ニコン D7500 作例

2017年6月9日発売

D7500の仕様

ニコンD7500は、2017年6月9日に国内発売された、DXフォーマットの中級一眼レフである。D500と同じ有効2088万画素CMOSとEXPEED 5を採用し、D7200から連写速度、被写体認識、液晶の操作を更新した。軽量ボディと深いグリップを備える一方、カードスロットや旧レンズとの連動、縦位置グリップの拡張は構成が変わり、撮影性能と装備の両面で先代との差を持つ機種だった。

シリーズ
D7000
位置付け
DXフォーマットの中級一眼レフ
先代
D7200
ライバル
D500 EOS 80D X-T2

D7500について詳しく読む

投稿写真 279枚

Camera Profile

D7500について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2017年4月12日に発表され、日本向けには6月発売予定とされた。ボディと18-140 VRキットの発売日は、価格.comに6月9日と記録されている。5月時点の国内市場想定価格は、ボディが税込約16万円、キットが約20万円だった。1掲示板 価格.comD7500 ボディ レビュー評価・発売日2プレス 価格.comマガジン賛否両論のニコン中級一眼レフD7500の特徴と立ち位置

発表時点では、上位にDXの旗艦D500が存在した。D7500は、その撮像素子、画像処理、測光・被写体認識の主要部分を取り込む中級機として登場した。3公式 ニコンニコン D7500 発表

ラインナップ上の位置付け

光学ローパスフィルターレスのDX CMOSとEXPEED 5をD500と共有した。画素数はD7200の2416万から2088万へ減るが、連写や高感度を含めて撮像系を更新した世代である。3公式 ニコンニコン D7500 発表2プレス 価格.comマガジン賛否両論のニコン中級一眼レフD7500の特徴と立ち位置

常用感度はISO100~51200で、ISO50相当から1640000相当までの拡張も用意した。拡張値と常用域は別であり、最高値がそのまま画質の実用上限を示すものではない。DX範囲の光学ファインダーは視野率約100%で、前後のコマンドダイヤルと上面表示パネルを備える。4公式 ニコンD7500 主な仕様

記録媒体はUHS-I対応のSD系カード一枚となった。D7200の二スロットから一スロットへ変更され、同じ画像を二枚へ同時にバックアップする記録はできない。ボディ内のAF駆動機構は維持し、AF-Dなど従来のAFレンズは引き続き使える。4公式 ニコンD7500 主な仕様

先代からの進化

DXでの最高連写速度は、D7200の約6コマ/秒から約8コマ/秒へ向上した。約8コマ/秒の条件は、AF-Cとレリーズ優先、露出SまたはM、1/250秒以上、そのほか初期設定である。記録形式や撮影設定を離れて一定の速度を保証する値ではない。4公式 ニコンD7500 主な仕様5レビュー DPReviewNikon D7500: Should I upgrade from my D7200?

連続撮影は14bitロスレス圧縮RAWで50コマ、JPEG FINE Lで100コマを公表した。サンディスク製16GB SDHC UHS-Iカード、ISO100など、メーカーの所定条件による枚数である。高精度のRAWを使う場合も、連写を長く続けられる構成へ進んだ。3公式 ニコンニコン D7500 発表

測光・被写体認識用のRGBセンサーは約18万画素となり、顔や被写体を認識するアドバンストシーン認識システムを強化した。グループエリアAFも加え、選択した測距点と周辺の点をまとめて被写体の検出に使えるようにした。3公式 ニコンニコン D7500 発表

位相差AF自体は、51点のアドバンストマルチCAM3500 IIを維持する。15点がクロス型、一点がF8対応で、検出範囲はISO100・20℃の条件で-3~19EVである。ライブビューで合わせた焦点を基準に位相差AFの補正値を記録する、AF微調節の自動設定も導入した。4公式 ニコンD7500 主な仕様5レビュー DPReviewNikon D7500: Should I upgrade from my D7200?

液晶は固定式から、3.2型のチルト式タッチパネルへ変わった。ライブビューのタッチAF・シャッターと再生操作に使えるが、縦位置で自由に回転したり、前を向けたりする方式ではない。約92.2万ドットという数値はD7200の約122.9万から減ったものの、白いサブピクセルを省いた違いで、表示画素はどちらも640×480である。6レビュー Photography BlogNikon D7500 Review5レビュー DPReviewNikon D7500: Should I upgrade from my D7200?

非CPUのAIレンズ用絞り連動部は省かれ、これらのレンズではMモードのみとなった。これはAF-D用のボディ内AFモーターを省く変更とは別である。また専用縦位置バッテリーグリップ用の接続端子を備えず、先代のMB-D15に相当する拡張も用意されなかった。4公式 ニコンD7500 主な仕様5レビュー DPReviewNikon D7500: Should I upgrade from my D7200?

4K UHDの3840×2160、30p/25p/24pを追加し、記録上限は29分59秒となる。4KはDXの撮像範囲に対してさらに約1.5倍のクロップを使う。動画電子手ぶれ補正はフルHDとHD向けで、4Kの補正や静止画の機械式ボディ内補正ではない。4公式 ニコンD7500 主な仕様5レビュー DPReviewNikon D7500: Should I upgrade from my D7200?

スマートフォン連携は、SnapBridgeのBluetooth接続による自動画像転送へ進んだ。D7200のWi-Fi/NFCを中心とする連携から、接続方法も変わった。3公式 ニコンニコン D7500 発表5レビュー DPReviewNikon D7500: Should I upgrade from my D7200?

ライバル機種との比較

D500と撮像素子やEXPEED 5を共有しても、AFと連写は同じではない。D500は153点AFと最高約10コマ/秒、D7500は51点AFと最高約8コマ/秒である。撮像系の共通化と、被写体を追うための測距点・速度の違いを分けて選ぶ構成だった。5レビュー DPReviewNikon D7500: Should I upgrade from my D7200?

Photography Blogは、キヤノンEOS 80Dや富士フイルムX-T2も当時の比較対象に挙げた。同社内では、高速撮影や複数カードを重視する場合にD500を選ぶという違いがあった。6レビュー Photography BlogNikon D7500 Review

開発の背景

メーカーはD500由来の撮像・画像処理に加え、軽量なモノコック構造と深いグリップ、タッチ式チルトモニターを訴求した。炭素繊維複合素材を用い、電池とSDカード込み約720g、本体約640gとした。電池等を含めると、D7200より45g軽い。3公式 ニコンニコン D7500 発表2プレス 価格.comマガジン賛否両論のニコン中級一眼レフD7500の特徴と立ち位置

外形は約135.5×104×72.5mmで、D7200に対して幅を保ち、高さを2.5mm、奥行きを3.5mm縮めた。小型軽量化とともにグリップを深くする形状へ変え、構えたときの握りも更新した。2プレス 価格.comマガジン賛否両論のニコン中級一眼レフD7500の特徴と立ち位置

画像の仕上げでは、ピクチャーコントロールの「オート」を初めて採用した。ニコンの画像処理担当者は、後のD850開発取材で、既存プリセットから一つを自動で選ぶのでなく、スタンダードを基準に、認識した場面に応じて階調や色を微調整する仕組みと説明した。7インタビュー デジカメWatchインタビュー:ニコンD850 前編(ピクチャーコントロール・オートの説明)

利用者の評判

DPReviewとPhotography Blogは、静止画の画質と連写・AF性能を中級機の強みとして評価した。撮像系の更新と高速撮影を組み合わせた点が、両媒体に共通する長所だった。8レビュー DPReviewNikon D7500 Expert Summary

両媒体は、握りやすいグリップとチルトタッチ画面による操作・構図決定のしやすさも評価した。ボディを支える形状と、画面を見て撮る際の使い勝手が評価点となった。6レビュー Photography BlogNikon D7500 Review

2026年10月1日時点の価格.comボディ集計は、総投稿89件のうち対象87件で、満足度は5点満点中4.50だった。画質4.59、ホールド感4.71に対し、携帯性は4.03となっている。後年の投稿も含む利用者集計である。1掲示板 価格.comD7500 ボディ レビュー評価・発売日

評判の出典

4件

内容の確認日: 2026年10月1日

D7500で撮った写真の話題

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