キヤノン EOS-1Ds Mark II 作例
一眼レフ
キヤノンEFマウント・35mmフルサイズ・1,670万画素
2004年11月27日発売
EOS-1Ds Mark IIは、2004年11月27日に発売された、有効約1670万画素のフルサイズ一眼レフである。画素数は撮像素子だけでなく、現像に使う当時のパソコンの能力も考慮して決められ、初期の画作りも後処理のための素材性を重視した。高速なEOS-1D Mark IIと並ぶ最上位機として、スタジオや商品撮影から現像・転送まで、業務の流れを含めて高解像度画像を扱う製品だった。
投稿写真 475枚
Camera Profile
EOS-1Ds Mark IIについて
発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。
ラインナップ上の位置付け
メーカーは、ポートレート、スタジオ、商品、風景を担う最高画質のEOS-1Ds Mark IIと、約8.5コマ/秒でスポーツ・報道を担うEOS-1D Mark IIを、用途で選ぶ並立の最上位機とした。1Ds Mark IIは1D Mark IIを基盤として開発し、機能と操作を共有する方針だった。3公式 キヤノン1670万画素・35mmフルサイズCMOS搭載 EOS-1Ds Mark II
36×24mm、有効約1670万画素の自社製CMOSを搭載し、EFレンズを35mm判フィルムと同じ画角で使える。EF-Sレンズは対象外である。45点エリアAF、21分割評価測光、視野率約100%のペンタプリズムファインダーも備え、既存のEOSシステムでフルサイズの画角を使う構成だった。3公式 キヤノン1670万画素・35mmフルサイズCMOS搭載 EOS-1Ds Mark II4公式 キヤノンデジタルカメラEOS-1Ds Mark II機種仕様
外装はマグネシウム合金で防塵防滴に対応し、最高1/8000秒のシャッターにはメーカーが20万回の耐久性を公表した。本体は156×157.6×79.9mm、電池なし1215gで、電池はニッケル水素のNP-E3を使う。5公式 キヤノンカメラミュージアムEOS-1Ds Mark II6プレス PC Watchキヤノン、1,670万画素フル35mmデジタル一眼レフ「EOS-1Ds Mark II」
先代からの進化
初代EOS-1Dsの有効1110万画素から1670万画素へ増え、最大4992×3328ピクセルを記録する。新センサーの8チャンネル並列読み出しとDIGIC IIによって、この高画素データを扱う設計となった。3公式 キヤノン1670万画素・35mmフルサイズCMOS搭載 EOS-1Ds Mark II7プレス ASCII.jpEOS-1Ds MarkII発表、ワイヤレスファイルトランスミッターも登場
連写は先代の約3.3コマ/秒から約4コマ/秒へ上がった。JPEGの連続撮影枚数は10枚から32枚、RAWは10枚から11枚である。画素数の増加に加えて連写と記録も更新したが、JPEGとRAWでは持続枚数の増え方が異なっている。8レビュー DPReviewCanon EOS-1Ds Mark II Review
起動は約1秒から約0.3秒へ短縮され、発表時にはカード書き込み速度も先代の約二倍と説明された。通常感度はISO100~1250からISO100~1600へ広がり、拡張ではISO50と3200を選べる。撮影の応答とデータ処理の待ち時間にも改良が及んだ。7プレス ASCII.jpEOS-1Ds MarkII発表、ワイヤレスファイルトランスミッターも登場
液晶は2型のまま約12万から23万画素へ増え、再生拡大は最大3倍から10倍となった。ストロボ調光はE-TTLからE-TTL IIへ変わっている。高解像度画像を撮るだけでなく、撮影後に画面で細部を確認する操作も更新した。8レビュー DPReviewCanon EOS-1Ds Mark II Review
記録にはCFに加えてSDスロットを設け、公式仕様では同じ画像を二枚のカードへ残すバックアップ記録に対応する。JPEGは四種類の記録サイズを選べ、現像パラメーターを三種類、カラーマトリックスを二種類、任意に登録できる。画像の保存と仕上げを、仕事の条件へ合わせる選択肢を持たせていた。4公式 キヤノンデジタルカメラEOS-1Ds Mark II機種仕様
ライバル機種との比較
開発の背景
なぜ1670万画素なのかについて、村野所長は、当時目指す性能を得られるセンサーと、現像処理に使うPCの能力などを合わせて決めたと説明した。EOS 20Dの画素密度をそのままフルサイズへ広げるという選び方ではない。カメラが記録できる情報量と、その後に仕事として処理できる情報量の両方を考慮した判断だった。2インタビュー デジカメWatchキヤノン、デジタル一眼レフ開発の最前線
初期の画作りも、その後処理を前提とする。発表会報道は、標準設定でシャープネスやエッジ強調をかけず、コントラストも控えめとし、素材性を重視したと説明する。撮ってすぐの強い見栄えより、後で画像を調整する余地を残す方向である。7プレス ASCII.jpEOS-1Ds MarkII発表、ワイヤレスファイルトランスミッターも登場
業務用の大きなボディについても、開発側は一方的に肯定したわけではない。大原は重さを問題として認識しつつ、大きさには保持のしやすさとの兼ね合いがあると述べた。高画素と処理だけでなく、撮影時に支える機材としての形にも課題を認めていた。2インタビュー デジカメWatchキヤノン、デジタル一眼レフ開発の最前線
同時発表の別売WFT-E1は、有線・無線LANでサーバーへ画像を送り、撮影から納品へつなぐ仕組みを提案した。カメラのIEEE1394へ接続し、独立した電源を持つ。ただし当初の11月下旬同時発売予定から、11月10日の報道では2005年1月へ延期見込みとされた。本体の11月27日発売と、転送機器の予定は分かれている。6プレス PC Watchキヤノン、1,670万画素フル35mmデジタル一眼レフ「EOS-1Ds Mark II」1プレス デジカメWatchキヤノン、35mmフルサイズ一眼レフ「EOS-1Ds Mark II」を27日に発売
利用者の評判
2026年10月1日の価格.comボディ集計は57件、満足度4.80だった。画質4.74、ホールド感4.81に対し、操作性3.88、携帯性3.06、液晶3.31である。発売当時だけの評価ではないが、高い画質と保持への評価に対し、持ち歩きや操作、画面の項目は低く、同じ利用者集計の中でも評価が分かれている。9掲示板 価格.comEOS-1Ds Mark II ボディ レビュー評価・評判
出典
7件
- 1 プレス デジカメWatch キヤノン、35mmフルサイズ一眼レフ「EOS-1Ds Mark II」を27日に発売
- 2 インタビュー デジカメWatch キヤノン、デジタル一眼レフ開発の最前線
- 3 公式 キヤノン 1670万画素・35mmフルサイズCMOS搭載 EOS-1Ds Mark II
- 4 公式 キヤノン デジタルカメラEOS-1Ds Mark II機種仕様
- 5 公式 キヤノンカメラミュージアム EOS-1Ds Mark II
- 6 プレス PC Watch キヤノン、1,670万画素フル35mmデジタル一眼レフ「EOS-1Ds Mark II」
- 7 プレス ASCII.jp EOS-1Ds MarkII発表、ワイヤレスファイルトランスミッターも登場
内容の確認日: 2026年10月1日
EOS-1Ds Mark IIで撮った写真の話題
この機種で撮影された写真に寄せられたコメントです。写真について質問したり、撮影設定を相談したりできます。