正の有無が異なり、D40X本体に手ブレ補正を加えたという意味ではなかった。2プレス ITmedia NEWSD40の姉妹機:D40X発表

先代からの進化

ベースとなったD40に対し、610万画素から1,020万画素へ増やし、最低感度をISO200から100へ、公称連写速度を2.5コマ/秒から約3コマ/秒へ変えた。高解像度化と同時に、低い感度から撮れるようにした更新である。3公式 Nikon Inc.Nikon introduces the D40x 米国発表 通常感度はISO100〜1600で、Hi 1としてISO3200相当も選べる。5公式 ニコンD40X 国内主な仕様

一方、ストロボの同調速度はD40の1/500秒から1/200秒へ遅くなった。シャッター系の変更に伴い、通常の連写は速くなっても、フラッシュ撮影で使える高速側の条件は異なるものとなった。6レビュー CameralabsNikon D40x Review and verdict

約3コマ/秒という連写の公称値は、MF、MまたはSモード、1/250秒以上、その他初期設定という条件による。5公式 ニコンD40X 国内主な仕様 説明書の連続撮影目安は、Panasonic Pro HIGH SPEED SDを使った場合、RAWまたはRAW+BASICで6枚、JPEGで100枚である。カード容量まで無条件に途切れず撮れるという仕様ではない。7公式 ニコンD40X 国内使用説明書

RAWは12bit圧縮NEFで、JPEGとの同時記録を選んだ場合はBASICに限られる。AFはMulti-CAM530の3点を引き継ぎ、AF-S、AF-C、自動切り換えのAF-Aと、単点、ダイナミック、至近優先を選べる。画素数を増やしたのと同時に、測距点数まで増えたわけではなかった。5公式 ニコンD40X 国内主な仕様

D40と同じくボディ内AFモーターを持たず、AFが働くのは対応するAF-S・AF-Iレンズである。AF-Dなどは装着できてもAF撮影はできない。非CPUレンズはMモードで使用できるが露出計は働かず、レンズを取り付けられることと、AFや測光の機能を使えることは分ける必要がある。5公式 ニコンD40X 国内主な仕様

上面の情報液晶は設けず、2.5型約23万ドットの背面液晶へ設定を表示する方式を継承した。グラフィック表示では絞りを図解し、ヘルプは項目の説明や撮影の助言を出す。写真の確認と設定の理解を同じ画面で行う、初心者向けの操作を保っていた。7公式 ニコンD40X 国内使用説明書

光学ファインダーはペンタミラー式で視野率95%、倍率約0.80倍となる。倍率は50mm F1.4を無限遠に合わせた条件であり、ライブビューや動画、絞り込みプレビューは備えない。5公式 ニコンD40X 国内主な仕様

EN-EL9での撮影可能枚数は、CIPA基準で約520枚である。キットの18–55mmを使い、初期設定、30秒間隔、毎回無限遠から至近へのフォーカス往復、50%の内蔵フラッシュ発光という条件だった。別に示された約2,000枚は、画質BASIC・サイズM、1/250秒、6枚連写などによるメーカー試験であり、同じ使い方の電池寿命ではない。7公式 ニコンD40X 国内使用説明書

後継D60は1,020万画素、約3コマ/秒、3点AFを引き継ぎ、センサークリーニング、撮影時のアクティブD-ライティング、VR付き標準キットを導入した。D40XにあるD-ライティングは撮影済み画像の暗部を明るくする編集機能で、後継の撮影時処理とは異なる。8レビュー デジカメWatchニコンD60:D40x後継機の実写

ライバル機種との比較

同時代のEOS Kiss Digital Xは9点AFとダスト対策を備えたのに対し、D40Xは3点AFで、振動によるセンサー清掃機構を持たなかった。D40Xの小型ボディや簡潔な操作に対し、AFレンズの条件や装備の違いも含めて選ぶ関係であった。9レビュー DPReviewNikon D40X Review(production model)

開発の背景

米国ニコンのEdward Fasano氏は、大判プリントや部分切り出しをしたい利用者に向け、D40の簡単さを保った高解像度の選択肢を与えると説明した。小型入門機を一律に高画素へ切り換えるのではなく、同じ操作感の中で、画像の使い方に応じて選べるモデルを加えたのである。3公式 Nikon Inc.Nikon introduces the D40x 米国発表

2007年11月のBCNの取材で、ニコンカメラ販売の楠本滋氏は、1機種にまとめる方が販売効率はよいが、複数機種で顧客の要求へ細かく応える戦略を採ると述べ、D40とD40Xをその例に挙げた。短い間隔で似た外形の機種が並んだ背景には、このメーカーのラインナップ方針があった。4インタビュー BCN+RD300開発取材内のD40/D40Xラインアップ戦略

利用者の評判

複数の専門媒体は、小型軽量でも握りやすいことと、ヘルプを含む操作の分かりやすさを共通して評価した。低感度での細部描写や画像を切り出す余地も、高画素化による利点とされた。6レビュー CameralabsNikon D40x Review and verdict

一方、ボディ内AFモーターがないこと、3点AF、ISOやホワイトバランスなどを変更する際の操作手順の多さは、共通する留保である。解像度が上がっても、D40から継承した操作とレンズ対応の条件は残るという評価だった。9レビュー DPReviewNikon D40X Review(production model)

2026年10月1日時点の価格.comのボディ単体集計46件では、満足度4.65、携帯性4.83、画質4.22、機能性3.94であった。後年の所有者投稿も含む集計だが、持ち運びやすさへの評価が特に高い。10掲示板 価格.comD40x ボディ レビュー集計

評判の出典

4件

内容の確認日: 2026年10月1日

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