紙垂の飾られた住宅地を行くと、露天の賑わいが近づいてきた。
発電機が振動し、鉄板が焼け、子供達の歓声に混じって、
時々射的が乾いた音を立てていた。
電球の仄暗い灯りがともる神楽殿。
厳かに鳴りはじめた笙と龍笛の音は、
それらの喧騒を、去りゆく初夏の思い出に変えながら静めてゆくようであった。

この日撮った中で、カラー現像したくなった数少ない１枚です。
色は淡目で、電球の黄色を若干緩和して現像。
私の反射神経が足りなくて頭にピンを当てられなかったのが心残りです。

こういったシーンを撮影する機会ってなかなかないですよね？
そんな状況で感度や絞りを考えながら撮られた見事な一枚だと思いますよ。自分だったら真っ白か真っ黒になっちゃうな。

ポゥさん、お早うございます。
　真剣に舞われる若い女の方の表情が良いです。

これいいですね～。厳かな雰囲気と巫女さんの真剣さが伝わってきます。
肩から伸ばした手にかけての輝きや透け加減の袖の階調、絶妙の露光で、
全体を包む暖色系の雰囲気とチラリと見える赤が効いていますね～。

今日は
夏祭り昔の思い出が・・・
良い写真を見られイメージで楽しめました、感謝です。
数年後には貴重な写真になるかも・・・

みなさま、コメントをいただきありがとうございます。
MacもG3さん
５Ｄ３は（他のカメラでもあるかもしれませんけど。４０Ｄには無いです）
オートＩＳＯと最低シャッタースピード設定の併用という、
ペンタックスでいうとＴＡｖに近い設定ができるので、
こういう明暗差の激しい撮影でもカメラがある程度柔軟に対応してくれます。
あとは、本チャンの撮影の前にいろんな方向に向けて撮ってみて、
バランスの取れた露出補正を探しています。
舞が始まれば確認する暇などありません（いえ、ちょっとはありますが。）
ので、もう手当たり次第です。
oazさん
若いも若い、小学生ですからね。
背中で見せる表情っていうのもありますでしょうか。
日本文化は奥が深いですね。
調布のみさん
＞肩から伸ばした手にかけての輝きや透け加減の袖の階調
ありがとうございます。これが私がこの写真で一番気に入っている
ポイントです。
だからこそ、右肩あたりにピンを当てられなかったのが悔やまれます
（透過光の袖あたりに合ってますね）。
色は、だいぶ赤＆黄味を柔らかくしてみました。
モニターの性能がいまいち信用できないのですが、
暖色系というお言葉を拝見してちょっとホッとしました。
寒色系になってたらどうしよう、と思ってましたのでｗ
youzakiさん
浦安の舞の歴史は案外新しいみたいですよ。
確か、昭和天皇の代から始まったものだったと思います。
我が子の成長を見、記録となる、またとない機会ですから、
親御さんもすごく楽しみにしているようです。
なので、地域社会の絆が失われつつある現代未来においても、
長続きしてくれるのではないか、と期待しているところです。
私がこの先写真を続けるとしたら毎夏撮ってみたい被写体ですからね。

ポゥさんのレスを読んでからのコメントですが、
とにかく絶妙なライティングで構成されたお写真と第一印象を受けました。
もちろん袖の透け具合もですが、
右側の明と、左側の暗に控える宮司の対比が印象的です。

神聖な空気感が画面からヒシヒシと伝わってきます。残っていって欲しい文化ですね。

ポゥさん、こんばんは。
>だからこそ、右肩あたりにピンを当てられなかったのが悔やまれます・・・
なかなか自分に厳しいですね。自分はご存知のように「アドリブ」で撮ってしまうところがあるのでこういったしっかりとした写真は勉強になります。