コニカミノルタ DiMAGE Xt 作例

コンパクト

320万画素

2003年3月1日発売

DiMAGE Xtは、ミノルタが2003年3月に発表した薄型コンパクトカメラで、屈曲光学系の光学3倍ズームを持つDiMAGE Xシリーズの3代目である。撮像素子とレンズは先代DiMAGE Xiのまま、外観をややカジュアルな方向へ改めて3色をそろえ、標準価格73,000円だったXiに対して予想価格5万円前後で売り出した。最短撮影距離の短縮やモードダイヤルの新設など、使い勝手にも細かく手が入っている。

シリーズ
DiMAGE X
位置付け
屈曲光学系の薄型コンパクト(DiMAGE Xシリーズの3代目、Xiの後継)
先代
DiMAGE Xi
後継
DiMAGE Xg

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投稿写真 33枚

Camera Profile

DiMAGE Xtについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

ミノルタは2003年3月3日にDiMAGE Xtを発表した。発売は4月上旬の予定で、価格はオープンプライス、店頭予想価格は5万円前後とされた。1プレス PC Watchミノルタ、新デザインの屈曲光学系デジカメ「DiMAGE Xt」

Xtの発売後、ミノルタはコニカとの経営統合へ進んだ。7月30日にDiMAGE Xt Bizを発表した時点でも発売元はミノルタ株式会社で、同社の光学機器カンパニープレジデントは、経営統合するコニカの製品も含めてデジカメ事業を伸ばす方針を述べた。2プレス PC Watchミノルタ、音声注釈などが可能なビジネス用デジカメ「DiMAGE Xt Biz」 10月14日のDiMAGE X20のリリースでは、発売元が「コニカミノルタカメラ株式会社」に変わる一方、製品名は「ミノルタ DiMAGE X20」とミノルタの名を残している。3公式 コニカミノルタ「ミノルタ DiMAGE X20 スノーホワイト」新発売(コニカミノルタ ニュースリリース 2003年10月14日)

ラインナップ上の位置付け

DiMAGE Xtは、DiMAGE Xiの後継機で、屈曲光学系を使う薄型ズーム機DiMAGE Xシリーズの3代目にあたる。シリーズの初代として2002年1月に発表されたDiMAGE Xを、ミノルタは光学3倍ズーム搭載機として「世界最小・最軽量・最薄型」とし、「DiMAGE 7に次ぐエポックメイキングな商品」と呼んだ。4プレス ITmediaミノルタ,奥行き20ミリのボディに光学3倍ズームの「DiMAGE X」を発表

2003年7月の説明会でミノルタは、注力分野としてDiMAGE 7シリーズや統合予定のコニカの製品とともにDiMAGE Xシリーズを挙げ、世界市場でのトップグループ入りを目標に掲げた。同じ発表では、Xtの本体をベースにファームウェアを変えたビジネス向けのDiMAGE Xt Bizも出している。注釈、文書撮影モード、改ざんチェックの機能を加え、専用ソフトとのセットで標準価格72,000円、8月下旬発売とした。建築・土木・損保・報道・出版・医療などの需要を見込んだ製品である。2プレス PC Watchミノルタ、音声注釈などが可能なビジネス用デジカメ「DiMAGE Xt Biz」

先代からの進化

XtはXiから撮像素子と光学系を変えていない。1/2.7型・有効約320万画素の原色フィルタCCDと、8群9枚、35mm判換算37〜111mm、F2.8〜3.6のズームレンズはXiと同じである。1プレス PC Watchミノルタ、新デザインの屈曲光学系デジカメ「DiMAGE Xt」 作り直されたのは、外観と価格、そして撮影時の使い勝手である。

外観と価格

本体寸法はXiの84.5×20×72mmから85.5×20×67mmになり、厚みはそのままで高さが約5mm低くなった。5プレス PC Watchミノルタ、320万画素/光学3倍の薄型軽量デジカメ「DiMAGE Xi」 発売時のレビュー記事によると、高さを抑えられたのはUSB端子の位置を変えたためである。6レビュー ITmedia PC USER20ミリの薄型ボディに光学3倍ズームを搭載 ミノルタ DiMAGE Xt(2/2)

デザインについて発表時の報道は、Xiの「ビジネスライクなデザイン」から「ややカジュアルなデザイン」になったと伝えた。バッテリー/メモリースロットのカバーをアクセントにし、縦に吊るしたときにロゴなどが正立する配置に改めている。本体色はフレッシュシルバー、スイートレッド、ビターブラックの3色である。1プレス PC Watchミノルタ、新デザインの屈曲光学系デジカメ「DiMAGE Xt」

価格の設定も変わった。Xiは2002年9月に標準価格73,000円で発表された。5プレス PC Watchミノルタ、320万画素/光学3倍の薄型軽量デジカメ「DiMAGE Xi」 Xtはオープンプライスで、2003年5月のレビュー記事では実売4万9800円とされ、同クラスの他の高級コンパクトと同じ価格水準になったと書かれている。6レビュー ITmedia PC USER20ミリの薄型ボディに光学3倍ズームを搭載 ミノルタ DiMAGE Xt(2/2)

使い勝手

撮影面では、最短撮影距離が25cmから15cmに縮まり、AFは5点測距になった。スポット測光と、ノイズリダクションのオン・オフ切り替えも加わった。動画は記録時間の制限がなくなり、320×240ピクセルに加えて160×120ピクセルでも記録できる。PCカメラ機能も追加された。1プレス PC Watchミノルタ、新デザインの屈曲光学系デジカメ「DiMAGE Xt」

操作系では背面にモードダイヤルを新設し、ボタン配置とメニュー画面を見直した。シャッター音はミノルタCLEの音、電子音、ユーザーが録音した音から選べる。充電は付属のチャージスタンドに加え、本体にACアダプターをつないでも行えるようになった。1プレス PC Watchミノルタ、新デザインの屈曲光学系デジカメ「DiMAGE Xt」

一方で撮影機能はフルオート寄りで、シーンモードもマクロモードも持たない。マクロモードの代わりに、15cmまで切り替えなしでピントが合うシームレスマクロとしている。7レビュー ITmedia PC USER20ミリの薄型ボディに光学3倍ズームを搭載 ミノルタ DiMAGE Xt(1/2)

開発の背景

シリーズの出発点は、初代Xの「いつでもどこでも気軽に持ち歩け、撮りたい時にすぐ撮れる」というコンセプトにある。ミノルタは薄型ボディと約1.8秒の高速起動を訴求した。インナーズーム方式のため、起動時にレンズは繰り出さない。4プレス ITmediaミノルタ,奥行き20ミリのボディに光学3倍ズームの「DiMAGE X」を発表 これを支えるのが屈曲光学系で、前面のレンズから入った光をプリズムで90度曲げ、本体底部に上向きに置いたCCDへ導く。1プレス PC Watchミノルタ、新デザインの屈曲光学系デジカメ「DiMAGE Xt」

Xtはこの光学系をXiからそのまま引き継いだ。発売時のレビュー記事は、ボディの端を上下いっぱいに使ってレンズを長く取れるため、沈胴させずに高速起動できると構造を説明している。同記事の実測では、Xtの起動時間は約1.5秒だった(別の箇所では「2秒以下」とも書いている)。6レビュー ITmedia PC USER20ミリの薄型ボディに光学3倍ズームを搭載 ミノルタ DiMAGE Xt(2/2) 後継機とされるDiMAGE Xgの2004年の発表記事は起動時間を「約1.1秒から約0.8秒に短縮」としており、Xtの公称値は約1.1秒だったとも読めるが、Xt発表時の資料では確かめられていない。8プレス PC Watchコニカミノルタ、DiMAGE Xシリーズ2機種

利用者の評判

価格.comでは、2026年10月時点の満足度が18件の集計で4.34である。星5が38%、星4が55%と、9割以上が星4以上をつけている。ただし投稿の多くは2011〜2022年のもので、発売当時の評価ではない。9レビュー 価格.comDimageXt のレビュー・評価

評判の出典

3件

内容の確認日: 2026年10月12日

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