キヤノン EOS Kiss X4 作例

2010年2月26日発売

EOS Kiss X4の仕様

2010年2月26日に発売された、キヤノンEOS Kiss XシリーズのAPS-Cエントリー機で、先代はEOS Kiss X3、2011年2月に発表されたEOS Kiss X5が後継機とされる。有効画素数を上位機EOS 7Dと同じ約1800万画素に引き上げ、動画ではフルHDの30p/25p/24p記録に加えてマニュアル露出と動画クロップ機能を新たに備えるなど、エントリー機としては異例の高機能を持つ。その一方で、連続撮影可能枚数は先代より大きく減った。

シリーズ
EOS Kiss X
位置付け
APS-Cのエントリー機
先代
EOS Kiss X3
後継
EOS Kiss X5
ライバル
D5000 K-x D3100

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投稿写真 3850枚

Camera Profile

EOS Kiss X4について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

EOS Kiss X4は2010年2月9日に発表され、2月26日に発売された。2009年4月に発売されたEOS Kiss X3の後継機にあたる。1プレス キヤノン幅広いISO感度に対応エントリー向けデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X4」を発売発表時の報道では、店頭予想価格はボディのみで約9万円前後、EF-S18-55 ISキットで約10万円前後とされた。ただしキヤノンのニュースリリース自体は、オープン価格と記すだけである。2プレス デジカメWatchキヤノン、1,800万画素CMOS搭載の「EOS Kiss X4」

発売から約1年後の2011年2月7日、価格.comニュースはEOS Kiss X4を「前モデル」と書いてEOS Kiss X5の発表を伝えた。X5は後継機とされるが、それを明記したキヤノンの一次資料は見つかっていない。3プレス 価格.comキヤノン、可動式液晶を採用した「EOS Kiss X5」

ラインナップ上の位置付け

キヤノンはEOS Kiss X4をエントリー向けのデジタル一眼レフと位置付けた。それでいて有効画素数は、前年に発売されたAPS-C最上位機EOS 7Dと同じ約1800万画素である。デジカメWatchの北村智史氏は7Dとの違いを連写速度に見て、連写性能を求めるユーザーは「EOS 7Dを選ぶべき」と述べた。4レビュー デジカメWatch新製品レビュー:キヤノンEOS Kiss X4

dpreviewは、エントリー機のEOS 1000D/500Dと中級機のEOS 50Dの間で位置付けが曖昧になったとし、50Dを上回る仕様を持つことが市場に混乱を招くと評した。5レビュー dpreviewCanon EOS 550D (Rebel T2i / Kiss X4 Digital) In-depth review国内の媒体では、ITmediaの鈴木吾郎氏が成熟したエントリー向けモデルと位置付け、ASCII.jpの周防克弥氏はミドルレンジ機並みの画素数を取り込んだ「エントリー機の大本命」と表現した。6レビュー ASCII.jpハイエントリー機へと生まれ変わった「EOS Kiss X4」レビュー

先代からの進化

有効画素数はEOS Kiss X3の約1510万画素から約1800万画素になり、常用ISO感度の上限は3200から6400に広がった。7公式 キヤノン【デジタル一眼レフカメラ】EOS Kiss X3 主な仕様連写速度は約3.4コマ/秒から約3.7コマ/秒にわずかに上がった。一方で、高画素化とのトレードオフとして連続撮影可能枚数は大きく減り、JPEGラージ/ファインでは約170枚から約34枚に、RAWでは約9枚から約6枚になった。8公式 キヤノン【デジタル一眼レフカメラ】EOS Kiss X4 主な仕様

大きく変わったのは動画である。フルHDのフレームレートは20fpsのみから30p/25p/24pに対応し、絞り数値、シャッター速度、ISO感度を任意に設定できる「マニュアル露出」と、SD画質に切り出す「動画クロップ機能」を新たに載せた。1プレス キヤノン幅広いISO感度に対応エントリー向けデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X4」を発売外部ステレオマイク入力端子も新設された。液晶モニターは3.0型のまま、約92万ドット・アスペクト比4:3から約104万ドット・3:2になり、バッテリーは新型のLP-E8に変わった。4レビュー デジカメWatch新製品レビュー:キヤノンEOS Kiss X4

ライバル機種との比較

デジカメinfoが紹介したdpreviewのレビューは、EOS Kiss X4を先代のEOS Kiss X3、ニコンD5000、ペンタックスK-xと比べている。ダイナミックレンジは4機種とも8.6〜8.9EVでほぼ同等とし、JPEGのノイズはEOS Kiss X4が優秀で、それより少なかったのはD5000だけだった。ノイズリダクションを使わないRAWでは、K-xが最も良好だったという。9レビュー デジカメinfoEOS Kiss X4は旧型からの進化は大きくはないがこのクラスでベストのカメラ

ニコンD3100とは、ASCII.jpの小林伸氏が比較している。EOS Kiss X4の方が高精細である一方、D3100はノイズの粒状感が「フィルム的で好感が持てる」とした。連写はEOS Kiss X4の約3.7コマ/秒に対しD3100は約3コマ/秒で「たいした違いとはいえない」とし、測光センサーは420分割のD3100の方が、63分割のEOS Kiss X4より細かい判定ができると見立てた。10レビュー ASCII.jpとなりの芝生が気になる!? D3100 vs Kiss X4

開発の背景

キヤノンはニュースリリースで、開発の狙いを、市場から高い評価を得ているEOS Kiss X3の「画質や動画機能などの基本性能を大幅に向上させる」ことと説明した。あわせて、エントリー機としての「使いやすさと多彩な機能」の追求も掲げている。開発者インタビューの記事は見つかっておらず、開発の狙いを伝える資料はこのリリースの短い記述にとどまる。1プレス キヤノン幅広いISO感度に対応エントリー向けデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X4」を発売

利用者の評判

価格.comのユーザーレビューでは、満足度はカテゴリ平均とほぼ同じで、星5つの評価が67%を占める。項目別では描写力、携帯性、バッテリーが平均を上回り、デザインと機能性は平均を下回る。11レビュー 価格.comCANON EOS Kiss X4 ボディ レビュー評価・評判同じく価格.comのクチコミ掲示板には、動画でパンするとモアレやジャギーが出るとの投稿があった。回答者は全画面を読み出さず帯状に読み出すためと説明したが、これは利用者の推測であり、キヤノンによる技術的な説明は見つかっていない。12掲示板 価格.com「動画撮影でのモアレ」 CANON EOS Kiss X4 ボディ のクチコミ掲示板

専門媒体では、dpreviewがクラス最高の完成度を持つ一眼レフと評価しつつ、グリップが小さめで大きな手には窮屈だと指摘した。マイナビニュースの永山昌克氏は、プラスチック製の外装に高級感が乏しいとした。デジカメWatchの長期レポートで北村智史氏は、高感度画質を「ISO1600はいいのに、ISO3200から急にユルくなる」と評し、ISO1600を実用上限とした。13レビュー デジカメWatch気になるデジカメ長期リアルタイムレポート:キヤノンEOS Kiss X4【第1回】ITmediaの鈴木吾郎氏は、AFの軽快さと、シャッター音や操作反応に「安っぽい印象がない」ことを評価した一方、RAW撮影時の連写可能枚数が先代から大きく減り、連続撮影ではバッファがすぐ一杯になる点を弱点に挙げた。14レビュー ITmedia成熟したエントリー向けデジタル一眼――キヤノン「EOS Kiss X4」

評判の出典

11件

内容の確認日: 2026年9月26日

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