無題
Exif情報
| メーカー名 | SIGMA |
|---|---|
| 機種名 | sd Quattro H |
| ソフトウェア | Capture One 6 Windows |
| 焦点距離 | 18mm |
| 露出制御モード | ノーマルプログラム |
| シャッタースピード | 1/125sec. |
| 絞り値 | F5.6 |
| 露出補正値 | -0.3 |
| 測光モード | 分割測光 |
| ISO感度 | 100 |
| フラッシュ | なし |
| サイズ | 2000x1333 (2.26MB) |
| 撮影日時 | 2021年04月06日(火) 10時54分 |
この写真は失敗の例です。 クワトロで撮ったのですが、設定を誤り、JPEG撮影でした。レンズは廉価タイプです。 レンズはともかく、フォビオンでJPEG撮影は駄目だということ。フォビオン機は 特にRAW撮影限定のカメラなんですね。 私としてはカメラやレンズは何でもいい。という考え方なのですが、やはりRAW撮影 が前提です。JPEG記録は本当の意味で厳密な撮影ではない、という考え方をしています。 やはり間に合わせのものなんですね。 カメラは最初から圧縮データであるJPEGで撮影できるのではなく、まずRAWで撮って それからカメラ内で簡易にJPEGデータに移行するのが、JPEG設定撮影の基本的意味と なっています。 やはり良いRAW現像をするにはPCのパワーが必要です。 しかしRAWでさえあれば、カメラやレンズは選ばないという立場です。 廉価レンズにはそれなりの長所や欠点があります。良い面としては小型で取り回しが よいということ。しかし画質は劣り、明るさも足りず、AFなどの機能も落ちます。 高級レンズは性能は高いのですが、大きくて重くて機動性がスポイルしてしまいます。 しかしこれらは選択の問題であり、ユーザーは時と場合によって使い分けていますね。 ところで、私の考え方としては、カメラのスタイルとして、最高だと信じるのは、 フイルム時代後期からデジタル時代にかけて、光学一眼レフとして完成したスタイル が、もっとも使いやすいカメラだと考えています。 その理由として、ひとつ、撮影として一定の大きさがあり使いやすさが保たれている。 二つ目に、グリップが大きくて深い。バッテリーグリップも同様になっている。 この条件にマッチしているのが光学一眼レフだと思っています。 デジイチの後継としてミラーレス機が出ましたが、ややボディが小さく操作類が 密集していること、グリップがやや小さく浅いということ。これらの欠点が目立ち ますが、デジイチに次いで使いやすいカメラであることには違いありません。 それでは、私が此処で言う光学一眼レフの前の時代といいますと、それはメカニカル 一眼レフの時代となります。期せずしてそれは現在のミラーレス機とほぼ同じ大きさ なんですね。 私も黒白フイルムでさんざん使いましたが、カメラは持ちにくい。グリップが小さく 中にはグリップ自体がないというのも。そして大きさの割りに重かったです。 金属ボディは冬場には冷たくて辛かったです。 それがデジイチ一眼の時代になって、私としては初めてその高機能なカメラを使った わけですが、最初は、大きいなあって感じたものの、プラスチックボディは軽く 感じられ、大きなグリップは手にピッタリとくる。これは良いなと感嘆したものです。 もう、完全に撮影することに特化していて、大きかろうが重かろうが関係なし。 というメーカーのシグナルが届くかのようでした。 考えてみれば、あのフイルム後期からデジタル初期にかけての、光学一眼レフの スタイルこそが、撮影第一主義のカメラだったんじゃないかなって思っています。 カメラと言う道具が最高に輝いていた時代だったと思います。 後期フイルム一眼レフの時代は、私は写真から遠ざかっていたので、そういう高機能 一眼レフを使ったのは、デジタルになってからなんです。レンズはAFになっている。 シッターチャージは自動オートローディングになっている。カメラのグリップは 大きくて深くて滑りにくい。ボディは基本プラスチック製。金属製でもマグネシウム 合金なのでアルミ製よりも冷たくない。 カメラはかなり大きくなった。昔のメカニカルカメラしか知らなかった私としては 驚きの大きさだったけれど、とにかく使いやすい。カメラはこんなに進歩していた のかと驚いたものです。 最初はニコンとかキヤノンのデジイチを使いました。その圧倒的な使い良さは、 私を撮影に夢中にさせるには十分であり、日々が撮影三昧でしたね。 今となっては懐かしいのですが、2000年から10年間ほどはデジイチに夢中でした。 しかし、長所は同時に欠点でもあります。 デジイチは高機能でありすぎるが故に、写真が撮れ過ぎる。カメラに夢中になり すぎる。ということでもあるわけで、次第に自分の中に反省が生まれるわけです。 ちょうど時代はミラーレス機になっていき、機能性をやや落としてもいいんじゃ ないかい、という時代の雰囲気になりました。そしてスマホの登場で、カメラ自体の 脚光性も低くなりました。そういう状況が今も続いているわけですね。 そして、個人的なことですが、黒白専用機が登場し、最初は軽い気持ちでそれを 使ってみました。 このモノクロ機というカメラは、私にとっては特別な意味を持っていました。 なぜならば、私が若い頃に使っていたカメラはフイルム・メカニカル機でしたが主に 黒白フイルムで使っていたからです。 当時の私の写真とは、黒白であったんです。それをデジタルで追体験できるという ことで、昔と同じくカラーは止めて完全に黒白だけで撮影をしました。 ここで自分の中で起こったことは、カメラ機材に対する関心がなくなったということ です。撮影の意欲は減じなかったけれど、機材への欲望はゼロになった。 これは驚きです。今でも何故そうなるのかは正確には説明できません。 ただ、分かったことはあります。当時の黒白フイルム写真の時は機材への関心は ほとんどなく、カメラ2台くらいでレンズも数本で実用的な範囲に収まっていたという ことで、それはデジタルになってもモノクロ撮影だと同じ状態に落ち着くということ だったわけです。 つまりはカラー写真だと、そのカラーという色が色欲として出てしまい、それが機材 への欲望に現れていただけだったと、そういう風に今は理解しています。 今はもう黒白ではなくカラー写真撮影に戻っていますが、数年かけて黒白写真ばかり 撮影していたあの感覚は健全であって、もうカラー写真時代の機材への無闇な熱量は 戻っていません。 私の写真への熱狂はデジイチのニコンやキヤノンから始まったわけだけど、それに とどめを差したのはペンタモノクロームだったわけです。なお途中で水を差したのは ミラーレス機のソニーでしたけれどね。 駆動するものがいれば、それに歯止めをかけるものもいる。カメラというのも面白い ものです。 ペンタK3M3モノクロームは普通の光学デジイチです。ニコンやキヤノンのデジイチと なんら変わらないです。高機能のボディです。使いやすい。しかし絶対にカラーでは 写真できません。そこだけが違います。 カメラボディは使いやすく、バッテリーグリップは純正ではなく自作グリップに しました。実は自作の方がピッタリしたからです。持っていなかった広角レンズを 買ったのみで(シグマ製)、それで2年ほど使いました。 このモノクロ機で私の写真に対する考え方がガラリと変わったのですが、どうして そんなに威力があったのか。今でもその理由を上手く説明できていません。ただ単に そういう時期に自分の運気が来ていただけだったのかもしれませんし、歳をとった というだけなのかもしれません。 今はカラー機に戻して使っていますけど、もう昔の自分ではなくなっていてカラーの 画像を見ても何かの欲望が起きるということはないです。 どうしてもということで、ひとつだけ理由としてあげるとすれば、モノクロ機の画像 はカラー機のそれとは本質的に違うのだろうということです。 言うなれば究極のリアルさがあるのです。カラー機をモノクロモードにしても絶対に 得られないもの。 ずばり言うと、カメラのRAW撮影とJPEG撮影くらいの相違が、その専用機にはあるのだ ということです。それを一旦知ってしまうともう元には戻れない。それはRAW撮影を していた人間がJPEG撮影には撮れないということに匹敵するかもしれません。 究極の画像の探求は、モノクロ専用機を経ずしては得られないだろうということかも しれません。たぶん一番近いのがフォビオンセンサーだろうと思ってます。それでも フォビオンはカラーセンサーなのでやはり不純です。ペンタモノクロ機の純粋性には 及ばないです。 この圧倒的な、写真としても、画像としての純粋性に触れたからこそ、お遊びとして のカメラ遊びに二度と戻れなかったのだろうと思うところがあります。 今の私はカメラの持ちやすさ、撮影のしやすさというだけに拘って自作改造をして いますが、それは本道である里山歩きの為の遊戯でしかありません。 写真そのものは、もういいんだ。それよりも山道を歩くということに意味を見出して いるだけです。 写真や画像ということでは、モノクロ機で完成させられたんじゃないかって感じて います。どんなに頑張っても、たった一台のモノクロ専用機には敵わなかったと いうこと。 これはフイルム時代でもそうだったんだと思ってます。黒白専用フイルムのコダック には、どんなカラーフイルムも敵わなかったわけですし。 シンプル・イズ・ベスト。これが黒白フイルムやモノクロ専用機の優位性です。
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