居谷里に通い続けるも霧が出ない。
そんな週末が続いたけど、一度だけ、霧は出なかったものの
比較的レアな現象が発生した。
強い日の出とともに、朝露が蒸発し、水蒸気が発生したのだ。

そして、今年は花が不作だ、もう、今年の居谷里は諦めようと
時期尚早な誤った判断をしかけていた私を励まし続けてくれていた
一株のレンゲツツジが、その水蒸気を纏う姿が、杉の樹間から垣間見えた。

おそらく、居谷里の最花期は、明日か明後日だ。
だけど、来週はもう、別の被写体に会いに、別の場所に行こうと思っている。

この花がいなかったら、きっと、昨日の霧にも巡り会えなかったと思う。
この写真は、晩春の私を支えてくれたレンゲツツジに対する、
恩返しのつもりで投稿する一枚である。

明るく強い日差しに水滴が輝いているのか、明るく白っぽく見える葉っぱから立ち上る蒸気が、まだ日の当たらない暗い背景に、より神秘的な世界が出来てますね。
何回も朝早くからのチャレンジには頭が下がりますが、神様はちゃんと見てくれてますね。
しかし、カメラマンには忙しい季節になりました。（笑）

ポゥさん、こんばんは。
その時々の気象の絢を見方に付けて素敵なお写真に仕上げられていますね。
主役のレンゲツツジを取り囲むような霧、そして木立や草と、フレームの効果が素晴らしいです。

日差しがしっかり当たって
　正に沸き立つ湿原の中
手前のシダの群生　フレームの枝葉の中で
しっかりと存在感を放っています。

　この絵がこの世に記録された事で、充分レンゲツツジは満足していると思います。
　

そうですねぇ、ここが一面のレンゲツツジだったら全く違う印象の絵になっていたことでしょう。
たった一株だからこそインパクトあると感じました。

皆様、コメントをいただきありがとうございます。
写真としては地味ですが、今シーズン、毎週末の超早起きを
支えて応援してくれたのがこのツツジであったように思います。
写真っていうのは、当然ながら被写体がいなければ成り立ちません。
このツツジは、途方に暮れる私に対し、「だったら僕を撮ってみなよ」
と語り掛けてきてくれたような、気がしました。
だから、今シーズンはこのヒトの写真がとても多いです。
被写体に、そして、粋な演出をしてくれた朝の陽にも感謝。