京セラ N Digital 作例

一眼レフ

35mmフルサイズ・629万画素

2002年5月19日発売

CONTAX N DIGITALは、京セラがCONTAXブランドで初めて出したデジタル一眼レフである。京セラは35mm判フィルムと同じ大きさのCCDを「世界初」とうたい、Nシステムのレンズを画角の違いなく使えることを訴求した。発売は当初目標の2001年春から延期を重ねて2002年にずれ込み、同じ年の11月にはキヤノンが有効約1,110万画素の35mmフルサイズ機EOS-1Dsを出した。京セラは2005年に、デジタルカメラとCONTAXの事業から撤退している。

シリーズ
CONTAX N
位置付け
CONTAXブランド初のデジタル一眼レフ(35mmフルサイズCCD搭載の最高級機)
ライバル
EOS-1Ds

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投稿写真 18枚

クラックック・デジタル

クラックック・デジタル

詠伊順さん、このNデジタルとシグマとは、ある共通点があるん です。それは、イメージセンサー、撮像素子が国産品ではない という点ですね。 シグマは米国のフォビオン社の製品ですが、Nデジタルは ヨーロッパのフィリップス社製なんです。(現在はカナダのダルサ 社に吸収されましたっけ?) 確かに国産最新のソニーやキヤノンのセンサーは抜群です。 何も言うべきことはないわけですが、でも優等生過ぎると、 じゃあ他の国の製品や古いカメラも使ってみたくなるっていうのが、 何て言うか人間の性みたいなところがあるでしょう?(^^; それで使い難いカメラもちょっとは使ってみたいなあって言うこと なんです。(笑) 工業製品にだって、所詮は人間が作るわけで、そこには作られた 国の国民性というか、時代背景というか、思想とか哲学みたいな ものが製品に込められているように感じるんですね。 私はそれを楽しんでみたいと思っています。 無批判に日本サイコー、現在最新が一番やっていう考え方を、 私はしないわけで、日本も良いけれど、外国の製品だって、 昔の時代だって、もっともっと面白いよねって考えているんです。 古いカメラ、発売当時は電池もメディアもパソコンも性能が低くて、 あまりよく使えていなかったという無念な思いがあるんですね。 それが今だと十分に使いこなせることができます。 メディアは規定2GBまでですが、当時使っていたのは128MBとか その程度だったかと思います。単3電池は当時苦労しましたか、 最新のエネプルーフでストレスが少なくなりました。 RAWソフトに至っては純正ソフトはすこぶる使いにくかったのですが、 今はフォトシッョプカメラRAWで快適です。 (新たに純正ソフト+シグマSPPというやり方も知りました) このNデジタルは特殊なセンサーですので、ある特定の光りの 状況にならないと思ったような画像にならないところがあります。 快晴で、強い光が一方向から濁りなく注いでいる場合ですね。 残念ながら今の天気では望めないのですが、このカメラを持つと そういう光の状況も意識して光景を見れるようになりました。 この投稿した画像は、300ワットのビデオライトで人工的に照明 して撮影したものです。ご覧になるモニター如何では、やや眠い 画像になるかも知れませんが、ちょっとコントラストのあるモニター でみれば、実物に忠実に色再現ができているかと思っています。

Camera Profile

N Digitalについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

京セラは2000年7月、35mm一眼レフCONTAX N1の発表にあわせて、そのデジタルボディ「N Digital」を予告した。撮像素子は35mm判フィルムサイズの約600万画素で、発売は2001年春、遅くとも5月を目指し、価格は「100万円を切り、できれば80万円を切りたい」と説明された。当時、35mm一眼レフのレンズをそのまま使えるデジタルカメラは数社から出ていたが、35mmフルサイズのCCDで縮小光学系を使わず、35mmカメラと同じ画角を保ったものはなかった。1プレス PC Watch京セラ、CONTAXブランドのAFデジタル一眼レフカメラが来春登場(2000年7月28日)

2001年5月のビジネスショウに参考出品されたN DIGITALは、製品版とほぼ同じ外観のモックアップで、この時点でも正式発表には至っていなかった。2プレス PC Watchプロカメラマン山田久美夫のビジネスシヨウ デジタルイメージングレポート(2001年5月23日) 正式発表は2001年11月15日で、ボディのみ80万円、発売予定日は2002年2月1日とされた。3プレス PC Watch京セラ、35mmフィルムサイズCCD搭載のデジタル一眼レフ「CONTAX N DIGITAL」(2001年11月15日)

発売はその後も延びた。京セラは2002年1月23日、開発の遅れを理由に、発売日を3月12日へ延期すると発表した。4プレス PC Watch京セラ、デジタル一眼レフ「CONTAX N DIGITAL」の発売を延期(2002年1月23日) 3月26日には、3月25日に予定していた発売を「最終調整に時間を要している」として再び延期し、「それ程時間を空けずに発売できる」とした。5プレス PC Watch京セラ、デジタル一眼レフ「CONTAX N DIGITAL」の発売を再延期(2002年3月26日)

その後の発売日は資料によって異なり、価格.comは2002年5月19日としている。6掲示板 価格.com価格.com - 京セラ CONTAX N DIGITAL ボディ レビュー評価・評判 生産は2004年3月に終わっていたとされ、補修サービスはNマウントの交換レンズとともに2015年3月を期限とすると発表された。7プレス デジカメ Watch京セラ、コンタックス製品の補修サービス期限を発表(2005年7月4日)

京セラは2005年3月にデジタルカメラ事業からの撤退を認め、8プレス デジカメ Watch京セラ、デジカメ事業から撤退(2005年3月10日) 4月12日にはCONTAXブランドのカメラ事業を終えると発表した。一部製品を除いて9月に出荷を終えるとし、理由には「急激な市場の変化に対応できなかった」を挙げた。9プレス デジカメ Watch京セラ、CONTAX事業を2005年中に終了(2005年4月12日)

ラインナップ上の位置付け

京セラはN DIGITALを「CONTAXブランド初の一眼レフデジタルカメラ」とし、CONTAX N1と35mm AF一眼レフCONTAX NXのNシステムのレンズとアクセサリーを使えるとした。訴求の中心は「世界初の35mm判フィルムフルサイズ大型CCD」である。他の高画素デジタル一眼レフが使うCCDの約2倍の面積を持ち、35mm判と同じサイズなのでCONTAXの光学システムを100%継承でき、画角の違いを意識せずに使えると京セラは説明した。10プレス PHILE WEB京セラ、世界初の35mm判フルサイズ大型CCDを搭載したCONTAXブランドの一眼レフデジタルカメラを発売

そのNシステムのレンズは、2000年の予告の時点ではPlanar T* 50mm F1.4、Vario-Sonnar T* 24-85mm F3.5-4.5、同70-300mm F4.0-5.6、Makro-Planar T* 100mm F2.8の4本で、いずれもカール ツァイスのレンズだった。同じ席で京セラは、マニュアルフォーカス対応の現行製品は生産を続けるものの、新製品の投入は予定していないとした。1プレス PC Watch京セラ、CONTAXブランドのAFデジタル一眼レフカメラが来春登場(2000年7月28日) 北米での発表時点ではNシステムのレンズは計7本あり、マウントアダプターNAM-1を介して中判AFカメラCONTAX 645用の8本のレンズも使えるとされた。11公式 Kyocera(北米)Contax Introduces N Digital Camera, World's First Digital SLR With Full-Frame 6.29 Mega Pixel Sensor(2002年2月24日 PMA 2002)

ボディはN1の基本機能を受け継ぎ、MFとAFを切り換えるデュアルフォーカスメカニズム、対角5点の測距、ピント位置を3段階に自動でずらすフォーカスA・B・C機能を備えた。大きさは約152×79.5×138mm(幅×奥行き×高さ)、重さは京セラの資料で電池を除き約990gで、電源は単3ニッケル水素電池4本である。3プレス PC Watch京セラ、35mmフィルムサイズCCD搭載のデジタル一眼レフ「CONTAX N DIGITAL」(2001年11月15日)

先代からの進化

先代にあたるデジタル機はなく、銀塩一眼レフCONTAX N1をもとにしたデジタル専用ボディである。撮像素子はPHILIPS製の36×24mmの原色フィルターCCDで、京セラの資料では有効629万画素、記録画素数は3,040×2,016の613万画素の一種類だった。3プレス PC Watch京セラ、35mmフィルムサイズCCD搭載のデジタル一眼レフ「CONTAX N DIGITAL」(2001年11月15日) ただし価格.comは629万画素を総画素数、604万画素を有効画素数としており、有効画素数には二つの数字がある。6掲示板 価格.com価格.com - 京セラ CONTAX N DIGITAL ボディ レビュー評価・評判

モアレを防ぐため、京セラは従来の1/6の薄さのローパスフィルターを開発して載せた。記録形式はJPEG、非圧縮のRGB-TIFF、12bitのRAWで、感度はISO50〜1600相当、連写は最高約3コマ/秒である。記録メディアはコンパクトフラッシュ(Type I/II)とマイクロドライブで、PCへの転送用にIEEE1394端子を備え、背面には約20万画素の2.0型液晶を持つ。3プレス PC Watch京セラ、35mmフィルムサイズCCD搭載のデジタル一眼レフ「CONTAX N DIGITAL」(2001年11月15日)

ライバル機種との比較

35mmフルサイズのデジタル一眼レフでは、同じ2002年の11月にキヤノンがEOS-1Dsを発売した。EOS-1Dsは35mmフルサイズCMOS機で、スタジオ撮影を中心とするプロ向けだった。有効画素数は約1,110万画素(記録4,064×2,704)で、N DIGITALの有効629万画素を大きく上回る。12公式 キヤノンEOS-1Ds - キヤノンカメラミュージアム 価格.comの発売日に従えば、N DIGITALはEOS-1Dsより約半年早く市場に出たことになる。比べられるのは仕様の数字までで、画質を比較した資料はない。

開発の背景

京セラは2000年7月の予告の席上で、デジタルカメラ事業はシェアで苦戦しており、従来の片手持ちのSAMURAIスタイルは受け入れられなかったと述べた。N DIGITALは、この発表でCONTAX N1と同時に予告されたデジタルボディだった。1プレス PC Watch京セラ、CONTAXブランドのAFデジタル一眼レフカメラが来春登場(2000年7月28日)

京セラはN DIGITALを、N1が持つ高性能・高機能に独自の高度なデジタル映像処理技術を加えたデジタル専用ボディとして開発したと説明した。10プレス PHILE WEB京セラ、世界初の35mm判フルサイズ大型CCDを搭載したCONTAXブランドの一眼レフデジタルカメラを発売 北米向けの資料では、専用のDSPで3コマ/秒の撮影を実現し、IEEE1394で12.5MBのRAWを約1秒で転送できるとした。11公式 Kyocera(北米)Contax Introduces N Digital Camera, World's First Digital SLR With Full-Frame 6.29 Mega Pixel Sensor(2002年2月24日 PMA 2002)

利用者の評判

発売当時の専門媒体のレビューは見当たらず、評判は価格.comの投稿に頼ることになる。その投稿は15件と少なく、多くは2008〜2017年のもので、中古で手に入れた使用者が目立つ。2026年10月12日時点の満足度は5.00で、カテゴリ平均の4.58を上回る。6掲示板 価格.com価格.com - 京セラ CONTAX N DIGITAL ボディ レビュー評価・評判

項目別では画質が5.00とカテゴリ平均の4.53を上回り、投稿でも画質を高く評価するものが多く、ツァイスレンズの階調や描写を挙げる声が複数ある。一方でバッテリーは1.90と平均の4.11を大きく下回り、単3電池4本の電源を弱点とする投稿が複数ある。6掲示板 価格.com価格.com - 京セラ CONTAX N DIGITAL ボディ レビュー評価・評判

評判の出典

1件

内容の確認日: 2026年10月12日

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