R・RPに続くRFシステムの更新として大きかったのが、R5とともにEOSで初めて搭載した5軸ボディ内手ブレ補正である。レンズISのないレンズにもセンサーシフトによる補正が働き、対応レンズのISとは協調制御を行う。最高8.0段という値は、RF24-105mm F4 L IS USMを105mmで使用したCIPA規格の条件によるもので、レンズの購入時期によってはファームウェア更新も必要だった。5公式 キヤノンEOS R6 製品史・発表時の機能と条件
光学ISのないRF28-70mm F2 L USMでも、70mmで8.0段と発表された。大きなイメージサークルを持つレンズでは、ボディ側が補正に使える移動量を確保できるためである。補正効果はレンズISの有無だけで決まらず、レンズと焦点距離を含めて見る必要がある。6プレス デジカメWatch解説 EOS R5・R6で最大8.0段の手ブレ補正
デュアルピクセルCMOS AF IIは、人物の瞳・顔・頭に加え、犬・猫・鳥の瞳・顔・全身の検出に対応した。顔+追尾優先AFと対応レンズなどの条件では、測距範囲が縦横最大約100%に広がる。これはすべてのレンズに一律の範囲ではなく、RF600mm F11やRF800mm F11などは例外となる。5公式 キヤノンEOS R6 製品史・発表時の機能と条件
操作系には測距点選択用のジョイスティックと3系統のダイヤルを採用した。R・RPから、一眼レフに近い操作構成へ改めた部分である。背面は3.0型約162万ドットのバリアングル式タッチ液晶、EVFは約369万ドットで最高約119.88fps表示に対応し、本体約598g、電池・カード込み約680gにまとめていた。3プレス デジカメWatch約2010万画素のスタンダードモデルEOS R6 約33万円
動画は約5.1Kからのオーバーサンプリングによる4K UHD 60pと、フルHD 120pに対応する。Canon LogまたはHDR PQの10bit記録も備えたが、発売前後の複数媒体の試用では、4K撮影時の発熱と冷却待ちが制約になった。先に静止画を撮っていると、動画の撮影可能時間が減る点も報告された。7レビュー DPReviewCanon EOS R6 Review
これとは別に、公式ファームウェアVer.1.1.1では温度検知と撮影可能時間の制御が改善された。キヤノンの説明は、常温で短い動画撮影と電源OFFを繰り返した場合の撮影可能時間を改善するというもので、発熱による制約が全面的になくなったという内容ではない。8公式 キヤノンEOS R6 ファームウエア1.9.0(過去の変更履歴を含む)