リコー GR III 作例

コンパクト

APS-C・2,424万画素

2019年3月15日発売

GR IIIの仕様

2019年3月15日に発売された、APS-Cセンサーと35mm判換算28mm相当の単焦点レンズを備えるハイエンドコンパクトデジタルカメラで、1996年のフィルムカメラ「GR1」に始まるGRシリーズの一台である。先代のGR IIから約4年ぶりのモデルチェンジで、レンズ、イメージセンサー、画像処理エンジンを一新し、ボディ内手ぶれ補正機構「SR」、像面位相差検出を組み合わせたハイブリッドAF、タッチパネルを新たに搭載した。価格.comのレビューでは携帯性と画質が高く評価される一方、バッテリーの持ちの弱さと、防塵防滴でないためセンサーにホコリが入りやすい点が繰り返し不満に挙がっている。

シリーズ
GR
位置付け
GRシリーズのAPS-C・28mm相当ハイエンドコンパクト

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投稿写真 277枚

Camera Profile

GR IIIについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

GRという名称とデザインコンセプトは、1996年に発売されたフィルムカメラ「GR1」に始まる。デジタルでは2005年に1/1.8型センサーの「GR Digital」が登場して「GR Digital IV」まで続き、2013年にAPS-Cセンサーを積む「GR」へ世代交代した。GR IIIは、GR1から23年後の機種にあたる。1レビュー ITmedia NEWS「これぞGR」 小さくてサクサク撮れるストイックなカメラ、リコー「GRIII」

GR IIIは2018年9月のフォトキナ2018で開発発表され、2019年3月15日に発売された。発売直後から人気を集め、価格.comの売れ筋ランキングで1位になっている。2レビュー 価格.comマガジンさらなる“深化”を遂げたスナップシューター、リコー「GR III」レビューコンパクトデジタルカメラの市場全体が縮小するなか、2022年になっても限定モデルの予約が想定を大幅に上回り、入荷まで2カ月待ちになる店が出るほど人気は続いた。3レビュー ITmedia NEWSなぜ今も「GRシリーズ」は売れ続けるのか?

ラインナップ上の位置付け

GR IIIは、リコーイメージングが「GRシリーズ」と呼ぶ、APS-Cセンサーと35mm判換算28mm相当の単焦点レンズを組み合わせたハイエンドコンパクトデジタルカメラである。4公式 リコーイメージングRICOH GR III / GR IIIx 概要発売時の店頭予想価格は税込12万円台前半で、コンパクトデジタルカメラとしては高価格帯にあたる。5プレス デジカメWatchリコー、「GR III」を3月下旬に発売。税込12万円台前半

2021年10月には35mm判換算40mm相当のレンズを積む姉妹機「GR IIIx」が発売され、以降はGR IIIとGR IIIxの2機種体制になった。両者の仕様の違いはレンズの画角だけとされる。3レビュー ITmedia NEWSなぜ今も「GRシリーズ」は売れ続けるのか?

先代からの進化

GR IIIは、2015年発売のGR IIから約4年ぶりのモデルチェンジで、レンズ、イメージセンサー、画像処理エンジンなどの主要デバイスを一新した。5プレス デジカメWatchリコー、「GR III」を3月下旬に発売。税込12万円台前半有効画素数は約2424万画素、常用ISO感度の上限は102400となった。無線機能以外はGR IIとほぼ同じとされる2013年発売のGRは、有効約1620万画素、ISO25600までだった。6レビュー ITmedia NEWS「GR III」は「GR」から何が変わった? 実機で比較してみた

新たにボディ内手ぶれ補正機構「SR」を搭載した。3軸で補正し、効果はシャッター速度換算で4段である。SRをボディに収めるためにレンズを新規設計して構成を5群7枚から4群6枚に減らし、レンズユニットの軽量化とAF駆動の高速化にもつなげた。SRを応用したセンサーの超音波振動クリーニングと、モアレを抑える「ローパスセレクター」も加わり、センサーに入ったゴミが取れないという従来機への不満に応えている。7インタビュー デジカメWatch【フォトキナ】リコー担当者に聞く「GR III」一問一答

AFは像面位相差検出とコントラスト検出のハイブリッド方式になり、コントラスト検出方式だけだったGR IIに比べて合焦位置の迷いが減った。5プレス デジカメWatchリコー、「GR III」を3月下旬に発売。税込12万円台前半背面モニターにはリコーのコンパクトデジタルカメラとして初めて静電容量式のタッチパネルを採用し、タッチAFとタッチシャッターに対応した。新設のマクロモードでは最短撮影距離をレンズ前約10cmから約6cmまで縮め、2013年のGRでAPS-C化して最短撮影距離が伸び、「寄れない」と言われた点に応えた。6レビュー ITmedia NEWS「GR III」は「GR」から何が変わった? 実機で比較してみた

一方で内蔵ストロボは廃止された。高感度性能の向上とボディ内手ぶれ補正でストロボの要る場面が減ると判断したためで、代わりにPENTAX用外部フラッシュのP-TTL調光に対応した。7インタビュー デジカメWatch【フォトキナ】リコー担当者に聞く「GR III」一問一答バッテリーは新しい「DB-110」になり、従来のGRシリーズのバッテリーとは互換性がない。CIPA規格の撮影可能枚数は約200枚で、2013年発売のGRの約290枚より少ない。8公式 リコーイメージングGR 仕様

開発の背景

開発を担当したのは、歴代のGRシリーズを手がけてきた野口智弘氏である。フォトキナ2018の時点で、価格の目標を「1,000ユーロ以下」に据えていた。リコー側は、GR IIが2013年発売のGRのマイナーチェンジだったため基本性能は5年以上進化していなかったと説明し、GR IIIでは基本性能から作り直す方針を採った。発売の半年前に詳細なスペックを公開したのも、GR IIIを待つかGR IIを選ぶかをユーザーが早く判断できるようにする狙いだった。7インタビュー デジカメWatch【フォトキナ】リコー担当者に聞く「GR III」一問一答

操作面では、デジタルのGRシリーズが機能を継ぎ足すうちに多機能で複雑になったとの反省から、撮影に集中できるシンプルな操作性を目指してメニュー階層を一から作り直した。タッチパネルの搭載は、スマートフォンや他社のカメラでタッチ操作が一般化したことを踏まえた判断である。タッチ操作をオフにすれば、ハードキーだけで全ての操作ができるようにも設計されている。7インタビュー デジカメWatch【フォトキナ】リコー担当者に聞く「GR III」一問一答

利用者の評判

価格.comのレビューでは、146件で満足度の平均が4.44と、デジタルカメラのカテゴリ平均4.34をやや上回り、星5が63%、星4が29%を占める。項目別では携帯性が4.87、画質が4.64、デザインが4.58とカテゴリ平均を上回る。一方でバッテリーは2.82とカテゴリ平均の3.86を大きく下回り、8項目で最も低い。9レビュー 価格.comリコー RICOH GR III レビュー評価・評判

バッテリーの持ちの弱さは、ユーザーレビューで繰り返し指摘されるだけでなく、発売直後の専門媒体のレビューも、CIPA規格で約200枚という撮影可能枚数どおり心もとないと指摘した。2レビュー 価格.comマガジンさらなる“深化”を遂げたスナップシューター、リコー「GR III」レビューユーザーレビューでは、GRシリーズが防塵防滴でないうえ繰り出し式レンズの構造もあって、センサーにホコリが入りやすいという不満も繰り返し挙がっている。

発売直後には、本体背面の十字キーの傾きが大きい個体があるとして、リコーイメージングが対象の製造番号の製品について無償の点検調整を実施すると発表した。傾き自体は、カメラの機能や写りには影響しないとされる。10公式 リコーイメージングコンパクトデジタルカメラ「RICOH GR III」ご購入のお客様へのお知らせ

評判の出典

6件

内容の確認日: 2026年9月28日

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