”ナガミヒナゲシ”の繁殖力は、砂利が敷かれた駐車場もなんのそのです。

　この花、可憐で美しいですね。よく、盛り土の道路法面
にわーっと繁殖しているのを見ます。
　昔、道路の維持作業を手伝ったことがあって、散乱物や
動物の遺骸などを道路脇に仮置きしたことがあったのです
が、遺骸についてはこうした花を手向けたことがあります。

地中海地方から中央ヨーロッパ原産の外来種です。
とても可愛いんですが、なにしろ一つの実から1500－2000粒のまさに芥子粒が飛び散るので、広がるスピードが凄いです。
アルカリ土壌を好むので、コンクリート壁がある道路脇や歩道脇が好きみたいです。種子が自動車のタイヤにくっついて広がっていくという研究報告もあります。

こういう場所、実は繁殖しやすい好条件の場所だったりして…と思ったりもします。

土は決して柔らかくないけど、アルカリ性はたっぷり。
ナガミヒナゲシたちには恰好の世界なんでしょうね。