無題
③『白黒写真の本当の意味は難しい』 黒白写真ばかりやっていると、ほんとに写真として見せられるものが少ないということに 気が付きます。カラー写真よりも圧倒的に情報量が少ないので見栄えがよくないわけです。 それでこれは黒白なのだという意識をして撮影しないとならなくなります。 撮影の時点からしてカラーと黒白は違ってくるのです。 いうなれば、意識して黒白の眼というものがないとモノクロ写真はなかなかできません。 カラー写真は何もせずそのままでも画質というか色でごまかすことができます。なんでも ない写真でも意味があるように見せかけることができます。しかしモノクロは写真に物語性 を込めないとよい写真になりません。 黒白写真が難しく、写真学校の学生が今でも黒白から写真を始めるというのは理由のある ことのようです。 それから写真を鑑賞する側から見ても、黒白写真は、漫然と見て感じるのではなく、 写真を読み取るという作業が必要で、カラー写真のように曖昧では済まされなくなります。 黒白写真は難しい。しかし遣り甲斐があるということで本当に写真をするのならば白黒写真 は自分なりに極めなければならない気がします。 黒白写真をやるにはモノクロ専用機なるものは本当は必要ではありません。普通のカラー のカメラでモノクロ撮影すれば十分なのですが、どうしても一時的にカラー画像をみてしまう というRAWデータ現像では純粋にモノクロ写真を味わえないというジレンマが出てきます。 そこで思い切ってJPEG画像で撮影してみるという手法もありだと思ってます。 黒白写真専用機が出てきたのは、おそらくそこら辺のまどろっこしさを克服するために、 思い切ってモノクロセンサーを採用して、カラー写真は絶対に撮れないということをしたの だと思います。 とにかく本格的にモノクロでばかり撮影するようにすると、誰でも写真に対しての考え方 が変わってくると思います。 そうは言っても今の私は、モノクロ写真にも特別に関心がなく、もはや写真は何でもいい、 という大雑把な考え方をしています。それよりも写真にかこつけて里山をあるのが楽しい、 ということなのです。