シグマ DP1 Merrill 作例

コンパクト

APS-C・4,600万画素

2012年9月14日発売

DP1 Merrillの仕様

シグマDP1 Merrillは、2012年9月14日に発売された、28mm相当の広角単焦点レンズを備えるコンパクトカメラである。三層で色を記録するFoveon X3 Merrillと、専用設計のF2.8レンズを組み合わせ、RAWを自分で仕上げる撮影を重視した。低感度での精細な描写が評価される一方、処理時間と電池持続には制約があり、画質を優先する設計が使い方にも表れた機種だった。

シリーズ
DP Merrill
位置付け
Merrillセンサーと28mm相当専用レンズの広角コンパクト
先代
DP1X

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投稿写真 402枚

瀬戸の内海

瀬戸の内海

愛媛、四国中央市。昔で言えば川之江市だ。製紙工場の町。 この工場群は、もともと川之江市が面積的に狭いこともあり、工場 の中まで公道が走っているということで、工場撮影がし易いのです。 この写真の設備は新しいけど、古い昔からある市街地にある工場も いまだ稼働していて、工員さんの顔が見えるほどに接近して撮影する ことができます。 川之江の製紙産業の歴史は古くて、昔は和紙だったけれどその 伝統が現在の最新工場設備にまで繋がっていることを思うと、何事 にも伝統の継承は大事だなって思います。 香川だと塩田や綿花生産の伝統が臨海工場群の基礎にあるんだし、 徳島だと藍の生産だったりする。愛媛の別子銅山は江戸時代から あるわけだし。 明治の産業革命は江戸時代とは断絶していると思っている人が多い のだけど、そんなことはなくてむしろ江戸時代初期から日本の近代 産業は始まっていたのだと思います。 幕末明治から西洋近代産業の技術を取り入れて、益々発展したという べきです。最初は、石炭の利用と蒸気機関ですかね。 それまでは薪炭や水車がエネルギーの全てだったことを思うと明治 以降はスケールが大きくなりました。 江戸末期には、薪炭と肥料の採集から、日本の里山は丸裸っていう 状態でしたからね。 嬉しいことに当時、国内で石炭があることが分かり、明治から昭和の 戦後くらいまで、エネルギーの主力は国内産石炭が担っていたんです。 国内産の自前エネルギーとしての石炭。 余談を言うと、国が豊かになり人口が増えるのは食料とエネルギーが 自前で生産できるかどうか。さらにそれを産業として発展させて いけるかどうかにかかっていると考えています。 日本の人口が減少に転じたのは、つまり出生率が低下したのは実に 簡単な理由からでして、それは原油の価格が高騰してからです。 戦後も石炭で日本は頑張りましたが、やがてエネルギー事情は石油 に転換されました。当時は石油が安かったんですね。第二次大戦後、 中東の巨大油田が開発され、それが世界のエネルギー事情を大きく 変えました。 しかし、1970年代からオイルショックが始まり、原油価格が高騰し始め、 その原油価格曲線を反比例してなぞうように、国民の実質所得は低下 して行きました。日本国民は貧乏になっていったのですね。 まあ、その分、かの産油国では人口の増加がはじまりました。日本の 人口は減り、かたや産油国が豊かになるという具合です。 日本は海外から高い石油やガスなどエネルギーを輸入し、その為に 使うお金は膨大なものです。 日本人は朝から晩までくたくたになるまで働いて、女性も仕事を持ち、 多くの国民は子どもを産み育てる余裕も失いました。これで人口が減らない わけがありませんね。 別に若い人達の意識が変わったわけでもなく、政府の政策が間違って いたというのでもなく、ただ単に国民が貧乏になったから、結果として 少子化になっただけです。少子化は当然ながら、将来的に国力を大きく 削ぐことになります。 逆に中東などの産油国は豊かになり、若い人も多いから元気いっぱい で朝から晩まで戦争ばかりしていますよね。(^^; 膨大な石油やガスの代金が無駄に使われているだけでなく、その 地域全体が安定しないから、平和を維持するために先進国の軍隊が 出かけていかなければならなくなる。平和維持軍ということで、そのうち 日本の自衛隊も兵力を出さなくてはならなくなるでしょう。 中東だけでなくアフリカもそうです。石油が出てお金が入ると決まって 内乱になる。それがアフリカなんだということで、もううんざりですね。 しかし日本の国民が生きていくためには、エネルギーばどうしても必要で、 むろん食料もそうですが、そもそもエネルギーがなければ食料も生産 できませんし、詰まるところ、文明はエネルギーと水資源がものを言うの です。 幸い日本は有難いことに水資源は豊富で、気温も日光も空気も十分なの ですが、唯一、エネルギーだけがネックになっているんです。 今流行の風力や太陽光などは、エネルギー密度が低くて大規模にやって いけるものじゃありません。あくまでも補完的な意味合いしかなさそうです。 原子力は高密度な電力エネルギーを産みますからよいのですが、まかり 間違うと大切な国土と国民の健康を奪います。ますます出生率が落ち込み かねない。難問の核廃棄物の処理問題もあります。 じゃあどうすればよいのか。いや、もうどうしようもないというのが実情です。(^^; とにかく、もう豊富で安価なエネルギーを輸入して国民全体がやっていける ような時代ではなくなったということです。 石炭の時代がもっともっと長く続いていれば、国内炭を使える日本は これほどにエネルギーに神経質にならなくてもすんだかもしれのせん。 しかし太平洋戦争の主因のひとつとして米国からの石油禁輸が挙げら れるように、あの頃から時代は石油エネルギーへと転換されていったの ですね。 とくに軍事部門では石油がなければ軍艦も飛行機も戦車も動かせませんから。 とはいえ日本国内の石炭資源は貧弱で既に枯渇しています。しかし今も なお石炭はエネルギーの柱であって、ドイツも中国も、電力の主なエネルギー は石炭火力発電でまかなっています。 国内に豊富な資源があるからこそ、その国の経済発展ができるのですね。 エネルギーはこの文明にとってもっとも重要であり、それによって国民は 豊かにもなり国力も増すということです。 若い人は将来に敏感です。大卒者の人気企業は大企業一辺倒で、それは グローバル企業そのものであり、海外に多くの工場や資産を抱えています。 たとえ日本国内が疲弊しようとも、そのグローバル大企業の一員でさえ あれば大丈夫だろうと彼らは踏んでいるでしょう。 国内の中小企業や、ましてや製造業などは若い有望な学生には見向きも されなくなっています。その現実が、日本の将来を暗示しているかのよう ですね。 人間の身体原理が、肉体と平易だけど強固な基礎学力でもって出来上がって いるように、国家も、国土と資源、及びその上に乗っかる国民の資質に よって出来上がっていると思います。 日本がこれから食って行こうとしている高度な先端技術などというのは、 結局は国民の基礎的資質が土台になっているわけであり、一部のエリート と大企業の研究室だけで出来上がっているものではありません。 日本が飯の種としている技術力など、いづれジリ貧になるのは明らかです。 グローバル企業、昔はアメリカではエンタープライズと言いましたっけ、 そういうのも結局は、母体の出身国家の制約から抜け出すことは出来ま せんね。かつてのアメリカ企業がそうでしたから。 日本の国力が落ち込めば、日本の大企業もそのうち存在感を失っていくで しょう。 国産自前のエネルギー。ほんの少し前まで、日本はエネルギーは原子力 でやっていく。プルトニウムサイクルでもって、それを国産エネルギーとして いくという遠望な計画と決意がありました。 それが今現在は破綻しています。破綻というか停滞ですかね。 この地球的エネルギー事情の観点から言えば、日本が、いや人類がそもそも 原子力エネルギーを手放すことはありえないだろうと私は考えています。 いづれはウランプルトニウムサイクルが復活する日が来るだろうと踏んで います。 今の日本人はまだ窮していません。とくに御年輩は安楽にやっているじゃ ないですか。(^^; しかしこれからの若い人はそうではなくほんとうに切羽 詰まってくるわけです。 少子化や仕事や生活のことだけでなく、国防の観点からも危うくなって きます。ちょうど幕末の時ように、とことん行き詰まったと国民が危機感を 抱いた時に、その時にやっと新しい時代が始まるだろうと思っています。 その時の切り札は、やはりプルトニウムしかないだろうと思っています。

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シグマDP1メリル。2日ほど使ってみましたが、軽快に撮影ができ、 カードへの書き込みというか、それ以前のカメラ内画像処理自体が SD1Mに比べてかなり速いようです。 8GBカードど入れると、バッテリーもちょうどなくなるという感じで、 バッテリーは2個付属していましたので、16GBが撮れるという具合 です。なおカメラ設定は、10秒でモニター消失、撮影後確認なしの エコモード設定です。 連続して撮影すると、カメラボディは季節柄もか、かなり発熱しますが、 それで熱暴走するということはなかったです。 カメラは中古ですが、パーツ欠品などがあり無使用品がカメラ店の 事情で中古となったと思われます。ボディ自体は新品と同じです。 撮影自体がスピーディですし、ピントも速くしかも正確です。露出も 揃っていますし、色というかWBもそう。とにかく非常に軽快にストレス なく撮影に望めるので、とりたてて不満は感じられません。 ただ、背面モニターはどのカメラも同じですが日中の日差しの強い時は ほとんど役に立たず、事実上のノーファインダー撮影を強いられます。 これは仕方がないことなのでDPだけの欠点とは言えません。 画質は、あっさりというか、SDと一般のカメラの中間の位置にいるように 思います。つまりSDのように、持てる色域の全域を使っての表現では なく、ベイヤーカメラのように必要な部分だけを抽出して、カメラ内処理 を速めているという感じがします。 またそうするとカメラ内画像処理も楽であり、それでDP1Mの露出も色も 揃っているな、ということになっているものと思われます。 しかしベイヤーカメラと決定的に違うのはピクセル等倍時のシャープさ です。これは軽快なDP1Mと言えどもSD1Mのような実在感のある絵に なってくるわけです。 また、レンズの性能、その解像感という点に於いては、SD1MはDP1Mに 勝てません。さらにDPはレンズシャッターなので手ブレに強いです。 低速度シャッターを使っても手ブレを起こしにくいですね。 SD1Mが使い難いという方には、このDP1Mはお勧めですね。フォビオン 素子とベイヤー素子の長所を相持っているというイメージです。 ただシグマの本当の凄さというのは、これはやっぱりSD1Mでなければ 出てこないものがあるということです。その違いは残念ながらネット画像 では伝えにくいものがあるのです。 SD1Mの画像は、JPEGに落とした時点でもうアウトだなあって感じる ほどですから。 そういう意味では、これから出てくるDPクワトロ。このカメラもあくまでDP シリーズカメラであり、クワトロ技術の本当の凄さを知るにはSDクワトロ が出現するまでは正しく評価できないだろうということです。

Camera Profile

DP1 Merrillについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2012年2月にDP2 Merrillと同時発表され、8月31日に国内での9月14日発売が告知された。発売時の想定価格は9万9800円で、9月25日の実写レビューでも、14日の発売開始と約9万9800円の量販店価格が記録されている。1プレス ITmediaシグマ4600万画素コンパクトDP1 Merrill発売2レビュー デジカメWatch新製品レビュー SIGMA DP1 Merrill

ラインナップ上の位置付け

DP1、DP1s、DP1xに続く、広角DPの四代目である。先に登場したDP2 Merrillの45mm相当に対し、DP1 Merrillは28mm相当を担当した。SD1 MerrillやDP2 Merrillと同じ23.5×15.7mmのFoveon X3 Merrillを、レンズ一体型の広角機に用いた構成である。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー SIGMA DP1 Merrill

世代名のMerrillは、Foveonの画像キャプチャ技術を開発した故Dick Merrillに由来する。メーカーは、写真表現と技術を結び付けた人物の名を冠するものと説明した。3公式 シグマSIGMA DP1 Merrill 日本語カタログ2012

先代からの進化

有効約4600万画素という数値は、4800×3200の受光部を三層分合計したもので、最大JPEG出力は4704×3136画素である。三層が各位置で色を捉え、色補間と光学ローパスフィルターを不要とする設計だった。画素数を読む際には、三層の合計と出力画像の縦横の画素数を分ける必要がある。4公式 シグマDP1 Merrill 仕様3公式 シグマSIGMA DP1 Merrill 日本語カタログ2012

レンズは19mm F2.8となり、DP1xのF4から一段明るくなった。手動ピント合わせは従来の背面ダイヤルからレンズのMFリングへ移り、レンズを支える手で調整できるようになった。5レビュー Photography BlogSigma DP1 Merrill Review

操作部には、シャッターボタンと同軸のコマンドダイヤルを追加した。露出設定やプログラムシフト、再生画像の拡大を右手の人差し指で行える。QSボタンからは二画面、計8項目の主要設定へアクセスでき、撮影中に使う設定を呼び出す仕組みを備えた。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー SIGMA DP1 Merrill5レビュー Photography BlogSigma DP1 Merrill Review

画像処理には二基のTRUE IIを使い、バッファが満杯になるまでRAWを最大7コマ続けて撮影できる。これは連続して記録できる枚数である。デジカメWatchは、一枚の処理が従来より速くなった一方、画像処理中には再生操作ができないことを確認している。撮影を続けられる枚数と、撮った画像を確認できるまでの待ち時間は別の性質だった。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー SIGMA DP1 Merrill

本体は121.5×66.7×64.3mm、電池とカードを除いて360gとなり、DP1xの250gから重くなった。4公式 シグマDP1 Merrill 仕様2レビュー デジカメWatch新製品レビュー SIGMA DP1 Merrill

3型約92万ドットの液晶を備え、光学ファインダーが必要なら別売VF-11をホットシューへ装着する。3公式 シグマSIGMA DP1 Merrill 日本語カタログ2012

ライバル機種との比較

姉妹機DP2 Merrillとは、ボディと基本機能を共有する。DP1に加わった1/3段刻みのISO設定、感度オートの上下限設定、速度優先AFは、DP2にも発売前後のファームウェア更新で追加され、当時の実写レビュー時点では機能差がほぼ解消していた。両機を選び分ける中心は、28mm相当と45mm相当の画角の違いだった。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー SIGMA DP1 Merrill

またDP1 Merrillの19mm F2.8は専用レンズである。交換レンズの19mm F2.8 EX DNと焦点距離・開放F値が同じでも、光学構成は異なっていた。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー SIGMA DP1 Merrill

開発の背景

専用の広角レンズは8群9枚で、FLDガラス1枚、グラスモールド非球面レンズ2枚、高屈折率ガラス1枚を用いた。メーカーは、レンズの全長を抑えながら、新しいセンサーに見合う画質を得る設計と説明している。大型の撮像素子を収めるだけでなく、それに合わせた広角レンズを一体で作ることがDP1 Merrillの構成の要だった。3公式 シグマSIGMA DP1 Merrill 日本語カタログ2012

2012年のカタログは、RAWに全色情報を記録し、撮影者が自分で仕上げる過程までを写真表現として扱い、Sigma Photo Proによる現像を勧めている。RAW Highは12bitロスレス圧縮で、ファイル量の目安は約45MBとされた。撮影内容で変わるものの、一枚ごとの情報を多く保存し、パソコンで仕上げる運用を前提にした説明である。3公式 シグマSIGMA DP1 Merrill 日本語カタログ2012

現像ソフトの配布も変わった。DP1 MerrillからPhoto ProのCD同梱をやめ、ウェブからのダウンロードへ移行し、その後出荷するSD1とDP2 Merrillにも同じ方式を採る方針だった。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー SIGMA DP1 Merrill

発売後の2013年6月13日にはファームウェアVer.1.04が公開され、DP1・DP2・DP3間で指定ホワイトバランスの色調を統一し、拡大表示の基準を合焦位置へ変更した。なおVer.1.03以降で撮ったRAWは、Photo Pro 5.5より前の版では現像できない。撮影側の更新と現像ソフトの版を合わせる必要もあった。6公式 シグマDP1 Merrill ファームウェア Ver.1.04

利用者の評判

Photography BlogとTechRadarは、低感度での精細な描写を共通して評価した。一方、Photography BlogとTechRadarは、高感度画質と処理の遅さを制約として挙げている。感度を上げて素早く撮影・確認する使い方よりも、低感度で描写を生かす場面に評価が集まった。5レビュー Photography BlogSigma DP1 Merrill Review

電池持続の短さと予備電池の必要性は、デジカメWatchとPhotography Blogに共通する指摘だった。本機には電池が二個同梱されており、交換しながら使うことで撮影を補う構成となっていた。2レビュー デジカメWatch新製品レビュー SIGMA DP1 Merrill

2026年10月1日時点の価格.comの65件集計では、満足度は5点満点中4.74、画質は4.95、バッテリーは1.84だった。後年の利用も含む数値だが、描写への高い評価と電池への厳しい評価が、同じ機種の中ではっきり分かれている。7レビュー 価格.comSIGMA DP1 Merrill レビュー評価・評判

評判の出典

4件

内容の確認日: 2026年10月1日

DP1 Merrillで撮った写真の話題

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