リコー Caplio GX 作例

コンパクト

513万画素

2004年5月20日発売

Caplio GXの仕様

Caplio GXは、2004年5月に発売されたリコーのコンパクトデジタルカメラである。28~85mm相当の3倍ズームを奥行き29mmの薄型ボディに収め、絞り優先・マニュアル露光とホットシューを加えて、広角28mmから始まるCaplioのズーム機3機種の最上位に置かれた。発売時のレビューは28mm始まりの画角を共通して評価した一方、上位機として加えたホットシューの仕様、書き込みと連写の遅さ、ノイズの多さには、そろって不満を述べた。

シリーズ
Caplio
位置付け
28mm始まりの3倍ズームを載せた500万画素の上位コンパクト(Caplio 28mmワイド3機種の最上位)
先代
Caplio RX
後継
Caplio GX8

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投稿写真 32枚

無題

無題

唐突に申しますしと、40歳代の半ばっていうのが分水嶺だろって思って いるのです。 何がかと言いますと、●パソコンを縦横無尽に使いこなせるのかと言うこと。 それと、写真に関する世代間の考え方の相違です。 デジタル写真に於けるPCは、昔の黒白写真時代で言えば、フィルム現像 器であり、引き伸ばし機という役目を果しているわけですよね。 ですからとても重要な機器であるわけですが、実際のところ50〜60歳代 のカメラマンっていうのは、カメラとレンズこそが写真機材であって、PCは 付けたしというか、必要悪というか、精々スライドモニターくらいにしか捉えて いないだろうということです。(^^; ●ところが30〜40歳代の若いアマチュア写真家の方はそうじゃない。 写真はカメラ・レンズ・PCを総合的に駆使して自分で作るものであり、それ らに対する知識や技量もハンパじゃありません。 シグマ板に登場する、Takaya氏を含めての若い方々は、多分みなさん方、 30〜40歳代の方々じゃないかなって想像するのですが、非常に優秀な方 ばかりなんですね。そもそもシグマというカメラを使うっていう敷居の高さも あるんですが、私のような50〜60歳代の世代と比べると際立っているという 気がしております。 ところで50〜60歳代のカメラマンというのは、これは●カラーフィルム写真世代 であるわけですね。 カラーフィルム写真というのは、自分で一切写真を作ることができないんです。 自分でやれるのは、カメラとレンズを使った撮影だけ。 その後は写真屋さんに全部お任せなんです。 自分で現像もプリントもしないんだから、簡単と言えば簡単な写真術だった わけです。 カラーフィルム写真は70年代くらいから出てきました。当時は大型ラボで 現像していたんですが80年代に入りますと、店頭でミニラボという形で一気 にカラー写真が大量普及したんです。フジのフロンティア自現機ですね。 そういう街のミニラボを抱えた写真屋さんにたむろしていたのが、今の年齢 で言えば50〜60歳代のカメラマンです。その光景はついこないだまで見受 けられたのですが、今やデジタル時代となりました。 店頭でもまだ写真プリントはしてくれます。しかし写真の本流は、デジカメと ブログ・ネット投稿になってしまいましたね。 写真のシーンがガラッと変わってしまったんですよ。それで写真の現像や 加工処理、さらに発表の場であるインターネットまでも、全てがパソコンという ものを利用しなくてはならなくなったわけです。 50〜60歳代のカメラマン、私も含めてですが笑休さん、一耕人さんも一緒 だと思うんですが、パソコンは苦手な世代だろって言うことです。 まず年齢的に言って、まずモニター画面を見るのが辛いわね(^^;、でして、 さらにソフト動作のこまごまとしたことを覚えるのも面倒くさいわで、必然的に 昔とった杵柄の、カメラとレンズの撮影術に重きを置くようになるわけです。 そのオールドカメラマンの撮影術、写真術というのが、Takayaさんが懸念 されていたような、 ●>(画像加工した)この手のモノは画像であって写真ではない 。 >一枚撮りでないと・・・と、眉を潜める方等々おいでになるのではないか? つまり、カメラとレンズだけで、撮影現場だけで、写真が完結する撮影術で あるわけなんですね。(^^; でもこれって考えて見ると、写真術としては一時代の奇形、異形なんです。 というのも、カラーフィルム写真以前の時代の、黒白フィルム写真時代は、 カメラマン自身が自分でフィルム現像し、プリント引き伸ばしをするというのは 普通だったからです。 アナログ時代でしたが、今のデジタルでPC作業をするようにことを暗室で やっていたからです。 ハイテクニックに人になると今のデジタル加工と変わらないようなことをして いたんですよ。当時も模造・捏造写真っていう言葉もありましたから。 ●白黒フィルム自家現像時代は、撮影と言う立ち技と、現像という寝技の二つ、 それを両立していなければ、自分は写真をやっているとは言えなかったのです。 一般の写真の消費者はむろん現像・プリントを写真屋さんでやりましたが、 アマチュア写真家と名乗れば現像やプリントは自分でやるべし、だったわけです。 その撮影と現像という両立性が失われたのは、先にも言ったカラーフィルム 時代のほんの一時代だけなんです。 ですから、「写真って一発撮り、加工をするの邪道」なんていうのは、長い写真 の歴史から言えば、そういうことを言う人達こそ、写真の本性を捻じ曲げられた 時代の、異形の写真術しか知らない無知な人間であるということになります。 ●そう、写真は作ること。これが大事なんです。 とにかくカラーフィルム写真の時代は、カメラマンは1枚も自分で写真焼くこと ができなかった。写真を作ることは他人任せだったんです。 これって精神的によくないですよ。 それで、写真の創造を奪われた哀れなカメラマンはどうするかと言うと、カメラ やレンズという「物欲」に走るんです。その哀れななれの果てが、私、kusanagi なんですがね。(笑) 考えて見ると、私の世代、カラーフィルム写真に薫陶を得た世代なんて、カメラ 会社とフジフィルムにいい様にされた哀れな人間達なんでしてね。 写真と言う本来の文化性なんてのは奪われてしまって、経済主義的にカメラと 写真の単なる消費者に奉られただけの悲しい人間達なんです。 というわけで、長々と話しましたが、●写真は本来画像処理するのが普通である、 ということなんですね。(^^; ●掲載した写真は、タムロンSPのM42マウントレンズをシグマに付けた状態。 無限遠が出るように調整しています。接眼部にあるのはソニー製アングルファインダー。 常時2倍の拡大設定で使っています。それでもファンダー画面の8割くらいは 見られます。 アングルファインダーを使った大画面ファインダーで見る光景は、フルサイズの ファインダー以上に大きく、見ていて楽しいものです。

Camera Profile

Caplio GXについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

リコーは2004年5月にCaplio GXを発表し、5月20日に発売した。価格は73,500円(税込)で、リコーの製品ページは希望小売価格を70,000円(税別)と記す。1公式 リコーイメージングCaplio GX 主な仕様 | RICOH IMAGING 6月には5,000台限定のシルバーモデルが、ブラックと同じ価格で7月9日に発売すると発表された。2プレス PC Watchリコー、5,000台限定の「Caplio GX」シルバーモデル

当時のPC Watchのコラムは、35mm前後から始まる3倍ズームを載せた300万~500万画素機が売れ筋になっていると書いている。3レビュー PC Watch元麻布春男の週刊PCホットライン 個性が光る広角ズーム搭載機「Caplio GX」 28mmから始まるGXは、その主流とは異なる画角を選んだことになる。後継機は、2005年4月に発表された有効824万画素の「Caplio GX8」である。4プレス デジカメ Watchリコー、800万画素CCD採用の広角ズーム機「Caplio GX8」

ラインナップ上の位置付け

Caplioシリーズで広角端28mmのズームを載せた機種は、G4 wide、RXに続いてGXが3機種目だった。PC Watchの発表記事は、GXをこの3機種の最上位とし、マニュアル撮影モード、電子ダイヤル、周辺機器への拡張性といった上位クラスの機能を中級機で実現したと位置づけた。5プレス PC Watchリコー、28~85mm相当の513万画素機「Caplio GX」

リコー自身もGXを高い位置に置いた。英語版のリリースは、GXをプロや愛好家に向けた「プロシューマー」機としながら、価格は中級クラスに抑えたと説明し、マーケティング室長は「リコーが作った最高のデジタルカメラ」と述べた。6公式 リコーAnnouncing the Release of the Caplio GX(Recent Press Releases, Tokyo 11th May 2004) 製品ページも「コンパクトカメラの枠を越えたワンランク上の描写力」「プロユースのこだわりに応える本格機能」を特長に掲げた。7公式 リコーイメージングCaplio GX 特長 | RICOH IMAGING

直前の2004年3月26日に発売されたCaplio RXは、有効324万画素の1/2.7型CCDと28~100mm相当(F3.1~5.8)の3.6倍ズームを持ち、標準価格は54,000円だった。8プレス PC Watchリコー、28~100mmのワイドズーム機「Caplio RX」 PC Watchのコラムは、GXをRXの上位機とし、記録媒体のSDカードとオプションのリチウムイオン充電池DB-43を両機で共有できると書いた。GXは画素数とレンズの明るさを上げる代わりに、ズーム倍率をRXの3.6倍から3倍に抑えた形になる。3レビュー PC Watch元麻布春男の週刊PCホットライン 個性が光る広角ズーム搭載機「Caplio GX」

先代からの進化

GXをRXの後継とする資料はないが、先行したRXと比べると、変化の中心はレンズと撮像素子、そして操作系にある。レンズは非球面レンズ4枚と高屈折率低分散レンズ4枚を含む7群9枚の新設計で、28~85mm相当・F2.5~4.3である。リコーは周辺光量の確保とズーム全域での収差補正を訴求し、28/35/50/85mmの4段階で画角を固定できるステップズームも備えた。7公式 リコーイメージングCaplio GX 特長 | RICOH IMAGING 撮像素子は有効513万画素の1/1.8型原色CCDで、RXの有効324万画素・1/2.7型から画素数と素子サイズの両方が増えた。本体は113.6×29.0×58.0mm、約205g(電池・メディア別)に収まる。1公式 リコーイメージングCaplio GX 主な仕様 | RICOH IMAGING

操作系では、絞り優先AEとマニュアル露光モードを新設し、グリップ部の電子ダイヤル「アップダウンダイヤル」で絞り値やシャッター速度を変えられるようにした。ボディ上面には外部フラッシュ用のホットシューを設けた。別売のワイドコンバージョンレンズDW-4(0.8倍)をフード&アダプターHA-1経由で付ければ、22mm相当まで広げられる。最短1cmのマクロと、RXで新設されたマクロ時のAFターゲット移動機能は、リコー製デジカメの特徴として継承した。5プレス PC Watchリコー、28~85mm相当の513万画素機「Caplio GX」

AFは外部測距センサーとCCDを併用するハイブリッドAFである。リコーは一気押し時のレリーズタイムラグ0.12秒を「世界最速」(2004年5月6日時点、AFモードでフォーカスロックなしの条件)と訴求し、起動時間は1.2秒とした。7公式 リコーイメージングCaplio GX 特長 | RICOH IMAGING このタイムラグの技術は、RXが持っていたものを引き継いだ。6公式 リコーAnnouncing the Release of the Caplio GX(Recent Press Releases, Tokyo 11th May 2004)

ライバル機種との比較

PC Watchの比較記事は、28mm相当から撮れる1/1.8型500万画素ズーム機として、キヤノンのPowerShot S60をGXのライバルに挙げ、両機ともフルオート以上を求める層が対象だとした。同記事の比較表では、GXが28~85mm・F2.5~4.3、ISO 64~1600、約205g、奥行き29mm、実勢価格49,800円、S60が28~100mm・F2.8~5.3、ISO 50~400、約230g、奥行き38.8mm、実勢価格62,700円である。GXは薄く軽く、広角端が明るく、実勢価格も安い。一方のS60は望遠側が長く、RAW記録に対応し、絞りを1/3EVステップで制御できた。GXの絞りは、ワイド端でF2.5/4.7/8.1の3段階である。9レビュー PC Watch伊達淳一の「デジタルでいこう!」リコーCaplio GX(PowerShot S60との広角ズーム対決もあり)

開発の背景

リコーの英語版リリースは、GXを「リコーのレンズ製造技術、デザイン、Caplio技術の結集」と説明した。6公式 リコーAnnouncing the Release of the Caplio GX(Recent Press Releases, Tokyo 11th May 2004) 発売時のレビューでは、28mmの薄型ズームという姿をフィルムカメラのGRシリーズ(GR1)と重ねて論じるものが複数あった。10レビュー PC Watch那和秀峻の「最新デジカメレビュー」リコー Caplio GX -28mmからの広角ズーム機-

利用者の評判

発売時の専門媒体のレビューに共通する長所は、広角端28mmから始まる3倍ズームという個性である。ワイドコンバージョンレンズDW-4で22mm相当まで広げられることも、GXを選ぶ利点として複数のレビューが挙げた。3レビュー PC Watch元麻布春男の週刊PCホットライン 個性が光る広角ズーム搭載機「Caplio GX」

一方、上位機として加えた機能と応答性には共通の不満がある。ホットシューは内蔵ストロボの発光モードに連動するため、外部ストロボだけを発光させられない。0.12秒のレリーズタイムラグを訴求した一方で、記録の書き込みが遅く、バッファは2コマ分、連写は3コマまででインターバルも長いと指摘された。画質では、ノイズが目立つ、等倍でざらつくといったノイズの多さを、PC Watchの3本のレビューがそろって挙げた。9レビュー PC Watch伊達淳一の「デジタルでいこう!」リコーCaplio GX(PowerShot S60との広角ズーム対決もあり)

価格.comでは、調査時点の満足度が4.63とカテゴリ平均の4.34を上回るが、集計対象は11件と少ない。項目別では、バッテリー4.79、ホールド感4.52、画質4.51がカテゴリ平均を上回り、専門媒体がノイズを挙げた画質も利用者の点数は高い。最も低いのは液晶の2.90で、カテゴリ平均の4.12を大きく下回る。デザイン3.97と携帯性3.96も平均を下回った。11掲示板 価格.com価格.com - リコー Caplio GX レビュー評価・評判

評判の出典

4件

内容の確認日: 2026年10月12日

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