オリンパス E-410 作例

一眼レフ

2007年4月21日発売

E-410の仕様

オリンパスE-410は、2007年4月21日に発売された、1000万画素のフォーサーズ一眼レフである。奥行き53mm、本体375gの薄型ボディにライブビューを加え、小型レンズとともに持ち歩くシステムとして設計された。E-400を基礎に電池、駆動部、基板、ダスト除去機構の配置を詰め直し、E-510とは携帯性と手ぶれ補正の役割を分けた機種だった。

先代
E-400
後継
E-420

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投稿写真 329枚

Camera Profile

E-410について

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2007年3月5日に発表され、当初は4月下旬の発売予定だった。4月12日の告知で国内発売を4月21日と確定し、ボディ単体、ED14-42mm F3.5-5.6付き、さらにED40-150mm F4-5.6を加えるダブルズームキットを展開した。1公式 オリンパス世界最小・最薄・最軽量 ライブビューE-410発売2公式 オリンパスE-410 発売日決定と2GBメディアキャンペーン

メーカーの世界最小・最薄・最軽量という訴求は、2007年3月5日時点のレンズ交換式デジタル一眼レフを対象とする同社調査による。発売に合わせて宮﨑あおいを起用し、写真を通して新たな喜びや感動を見つける旅をテーマとした販売施策も展開した。1公式 オリンパス世界最小・最薄・最軽量 ライブビューE-410発売2公式 オリンパスE-410 発売日決定と2GBメディアキャンペーン

ラインナップ上の位置付け

Eシステムの第二章の第一歩として、E-510とE-1後継機の開発とともに発表された。メーカーは画質で上下を選ばせるのでなく、E-410は携帯性、E-510はボディ内手ぶれ補正と機能、E-1後継は信頼性を主軸にする構成を示した。E-410にはボディ内手ぶれ補正を搭載していない。1公式 オリンパス世界最小・最薄・最軽量 ライブビューE-410発売

基礎になったのは、欧州限定で販売したE-400だった。企画担当者は、E-400のパーツ供給が予定数量へ達せず、販売に強い欧州で確実に売るため地域を絞ったと説明した。E-410は、その小型ボディを引き継いで展開する後継機である。3インタビュー ITmediaE-410開発者に聞く OMデジタルと製品企画

E-410とE-510は、E-500で担っていた広い入門層を二機種でカバーする企画だった。前者は女性や初心者を中心に、後者は細かな機能を重視する人へ向けながら、中級者以上のサブ機として使える性能も想定した。3インタビュー ITmediaE-410開発者に聞く OMデジタルと製品企画

先代からの進化

E-400からの大きな機能変更はライブビューの搭載で、撮像素子と処理系を1000万画素Live MOS、TruePic IIIへ更新した。本体は突起部を除き129.5×91×53mm、電池などを除いて375gとなる。1公式 オリンパス世界最小・最薄・最軽量 ライブビューE-410発売4公式 オリンパスE-410 主な仕様

ライブビューはメインの撮像素子を使う方式とした。E-330のように専用センサーを使うAモードは小型化のため省き、同機のBモードに相当する方式を採った。露出補正やホワイトバランスを撮影前の画面へ反映し、ヒストグラムも表示できる。LVブーストでは、露出の変化より構図確認のための明るさを優先する。5インタビュー ITmediaE-410開発者に聞く 撮像素子とライブビュー

AFはTTL位相差検出の3点方式で、ライブビュー中にピントを合わせる際はミラーを戻すため、表示が一時止まる。操作はAFLボタンによる事前合焦と、シャッター全押しでAFから撮影まで行う方法を使い分ける。半押しのたびにミラーを動かす方式は、利用者の誤認や耐久性への懸念から採らなかったと担当者は説明した。4公式 オリンパスE-410 主な仕様6インタビュー ITmediaE-410開発者に聞く AF操作・固定液晶・SSWF

MFの確認には7倍と10倍の拡大を使える。背面は2.5型約23万画素の固定液晶で、視野角は176度。画面そのものを回す方式ではなく、広い視野角を使って高い位置や低い位置から確認する構成だった。1公式 オリンパス世界最小・最薄・最軽量 ライブビューE-410発売4公式 オリンパスE-410 主な仕様

CFとxDピクチャーカードの二スロット、USB 2.0 Hi-Speed、カメラ内RAW現像も備えた。RAW圧縮は非可逆な間引きをせず、メーカーの基準画像では約17MBから11MBへ小さくした。薄いボディでも、RAWで撮って仕上げる使い方に対応した。4公式 オリンパスE-410 主な仕様1公式 オリンパス世界最小・最薄・最軽量 ライブビューE-410発売

2008年の後継E-420は、E-410の機能向上モデルとして発表された。撮像面のコントラストAFを使うライブビュー、2.7型画面、顔検出を加え、ライブビューのAF方式も次の段階へ進んだ。7公式 オリンパスAFライブビュー搭載 E-420発売

ライバル機種との比較

Cameralabsは、キヤノンEOS 400D/XTi、日本名EOS Kiss Digital Xを主要競合に挙げた。E-410は小型軽量とライブビューを備える一方、キヤノン側には9点AF、広いファインダー、手ぶれ補正レンズの選択肢があった。同時期のニコンD40xも比較対象となったが、ライブビューと能動的なダスト除去は備えていなかった。8レビュー CameralabsOlympus E-410 Verdict

開発の背景

基礎となるE-400の開発は2005年秋に始まった。社内では、E-500で重量を減らしても、レンズを付けたときの大きさが残ると考え、レンズ込みで大幅に小さく軽くする目標を置いた。見た目と手に取った感覚に効く奥行きを抑え、従来製品比で体積20%減を目指したという。9インタビュー ITmediaE-410開発者に聞く 体積比20%減の小型化

電池は容量と消費電力をシミュレーションして小さくし、グリップの厚みを減らした。フレーム、ミラー、シャッターも小型化し、チャージ機構の位置を逆転させた。分割した基板とコンデンサーを立体的に配置し、ファインダーミラーを傾けて前方へフラッシュの空間を作るなど、内部全体の配置を見直した。9インタビュー ITmediaE-410開発者に聞く 体積比20%減の小型化

ダスト除去のSSWFユニットは、直径を従来より2.8mm小さくした。E-400/E-410の薄型化だけでなく、E-510でセンサーユニットを動かす手ぶれ補正の余地を作るための共通開発でもあった。SSWFはセンサーそのものを振動させるのでなく、受光面側を密閉したフィルターを超音波で振動させ、落としたゴミを下部の粘着材で保持する仕組みである。9インタビュー ITmediaE-410開発者に聞く 体積比20%減の小型化6インタビュー ITmediaE-410開発者に聞く AF操作・固定液晶・SSWF

E-410とE-510は並行開発し、主要部品を共通化した。ファインダーは厚いE-510へ合わせたため、薄いE-410では接眼部が後ろへ張り出すことになった。小型化を進めたボディにも、兄弟機と部品を共有することによる形状上の制約が残った。3インタビュー ITmediaE-410開発者に聞く OMデジタルと製品企画

最小最軽量を目指したE-410では、可動液晶の検討は行わなかった。ライブビューを使うための表示を備えながらも、画面の可動機構は加えず、薄さを保つ構成だった。6インタビュー ITmediaE-410開発者に聞く AF操作・固定液晶・SSWF

利用者の評判

DPReviewとCameralabsは、薄いボディと軽いキットレンズによる携帯性を共通して評価した。独特のグリップ形状でも扱いやすいという評価があり、ボディ単体だけでなくレンズ込みの持ち歩きやすさが長所となった。10レビュー DPReviewOlympus E-410 EVOLT Review

両媒体は、拡大MFや構図確認に使えるライブビューを歓迎する一方、3点AFと小さな光学ファインダーを制約として挙げた。薄型化と新しい撮影方法に利点がある一方、光学ファインダーで被写体を追い、AF点を選ぶ使い方には限界があるという評価だった。8レビュー CameralabsOlympus E-410 Verdict

2026年10月1日時点の価格.comボディ集計は82件で、満足度は5点満点中4.45だった。デザイン4.79、携帯性4.69に対し、機能性3.77、液晶3.36となっている。後年を含む投稿でも、外形と持ち歩きやすさに高い点が付いていた。11掲示板 価格.comE-410 ボディ レビュー集計

評判の出典

3件

内容の確認日: 2026年10月1日

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