共同開発の当初は、ソニーとコニカミノルタがそれぞれの製品を販売する計画だった。2006年1月の事業資産譲渡の決定を受けて一モデルへ絞ったが、ハードを担当した藤野氏は、開発スケジュールへの影響はほとんどなかったと説明している。5インタビュー デジカメWatchソニーα100開発陣インタビュー(前編)
共同開発の段階から、ソニーの技術者は堺で旧コニカミノルタ側と同じフロアで働いていた。旧ミノルタ出身の藤野氏がハード、旧コニカ出身の中山氏が画像処理を担当し、従来のα DIGITALを作ってきた人材も開発を続けた。中山氏は、先に相互理解が進み、その後に同じ会社となった順序が、自然なチーム統合につながったと述べた。5インタビュー デジカメWatchソニーα100開発陣インタビュー(前編)
センサーの調達にも変化があった。従来は汎用品から選ぶ制約があったが、α100では必要な仕様をソニーのセンサー開発部門へ提示できたという。手ぶれ補正でCCDを動かす機械的な負荷を減らすため、小型・軽量化を要求し、二チャンネルの小さい読み出し回路を使って駆動精度の向上を狙った。5インタビュー デジカメWatchソニーα100開発陣インタビュー(前編)3インタビュー デジカメWatchソニーα100開発陣インタビュー(後編)
グリップには、旧αの開発時から温めていた構想を実装した。電池をグリップの根元へ置くことで、電池の容量に握りの形を縛られにくくする設計である。開発者は、基板の縮小と実装技術によってこれを実現できたと説明した。撮像素子だけでなく、内部の部品をどこへ収めるかにも、協業の効果が表れていた。5インタビュー デジカメWatchソニーα100開発陣インタビュー(前編)
アンチダストも、振動だけではゴミが落ちず、落ちやすい表面処理が必要だったという。作動を電源オフ時にしたのは、起動時の待ち時間を増やさないためである。また画像処理では、ノイズを隠すために暗部の色や情報を失うよりも、ノイズを残す方を選んだと担当者は述べた。それぞれ、除去効果と撮影の即応性、ノイズ低減と情報保持の間で決めた設計上の優先順位だった。3インタビュー デジカメWatchソニーα100開発陣インタビュー(後編)
提携時にはマウントの将来性も検討した。短期間で同等以上の新しいマウントを作る難しさと、既存仕様の拡張性を考え、上位互換を保つ方向でαマウントを発展させる判断をした。3インタビュー デジカメWatchソニーα100開発陣インタビュー(後編)